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絶対に認めないから!  作者: 真姫
3章 ルクロン少女編
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私は自己紹介をする!

 「はいはいー、席についてちょうだい~」

 「...あの先生知り合いに似てるなぁ...」

 「マルガ様の知り合いにですか?」

 「そう...ドロシーっていうんだけど...その知り合いにすっごく似てる...顔とか」


 ドロシーの顔で髪がちょっと伸びた人が入って来た ドロシーの姉妹とかかな? 間違えてドロシーって呼ばないようにしないと...顔が似すぎて心配


 「今日から皆の先生になるドロシーです、気軽にドロシー先生と呼んでくださいね」

 「ドロシー!?」

 「そこ、呼び捨てにしていいとは言ってません」

 「す、すいません...」

 「元々はルクロン城で魔法の先生をしていたんだけど去年ぐらいからこの学校で働き始めました。授業は魔法学だからその授業の時にもよろしくね」

 「...やっぱドロシーじゃん...全然見ないと思ったらここに居たんだ...」


 ドロシーに似ているとかじゃなくてドロシー本人だった メリーとママはこの事も内緒にしていたな...びっくりはしたけど考えてみたら私が帰ってちょっとした時また働くとか言ってたしてっきりお城で働くものだと思ったけどここで働いていたのか...


 「今から二時間程時間があるので自己紹介でもしましょうか?皆初対面ばっかりでしょ?」

 「そうですね...面識がある人も居ますが面識すらない人とかも居ますから..では僕からいいですか?」

 「どうぞどうぞ~」

 「僕の名前はシルク・ダステラ、伯爵家です、この学校では何事でも一番になれるように頑張りたいと思っています」

 「ダステラ家かぁ~私はあんまり交流が無いけど確か騎士をよく輩出している家柄だった気がするなぁ」

 「そうですね、父はルクロン城で騎士団長をしています、血が繋がっていながら僕の一番尊敬している人です」

 「いいねいいね~お父さんを超えれる様に頑張ってね」

 「はい...!頑張ります!」

 「じゃあ次は...誰にする?」


 私は順番が来るか指名されない限り自己紹介なんていう拷問やりたくないから耳で話は聞きながら外を向いておく事にしておこう 知らない人の前で喋るなんていう拷問は入学式に一回だけで十分だ 出来る事なら一生やりたくないんだけどね でもメリーが人見知りは直した方がいいって言ったなぁ...頑張ってみたいけど...明日から頑張るか!


 「つ、次は私がやりますっ」

 「お、いいね~自主性のある子は将来有望だね」

 「私の名前はユーナです、家は平民ですが試験で点数がよかったのでどうにか入る事が出来ました...!皆さんについていけるようにがんばります...!」

 「うんうん頑張ってね~、じゃあ次は...」

 「私がやります」

 「おお...はい、どうぞどうぞ~」

 「私はルーナ・べスター、気軽にルーナと呼んでくださいな、私も伯爵家よ」

 「このクラスは皆すごいね?さぁ次は...」


         ◆◇◆◇


 「皆終わったかな?」

 「先生ー、最後の人が残ってますよー」

 「あー...ずっと外を見ていて現実から目を逸らしているお姫様が居たね」

 「...(あの鳥ずっと木の上に居るなぁ..)」

 「じゃあ最後にずっと外を眺めているお姫様にお願いしようかな」

 「...ん?私?」

 「そう、端っこの席でずっと外を見ていたお姫様」

 「...めんどうくさいなぁ...」

 「はいはい、そんな事言わずに、皆気になってるわよ?」

 「...マルガ・ルクロン...パパが国の王様やってる...みんなよろしくね?」

 「やる気無さそうね...まぁいいわ、これで皆自己紹介が終わったわね、今日から皆よろしくね~」


 というわけで学校生活が始まったんだけど共和国みたいに途中から言っても学ぶ事が無いみたいな状況にならないといいなぁ 出来る事なら色んな事を勉強したいし沢山の事を経験したいからね

毎日21時に投稿しています


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