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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は旅に出る!①

 「リーア?最初は何処に行ったらいいと思う?」

 「うーん...行った事の無い国を行きたいなら次に行くのはグリードがいいと思う、エルフの国だね」

 「にゃるほど...うーん...やっぱり旅だし歩いていきたいなぁ...」

 「勿論だけど国と国だから歩いたら割と時間がかかると思ってね、マルガと私が居るから盗賊とかに夜襲われる心配とかは無いと思うけど...まぁ軽く一か月は野営をすると思って?」

 「...まぁ私は大丈夫だとおもうけど...」

 「ミツキにもちゃんと相談して決めてね?、まぁ私としてはさっさと護衛の任務受けてそれに便乗して乗るか共和国とか言ったみたいに馬車を借りればいいと思う」

 「そうだね、ちゃんと...というかミツキは何処に行ったんだろう?」

 「分かんないわよ、探索魔法使ってみればいいんじゃない?」

 「そうだね...ん?ママと一緒に居るのか...何か話しているのかな?じゃあ大丈夫か、取りあえず何が起こるか分からないから準備だけしておこー」


 初めての旅だからね、ミツキはもしかしたらあるかもしれないけど私は国に出る事はあっても基本メリーとかが居たからな...それに絶対安全だったし、今回は何も安全が保障されてないから それだったら何か依頼を受けてゆっくり行こうかな...後でめぼしい物が無いか冒険者ギルドに行って見て来よう、それもミツキと一緒にね


 「よし、私の準備は終わったし後はミツキだけかな?」

 「大丈夫?少なくとも明日からは両親とメイド達に会えないから挨拶でもしてきたら?」

 「...そうだね、ママとパパにちゃんと挨拶しておこう、メイドとは料理沢山貰うときにしてきたから...」


 今ママの所行ったらミツキとお話中で被っちゃうから先にパパの所に行こう、パパは今仕事中かな?大変そうだけど私も時間がある訳じゃないし突入させて貰おうかな もしとっても重要な事してるなら部屋で待たせて貰おう


 「パパ!お邪魔します!」

 「びっくりしたな...どうしたんだい?今は仕事中だからあんまり構ってあげられないよ」

 「大丈夫だよ、パパにはちゃんとお礼とか言おうと思って!」

 「そうか...そうだね、今日から行くのかい?それとも明日?」

 「明日かな?、ごめんね?」

 「何を謝るんだい?、娘がやりたい事をするのが一番だよ、まぁ王位に関しては後々に」

 「その前から沢山迷惑かけていたから...最初に謝りたくて...」

 「俺とソフィアはお前の事で何一つ迷惑だと思った事は無いぞ、お前の幸せが俺達の幸せだ、だから好きな事をどんどんしてくれたらそれでいい」

 「...ありがとうパパ...じゃあ明日だと思うけど先に言っとくね!行ってきます!」

 「いってらっしゃい、ちゃんと無事で帰ってくるんだよ」

 「うん!」


 少し泣きそうになりながら私は部屋を出る、いいパパでよかったなぁ...もし悪の大王みたいな感じだったら私もこうはなってなかったかもしれないしね パパにはちゃんと挨拶した!ママにはミツキが終わってから挨拶する!以上!


 「疲れたなぁ...ママとミツキずっと話しているし...明日にしようかな...悩む...」

 「何を悩むの?ソフィアに話しかける事?」

 「うん、明日にしようかなって」

 「それでもいいんじゃない?直前にはなると思うけど」

 「そうだね...うん、そうしよう」


 ママには悪いけど明日出る直前に話をしようと思う、今日は私は準備も終わったしさっさと寝て明日に備えようかな...ルクロンとも明日でお別れかー...ちょっと感傷に浸りそう

毎日21時に投稿しています


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