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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は追いかける!

 「ドロシーと動くって言ったけど一緒に動いてたら間に合わないかもしれないなぁ...誰かには伝えておきたいなぁ...」

 「ベスティアの姫に伝えておくとかいいんじゃない?もしくわドロシーを探すとか」

 「リーア...そうだね...でもなんて伝える...なるようになるか!」


 ベスティアの姫ソウナを探す、といっても元々目の前で対談しようと思っていたんだからちょっと目線を巡らせると...やっぱり、爆発した場所から逃げようと控室に歩いて行ってる、うん、あれなら安全だと思う、控室に変なのが撃ち込まれない限り

 でも今は伝える事があるんだからちょっと待ってもらうけどね


 「...ソウナ姫...私は今から犯人を追いかけます、もし皆が私の事を探し始めたらどうにかしてはぐらかしてください」

 「えっ!?..そ、それは...無謀ではないでしょうか」

 「説明している暇は無いので...お願いします!」

 「...行っちゃった...えっ...?」


 急いで走って外に出る、ドレス邪魔だな、着替えたいけどそんな暇もない、打ち出された魔力から残った魔力の残滓みたいなのを追いかけないと行けないから少しでも急げるなら急ぎたい

 撃たれたのは火属性の魔法...あの威力は中級とかかな...取りあえず走るっ!遠くに逃げる前に出来るだけ早く捕まえて反省させるっ!反省させるから絶対に殺しちゃだめ


 「...くそう...見つからない...二手に分かれたのかな...変に二つに分かれてる...」


 どうしよう、片方を追いかけて変に時間を食うくらいなら一回戻っちゃおうかな...どうしよう、こんな所で道草食ってる場合じゃないのに


 「マルガは私が居ないとだめね、マルガ?探索魔法をずっと広い範囲で使うのよ、前方方向に絞ればもっと距離を延ばせるでしょ?」

 「確かに...でも見つかるかな...」

 「見つかる見つからないはやってみないと分からないからやってみなさい、取りあえずそっからよ」


 言われたとおりに探索魔法を前方に向けて使う、ちゃんとフィルターの様な物を使って魔力残滓と同じ魔力を持ってる人を探す...居た


 「居たっ!...この二つに分かれてるのどっちもフェイクだっ...追いかけるよ」

 「行くわよ、ここまで頑張ってるんだもの、捕まえないと割に合わないわよ」

 「そうだねっ...魔法使えて本当によかった...絶対体力無くてへばってそこら辺で倒れてるよ...」

 「無駄口叩く暇があったらほら、走る走る」


 リーアにせかされてさっさと追いかける、どうやら位置は動いていないので隠れ先に着いたみたいだ、ただもう私にはどう動こうと丸分かりだからあんまり意味無いけどね、それに実行犯を捕まえてもまだ終わりじゃないからね、テンポよく動かないと


        ◆◇◆◇


 「着いた...ここが隠れ家..」

 「マルガ?急いじゃだめよ?あくまで安全大事によ?」

 「分かってる...ちゃんと探索魔法使えって思ってるんでしょ?...流石にいきなり突っ込むほど馬鹿じゃないわよ」

 「本当にそうかしら...今完全に行こうとしていた気がするけど...まぁいいわよ」


 探索魔法を使い警戒しながら隠れ家に入る...今の所人は居ないし隠れ家って言っても計画犯の為の隠れ家だったのかもしれない、そうならコソコソ行くより無理やり行きたい...どうしよう、ウズウズしてきたなぁ

 よし決めた、相手は二人しか居ないし派手にスピーディーに行っちゃおう、ドカンと一気にね


 「よし...爆発系で行こう...思いっきり行こう...すぅ....えいっ!」


 火属性の魔法を貯めて一気に放つとまるで爆発みたいになるから私は爆発系って呼んでる 要は派手な魔法だね、私は好きだよ!


 思いっきりドンッって音が『二つ』重なり一気に私が相手の前に降り立つ、あれ?今音が二つ重なっていたけど...どうなったんだろう?


 「...犯人...追い詰めた...さっさと投降する...」

 「なんだお前ら!」

 「どうしてここが分かった...」

 「...おまえら...?」

 「な...なんでここに...ミツキが居るの!?」


 なんとそこで一緒に犯人の前に立っていたのは...ミツキだった でも犯人を追い詰めたとか言ってたしもしかして交流会に来てた?あり得るけど、今は全く分かんない。どうしよう?

毎日21時に投稿しています


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