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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私はベスティアに行く!③

 「...あれ?さっきまで馬車で死にかけじゃなかった?...」

 「そういえばミツキだから魔法を隠す意味も無いなってさっき感じた...」

 「...隠してたんだ...そのまま一日中ダウンしててもいいよ?...可愛いし...」

 「ミツキまでそういう事言うのやめて...?」

 「...メリーもそうなのね...マルガ?魔法使わないでダウンしててもいいのよ?...」

 「絶対に却下よ!」


 どうしてミツキもそういう事言うんだろう、もしかして会わない間にドSになっちゃった?馬車のせいで酔ってダウンしてる姿を見られて嬉しい人なんてあんまり居ないと思う、少なくとも私は嫌だな、という事で魔法を使って馬車に乗っちゃうよ


         ◆◇◆◇


 その後の旅路は特に何も起こる事無く進んでいった、綺麗な夕日を見ながら夕ご飯を食べて夜になったら馬車の中にふかふかの毛布を空間魔法から出して眠る、朝になったらあったかいオニオンスープを飲んで外を眺めている、どうやら朝はまだ寒いのかあったかいオニオンスープが体に染み渡る、とっても気持ちいい


 「...そろそろ行く、今日の夕方にはベスティアに着くからそれまでは基本馬車の中...」

 「了解っ...といっても私達は基本馬車の中に居るだけだよね?」

 「...そうだね...お昼ご飯の時は休憩してもらうけど...まぁ...景色でも眺めておいて...マルガは探索魔法使ってくれるとありがたい...無理じゃないなら...」

 「任せて!それくらいお安い御用だよ~」

 「...ありがとう...じゃあお願いします...」


 ミツキが御者に合図を出して動き出す、今日にはベスティアに着くのか...とっても楽しみなんだけど...どうなるのかな...まず獣人の皆に人族の私が馴染むのかな?もし嫌悪の視線を向けられたり露骨に嫌がってる感じだったらどうしようかな...まぁその時なその時なんだけど...


         ◆◇◆◇


 「...んー...疲れた...そろそろ着くわよ...」

 「やっと?...さっきから見えてるあれ?」

 「...そうよ...そういえばマルガは初めてなのね...という事でいらっしゃい、ベスティアへようこそ...」

 「考えてみたら私も初めてですね...というかマルガ様に付いていってしか別の国に行かないのである意味マルガ様に付いていくと役得ですね...」

 「私も言った事あるの共和国とルクロンしか無いからなぁ...別の国にも行ってみたいな...」

 「...まぁ...マルガとソウナの話し合いがうまくいけば多分別の国にも行けるよ...多分...」

 「私ってお礼言われるために呼ばれた訳じゃないの?」

 「マルガ様?ちゃんと話し合う事もありますよ、遊んじゃだめですよ?」

 「分かってるよ...」


 遊んじゃだめなのは分かってるよ、ただ空いた時間があったら散策しようとは思っていたけど、というかどれくらい滞在するのかな...まぁ大体三日ぐらいかな?知らないけど、出来るなら一週間ぐらい滞在して少しだけでもいいから観光してみたいよね、美味しい物を食べたい!


 「...着いたわね、といってもこの馬車自体が王族の物だから殆ど検問はスキップ出来るわよ、せいぜい紋章を見られるくらいね...」

 「これ王族の馬車なの?」

 「国による招待なのですからまぁ当然と言えば当然ですね」

 「そういうものなのかな...」


 メリーが言うのならそういう事なんだろう、待たなくていいのならそれに甘える事にしよう ついにベスティアに着いた!今日から数日ある意味私の戦いが始まる!頑張ろうっ

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