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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は食事をする!

 食事に誘ったのはいいんだけどここらへんで食事を出来る様な場所があるのかな?学校の外に出てもいいのなら何個かお店を知っているんだけど...これはリーアに聞くかメリーに聞くか悩みどころかもしれない こっそりだけどリーアに聞いてみる事にしよう


 「...リーア?」

 「ん?何よ?」

 「私達って学校から外に出ていいんだっけ?」

 「マルガが見せてくれた学則には特に禁止する感じの事は書かれてなかったし外に出てもいいんじゃない?」

 「全部見たんだ...よし、ありがとう」

 「はいはい、どういたしまして」


 やっぱりリーアは凄い、凄いのかな?私はただ見せただけだけどその内容をほとんど覚えてるなんて無理だよ、私もあんまり覚えて無かったしもしかしたらリーアが居ないとだめなのかもしれない

 後はメリーに今日は食事をしてくるからご飯は大丈夫って言わないといけないんだけど...これもリーアに任しちゃおう。 多分私ぐらいだろうな妖精姫をパシリのごとく使っているのなんて


 「それじゃいこっか?」

 「分かりました...!楽しみです...」

 「あんまりハードルあげないでよ?いいお店だけど普通だからね?」

 「大丈夫です!マルガ様となら!」

 「そ、そう?...」


 この子さっきからすっごいはきはき喋るようになったけどどうしたんだろう?二人っきりになってテンション上がっちゃった?それならちょっと可愛いのだけれど


 「...ここら辺だったら...あそこでいっか」

 「何処ですか?」

 「んー?美味しい所があってね、確か名前はなんだっけな...?あんまり高くなくて美味しい所だよ」

 「そ、そうですか...お名前を聞いたらもしかしたら知ってるかもしれません!」

 「名前...名前...思い出した...確か『エビ・イチ』みたいな名前だった気がする」

 「『エビ・イチ』ですか?...確かルクロンでも有名なお店だった気がします!」

 「そう...?」


 そんな有名なお店だったのかな?もしかしたら安いのに味が美味しくて有名なお店かもしれない 確か言った事があるときはそんなに高いとは思わなかったから多分味が有名なんだろうな


 「初めて来ました...!」

 「そう?ここ味が美味しくていいんだよね~...あんまり外食好きじゃないんだけどここは好きなんだよね」

 「そうなんですか...!というかこのお店ってあんまりいけないと思えます...高いですし..確か普通のお客様ならお店に通さないとか...お金足りるかな?」

 「そうなの?..ふーん、高いメニューもあるのかな...ああぁ、支払いの心配はしないで?誘った私が払うから」

 「そ、そんな!恐れ多いです!」

 「クラス代表を一緒に頑張るんだもの?それくらいは払わせて?」

 「...そう言うのでしたら...」


 そんな支払いくらいで...一応私王女ですから、お金は沢山ありますのよ、私のお金じゃないけど、お小遣いみたいな物だけど

 それにここのお店ってそんな格式高いお店じゃないと思うから大丈夫だと思うんだけどな...?


         ◆◇◆◇


 「美味しかったねぇ...」

 「すっごい豪華なご飯...いくらくらいだったんだろう...」

 「気にしたら負けだよ...ミルちゃんは美味しかった?」

 「はい!美味しかったです!本当にありがとうございます!」

 「じゃあ明日から頑張ろうねぇ...」


 これで少しは仲良くなったのかな?クラス代表なんてあんまり気乗りはしないけどこうやって交友関係が広がるのはいい事だよね、実は相当無理して頑張ってるけど...そろそろ胃がキリキリしてくるかもしれない

 ミルちゃんにも言った通り明日から頑張らないと

毎日21時に投稿しています


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