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絶対に認めないから!  作者: 真姫
プロローグ
1/239

私はお隣さんに挨拶をする!

パチリと目を開ける...知らない天井だ...知らない天井!?


 「あっ..そっか...私今日から一人暮らしで..寝ぼけてたのかな」


 寝ぼけながら布団から起き上がる 確か昨日から住みだしたこのアパートに興奮して夜遅くまで起きてしまったのだ


 「んっー...隣の人とかに挨拶しないとなぁ...昨日夜遅くまでゲームしちゃったし...」


 ゆっくりと慣れてない部屋を歩きながら洗面所へと向かう 鏡越しに自分の姿を見て毎回ため息が出てしまう

 真っ黒で背中まで伸びる長い髪 女性みたいに長いまつ毛 中性な見た目だがどっちかっていうと女の子よりな顔

 そして何より...身長が小さい!!


 「はぁ...しかもお母さんが髪の毛伸ばしたら家賃払うっていうのに乗っかった自分も居るしなぁ...」


 乗ってしまって約束してしまったものはしょうがない...しっかり伸ばしてみよう


 「..隣の挨拶...菓子折りみたいなのはあるけどそれを持って行っても大丈夫かなぁ...まぁなんとかなるかな?」


 取りあえず朝起きて洗顔...髪の毛の寝ぐせも直さないと...それにもう既にお昼だ、隣が居るかも分からないのだ さっさと行ってしまおう


 「...ふわぁ...よし..いくぞっ!」


 少し小さめの菓子折りを持ち左隣の部屋へ...チャイムを鳴らす


 「..あれ?居ないのかなぁ?..すいませーん!....今は居ないのかな、また今度挨拶しようっと」


 そして同じ菓子折りを持ったまま右隣の部屋へ、ここは鼻歌?程度の声が聞こえる..女の人の声だ 緊張する...ど、童貞で何が悪い!

 

 「す、すいませーん...隣に越してきた者なんですけどー!」

 「あっ...はーい!」


 可愛いお姉さんが出てきた、明らかに年上だ すっごいドキドキする、美人さんだしスタイルも抜群だ


 「隣にこんなかわいい子が越してきた!?ねぇねぇ!名前なんていうの!何ちゃんなの!」

 「ちゃん..可愛い...これでも一応男なのに...」

 「嘘でしょ!?...こんなかわいくて男・・・世界は広いわね」

 「達観しないでください!これ!菓子折りです!」

 「ありがとうね、ところで名前何て言うの?気になるんだけど!」


 名前かぁ...妙に女っぽいし自分で自分の名前があんまり好きじゃないんだよなぁ...


 「..笑わないでくださいね?.....柊 瑞希ひいらぎみずきと申します....」

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