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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は交流会を楽しむ!

鈍感マルガちゃん

 挨拶も終わり最初は会食の様な感じだ、ただ皆が喋る事に集中できる様に椅子は設置せず立ちながら少し皿に取り食べる感じだ いわゆる立ち食いだね 立食パーティーともいうのかな? まぁ皆が喋れたらいいなって事でこの形にしたんだよね、私?私は今別の所で見ているよ、絶対あっちに行ったらミルちゃんのせいで囲まれるもの


 「...はぁ...ガヤガヤしてる...人込み本当に嫌いなんだよね...」

 「あらあら、マルガ様?皆が集まっているのですからマルガ様も行くべきではないですか?」

 「...チナツさん...私は挨拶でも言った通り人と喋るなんて嫌ですしましては人込みなんて嫌いすぎます」

 「ルクロンのお姫様も苦手な物もあるのね、挨拶で言ったのは冗談かと思ったわ」

 「まぁ...もう少し時間が経ったら行こうとは思いますけど...正直気乗りしないのは事実ですね」

 「どうせこれからルクロンの姫として沢山の人と会うというのだから今のうちに慣れておく事をおすすめします」


 そう言いながらチナツさんは何処かに歩いて行った 確かにそうなんだけど私はルクロンの姫として生きていく気は無いんだよね、まぁそれ以外に面白そうな道が無かったらなし崩し的にルクロンの姫として生きていくんだろうけど 今一番面白そうな道は取りあえずベスティアに行ってミツキを探す事かな?

 なんて考えてぼうっとしていたらそろそろこの最初の会食が終わる時間だ、顔を出さないと代表としてどうなんだろうってなるし流石に顔を見せに行こう


 「...うわぁ...人が多いなぁ...」

 「あっ!やっと出てきました!」

 「...ミルちゃん声が大きい...」

 「マルガちゃん!出てくるのが遅いわよ!何処言ってたの!」

 「...ルーナもうるさい...そんな大きな声を出したら...」


 ミルちゃんとルーナの声で注目を浴び私に声を掛けようとどんどん人が集まって来た これが嫌だったのに二人の声が大きい友達のせいでいっきに集まってしまった もう時間になるまで心を殺して話し合う事にしよう それにしても一体どうして男の人も女の人も目をキラキラさせながら喋る事が出来るんだろう 私今絶対に表情が死んでるはずなんだけどよく笑顔で話せるね


 「は、はじめましてマルガ様!」

 「初めまして、様はいらないですよ」

 「ま、マルガ様は身長が高い男ってどう思いますか!」

 「...?...まぁいいんじゃないでしょうか?」

 「よ、よし...!」


 と言った感じでよく分からない質問をぶつけられてしまう時があるんだけどどういう意味だろう?確かに身長は高くても低くても何かに関係がある気がしないんだけど何がよしだったのか


 「...は、初めましてマルガ様」

 「初めまして」

 「ま、マルガ様はこの猫耳ってどう思いますか!」

 「?...可愛らしいと思いますよ?...」

 「あ、ありがとうございます!」

 「...よく分からないわね...ねぇミルちゃんあの質問達の意味が分かるかしら...?」

 「よく分かりますしマルガ様が実は鈍感だっていうのにも今気づきました」

 「...どういう事?...」


 一体何を言っているんだろうか 私は鈍感...?そういえばミツキの時にも同じ事を言われた気がするけど...え?でも今の質問で何が気づけるのだろうか?私が鈍感っていうよりミルちゃんが凄いだけだったりして うん、きっとそうだ 私が鈍感な訳ないよね。大丈夫大丈夫

毎日21時に投稿しています


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