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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は犯人を捕まえる!

 上手に焼けましたー!犯人いっちょあがり!

 なんてふざけてる場合じゃなくてミツキはどうなったかな、てこずってるなら手伝ってあげないとね どうなってるのかなー


 「...はぁ...疲れた...」

 「あ、終わってる...お疲れ様?」

 「...久しぶりね...でもまだ終わってないからまた後でね...」

 「えっ...ちょっと!」


 なんて言いながらミツキは何処かに走っていった...まだ終わってない?...取りあえず私もこの人たち縛って空間魔法にぶち込んでおかないとね

 よし、すぐに戻ろう...全力で戻ろう、会場はけが人とか居ないかな?大丈夫かな?急がないと


 「...会場からまだ煙が上がってる...まだ他に犯人が居た?...どうか怪我人だけは居ない様に!」


 急いで向かうと...死亡者がいるかは分からないけどちょっとひどい状況だった、会場は所々燃えてるし...控室大丈夫なのかな

 多分会場がこうなってるって事は他にも魔法を使える犯人が居るから探索魔法は怠らない、控室は...ん?なんでか知らないけど異常に部屋の隅に固まっていてその前に人が二人...もしかして人質みたいになってる?

 これはあれだね、今猫耳と尻尾隠してる魔法を全身に使ってちょっと潜入しちゃおうかな、それでどうなっているか分かるしね


 「...(潜入成功...どうなっているのかな?)...」

 「これで全員集めましたか?」

 「はいっ!」

 「よしよし...ルクロンの姫は居ませんがそれ以外は居るのでよしとしましょう、ベスティアの姫が居るだけでもありがたいですしね」


 なんか知らないけど男の周りにリーダーらしき人が居る 声からして女の人かな?身長も小さいし、ただ顔はフードみたいな物を被っていて顔はよく分からない


 「...(この人がリーダーかな?目的はなんだろう...)...」

 「皆さまを一か所に集めましたが特に虐めたり殺したりする訳ではありません、今から皆さまには人質になってもらいます」

 「なにを...」

 「因みに抵抗したり抗う場合は殺す事もあります、あんまり抵抗しないでくれると労力が少なくなって助かります」

 「...も、目的はなんなのですか...?」


 ソウナ姫が勇気を振り絞って犯人に聞く、確かに目的は気になるしなんでこの交流会なんだろう...まぁ大体読めるけど...


 「そうですね...正直伝える意味も無いのですが...あえて伝えましょう!ズバリ!」

 「...ズバリ...」

 「ベスティアとルクロンを戦争させる為ですよ」

 「...(でしょうね...じゃないとこんな交流会襲う意味が無いもんね)...」

 「なっ...どうして..?」

 「そうね...先に言うと私は獣人が嫌いなのよ...だからどうやったら獣人を根絶やしに出来るかって考えて...そうしたらまずは友好関係をズタズタにしてその後に戦争すればいいなって思ったわけよ」

 「友好関係...なるほど、つまり最初の目論見であるこの交流会を失敗にさせようという事...ですか」

 「流石ベスティアの姫、落ち着いていますね...ただ違うのは失敗させようじゃないです、ここで沢山の獣人を人質に取ったうえでそれをベスティアに知らせるとどうなると思います?ルクロン側から完全に喧嘩を売られた形になりますよね?」


 まぁそうだよね、信頼関係もまだあんまり出来てないルクロンとベスティア、その状態でルクロンでテロが起こり姫に何かあったら国の信頼なんてガタ落ちだよね、国賓が来て人質にされましたとかシャレにならない


 「...そんな事が通る訳が無い...」

 「それが通るんですよ、ルクロンでは人至上主義という言葉があってですね、今の国王は違いますがそれに賛成してくれる大臣なども居ますからね」


 そろそろ動こうかな、この主犯がペラペラ喋ってくれたからね、こんな沢山面倒くさい事が起きたけどこれを無事で納める方法はたった一つ、この人質になっている人たちを無傷の状態でこの主犯と取り囲んでる人たちをぶっころ...取り押さえる事が出来たら解決だね!

毎日21時に投稿しています


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