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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は旅に出る!

 「メリー?明日からベスティアに行くんだけど何を準備したらいいと思う?」

 「そうですね...特に何も無いですが...もしかしたら長期滞在になる可能性もあるので生活品と着替えぐらいは空間魔法に入れていてもいいかもしれません」

 「だよねぇ...まぁ私の場合大体空間魔法に入れとけばいいからね...まぁ適当に入れておこうかな」

 「それに...大体の事はベスティア側がお金を持ってくれるらしいので食事などは気にしなくてもいいと思いますよ?」

 「...ねぇメリー」

 「はい、どうしました?」

 「...旅って気持ちいいと思う?...立場の全部捨てて一人の人間として...」

 「気持ちいいと思いますよ、行きたいんですか?」

 「うん、とっても...ただ私は王女だからそんな事出来ないだろうけど...うーん...」

 「ライル様に相談してみてはいかがですか?」

 「...そうだね...明日からベスティア行っちゃうし...聞いてみようか」


 パパに相談しに行こう、明日からまた別に国に行くから聞けなくなるし、ちょっと聞くぐらいならいいよね、パパが誰に王位をどうやって継がせるのかも気になるしね


           ◆◇◆◇


 「パパ?相談があるんだけど大丈夫?」

 「ん?問題無いよ、今はソフィアもあっちで仕事しているけど聞かれても大丈夫?」

 「私に聞かれたら問題になるような相談をライルにしないでよ...大丈夫よね?」

 「流石に変なことは相談しないよ...パパって自分の跡継ぎどうしようと思っている?」

 「その話か...そうだなぁ...逆に聞くけどマルガは俺のこの王位を継ぎたいと思うか?」

 「...全然?」

 「そうか...だったら特にマルガを継がせようとは思わないかな?といっても誰に継がせるかは考えてないけど...少なくとも俺がじいさんになるまでは俺がやる予定だ、まぁ暗殺とかもし戦争が起きた場合とか例外は色々あるけど」

 「にゃるほど...私って継承権捨てる事って出来る?」

 「勿論出来るぞ、ただ捨てないで欲しいな?別に強要する訳じゃないが俺が早死にした場合に限ってマルガに継いで欲しい...かな?」

 「ママじゃないの?」

 「ママだとちょっと厳しいかな...多分」

 「...んー、分かった!じゃあパパが早死にする時以外は継がなくていいんだね?」

 「そうだね、聞きたい事はこれだけかい?」

 「もう一つ!私って旅に出てもいい?」

 「...学校はどうする気だい?」

 「うーん...休むかな?...特に考えて無いかな」

 「うん、まぁ結果から言うと自分の身を守れるならいいよ、その代わり一人で行かれるとちょっと親として反対したいかな?」

 「...一緒に行く人が居るならいい?...」

 「そうだね、その人が信頼できる人ならいいよ、ただしメリーとドロシーはだめだ、二人ともこの国で仕事があるからね、メリーに関しては既にマルガの付き添いで沢山迷惑をかけているからね、これ以上はだめだ」

 「分かった...」


 メリーとマルガ以外の付き添いの人を見つければいいのか、つまり...って思ったけど今思い当たる範囲で相手が見つからないな、適当にベスティアに行きながら考えとこうかな

毎日21時に投稿しています


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