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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私はお仕事をする!④

 「マルガ様...!ありがとうございました!」

 「うんうん、君で最後かな?」

 「はい...こんな時間まで待ってもらってありがとうございました...あの時助けてくれなかったらもしかしたら今こうやって学校に行けてないかもしれないですし...もし何かあったら僕たちを頼ってください!僕たちはマルガ様の手伝いなら何でもしますから!」

 「皆にも言ったけど...なんでもなんて使ったらだめだよ?もし私が悪い人だったらその約束は危ない事よ?」

 「マルガ様なら本望です!」


 皆人がいいというかなんというか、皆が皆なんでも言ってくださいだの、何でもしますだの、...猫耳のとってもかわいい子に言われた時はすっごいドキドキしたけど、ミツキが後ろから睨んでる気がしてなんとなく大人しくしていたけど

 取りあえずこれで終わりかな...外どうなっているのかな?もう夜になってしまっているのかも...というか皆授業とかどうしたんだろう?もしサボってるんだとしたらちょっと申し訳ないなぁ..私は別にいいんだけどソウナちゃんとかもずっと待っていた訳だし...まぁどっちも疲れているだろうしお互い様なのかな?


 「ソウナちゃんこれで終わりだよね?」

 「...マルガ様すごいですね、あんなに大人数対応していたのに全く疲れもみせず...それにずっと笑顔でしたし...」

 「そう?笑顔に関しては頑張っていたけど..割と疲れは全面に出していたつもりだよ?」

 「そうなんですか...そこは今後真似したいですね...」

 「あー...まぁ頑張って?...じゃあ帰る...?」

 「そうですね...すっかり暗くなってしまいましたね...どうやって帰りましょう...」

 「ん?歩けばいいんじゃない?」

 「ですが...私達は一応王族ですので...どうしましょう...」

 「...ソウナちゃん秘密抱えるって得意?」

 「え?..まぁ得意というか...まぁ王族ですので...」

 「じゃあ今から見る事内緒にしてよ?」

 「?...はい...」


 ソウナちゃんの手を掴む、こら?なんで顔を赤らめるの?同性どうしだよ?...なんて思ったけど姉と付き合ってる子と手を繋ぐって考えたらそうないよね、だからってなぜ照れる...って違う違う、そういう事がしたいんじゃなくて

 

 「じゃあ行くよ?『転移』」

 「えっ」


 一瞬で視界が変わり私達が借りている客室に転移する、まぁ私は慣れているけどソウナちゃんはどうしているかな?


 「え?あれ...ここは...客室...え?さっきまで学校に居た...え?」

 「マルガ様いつの間に帰っていたんですか?...もしかして転移魔法使いました?」

 「あ、メリー、うん、使ったよ...外が暗くなっていてソウナちゃんが外に対して心配し始めたから...まぁいいかなって」

 「...あれほど魔法は秘密にと言っていたのに...」

 「まぁソウナちゃんだし大丈夫だよ、きっと」

 「...え?...これは...魔法ですか?」

 「うん、そうだよ、落ち着いた?」

 「落ち着きました...いや...まだ混乱はしているんですけど...」

 「よかったよかった、じゃあ今あった事は秘密ね?」

 「分かりました...後でちょっと聞いてもいいですか?」

 「うん、いいよいいよ、聞きたい事があったら大体答えるよ」


 まぁ見せてしまった以上下手に隠すより見せた方がいいよね、全部見せる気は無いけどちょっとぐらいなら...それにミツキの妹なんだしいずれバレちゃうからね

毎日21時に投稿しています


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