表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
128/239

私はベスティアに行く!

 「じゃあ準備も終わったし...寝ようかな」

 「はい、お休みです、マルガ様、私はもう少し見直しして寝ますので先に寝ていてください」

 「...ありがとう...いつも本当にありがとう...」

 「なんですかその最後の挨拶みたいな感じ...明日も早いんですから寝てください...」

 「うん...おやすみぃ」


 そのまま眠りに入る、眠る前に見たメリーの顔はとても優しい顔をしていた、ベスティアに行って挨拶とか色々終わって全てを話し終わったらメリーにも休暇を与える事が出来るからね...何事も無く無事に終わってしまえば後は私だけの旅が始める、最初は何処に行こうかな 一人でベスティア行ってもいいしエルフとも喋ってみたいな...


             ◆◇◆◇


 「おはよう...今日ってどうやってベスティアに行くの?...ふわぁ...」

 「おはようございますマルガ様、今日は一応ベスティア側から使者が来てその馬車にマルガ様と私が乗って移動する形ですね...」

 「うーん...もしかして軽く浮遊魔法で浮いて馬車酔い防ぐ奴出来ない...?」

 「そう...なりますね、出来るだけ見せたくないので...頑張ってくださいマルガ様」

 「...はぁ...終わった...楽しくない旅になりそう」


 始まる前から既に憂鬱だ、私が居るんだし最初からルクロンで馬車を用意すればいいのに、まぁ最後に馬車に乗ったのも五年前とかだしね、流石にもう治ってるでしょ、だから大丈夫大丈夫


 「...お迎えに上がりました...マルガ姫...」

 「...ミツキが来るって聞いてたけど...かっこいい服装だね...今って何しているの?」

 「...それは馬車で話そうか...馬車酔いはもう治した...?...また膝枕してあげようか?...」

 「問題無いよ!全然余裕だからね!」


 正直最初から不安しかないけどやってみないと、もしこれで吐いたとしてもそれはもう馬車が悪い、私は悪くない、きっとそうだ


 「じゃあ行こうか...二日ぐらいかかるけど...御者も私の国の信用出来る人だし、中で何喋っても秘密は守られるよ、なんなら聞いてないしね」

 「...不安だけど...取りあえず馬車に乗ろうかな」

 「マルガ様?厳しくなったら言ってくださいね?膝ぐらいは貸しますから」

 「...これはマルガに色々聞かないと、もしかして浮気...」

 「違うから!メリーはそういうのじゃないって知ってるのに...」

 「そろそろ行きましょうか?あんまりここで時間を取ってもいい事ありませんから」

 「そ、そうだねメリー...」


 メリーの言う通りここでいちゃいちゃ...じゃなくて話し合ってても私達の用事には近づかないから、どうせなら馬車でだべってしまおう それが一番いい、問題は私が喋れる状態かって話なんだけど

 なんて思っていたら馬車が走りだした、私の体調は思った通り...


 「...うぷ...吐く...」

 「...大丈夫...?」

 「全然大丈夫じゃない...久しぶりにミツキと会ったのに話せないなんて...」

 「さっき御者の方に聞いた時にお昼に一回休憩を挟むらしいですからその時にミツキさんとお話しましょう、それまでは我慢ですよマルガ様」

 「...そうだね」


 お昼まで頑張ればミツキと話す事が出来る、そう考えたらなんとかお昼まで頑張ろうって気が出てきたよ、正直辛いけどミツキと話せるならそれでも頑張る気になるよね!

毎日21時に投稿しています


気に入ったらブックマーク&評価お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ