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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私はお仕事をする!②

「ここが私達の学校です、今はまだ朝ですので生徒も少ないですが普段はもっと居ます...と言っても新しく出来た方ですので全体数はかなり少ないですが」

 「へぇ...私って朝から来る必要あったのかな...?」

 「必要があったかと言われると無いのですが...マルガ様には私達の学校を見てもらいたかったのです」

 「なるほどね...全然いいんだけど」


 さっきから学校に来る人がソウナちゃんを見た後に私の事を見て驚いているからね...受け入れられるか心配だけどどうするかな...なんだあの人間は?って感じでずっと見られている まぁベスティアに人族が居る事事態珍しいからしょうがないと言えばしょうがないんだけど


 「時間はとても余っているのでまずは理事長室に行っても大丈夫ですか?」

 「うん、大丈夫だよ、理事長ってチナツさん?」

 「そうですね、講堂があるのでお昼に使わせて貰えるよう許可を取りに行きたいと思います」


 という訳で理事長室へゴー、途中途中廊下で何人かとすれ違うんだけどやっぱりまじまじと見られるな...可愛い子が多いな...ミツキが居なくてよかったかも、ジト目で詰め寄られるかもしれない


 「失礼します、今大丈夫でしょうか?」

 「はい大丈夫ですよ、どうしましたソウナ様」

 「理事長、今日は講堂を使う許可を取りに来ましたのと...お客様を連れてきました」

 「あら...マルガさんお久しぶりですね、妹とは会いましたか?」

 「お久しぶりです、姉はミツキのお母さんですか?」

 「はい、そうです、マルガさんの事はミツキから聞いていたのですぐ分かりましたが...まぁ聞いた内容と少し違う事はありましたが」

 「それで理事長、講堂の許可を...」

 「ああ、いつ使用しますか?放課後は使用されるのでその時間帯以外なら問題無いですよ」

 「お昼に使わせてください、マルガ様にお礼を言いたいだけですので...!」

 「そうですか...私はお昼は用事があるので今言わせてください、マルガさん、交流会の時、ルクロンの先生だけではなくベスティアの生徒も救って頂いて本当にありがとうございました」

 「えっ、頭あげてくださいっ、私は当然の事をしただけですので...」

 「それでもです、本当にありがとうございました」


 チナツさんが頭を下げて私にお礼をする、私がした事はそんな重要な事じゃないのに...この人は本当に学校が大事なんだな。生徒の為に頭を下げてお礼を言うなんてそうそう出来る事じゃないと思う


 「それじゃあお昼に講堂を使えるようになったし行きましょう」

 「行くって何処に?」

 「教室にですよ?マルガ様を教室に案内しようと...」

 「い、いや...流石に教室に行くのはやりすぎだと思うから私は図書館にでも居とこうかな...」

 「そうですか...では図書館に案内しますね?」

 「うん、お願いソウナちゃん」


 流石に教室にまで案内されたら私がちょっと気まずいから遠慮して貰おう、図書館なら本に集中すれば時間を過ぎさせる事が出来るからそこで時間を潰そう、お昼からが本番だ、心の準備をしっかりしておこう

毎日21時に投稿しています


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