愚者の箱庭 ~異世界転落。人間嫌いが超科学で大人げなく無双するクラークの第三法則~
シンは極度の人嫌いだった。見た目の良さが災いし、却って人付き合いが悪いと悪評の立つタイプだ。生まれながらの債務に翻弄されながらも唯一無二の資質を見出されたシンは、怪しげな資産家のもとで異星由来の転移装置の開発に従事していた。
そんなある日、シンは何者かに実験装置に突き飛ばされ、見知らぬ世界に放り出されてしまう。飛び出したのは空の上、ネットワークは繋がらず、転送装置も消えしまった。墜落した瀕死のシンがそこで出会った(あるいは食べられかけた)のは、ニアベルという名の少女だった。
人には見えるが所々に獣めいたニアベルには、シンの言葉も常識も通じない。シンにインプラントされたアシスタントAIはニアベルを異種族と断定。たまたま持ち合わせた書籍からゴブリンと命名するのだが――。
異世界などあり得ないと主張するシンは、なるべく人との係わりを避けつつも、この世界の正体と帰還手段を探すべく行動を開始する。だがそこは、三つの種族の特異な生態と奇妙な因習が絡んだ戦乱の前夜だった。
拙作「王の前庭」と同じ世界で、時系列としては三年ほど前にあたります。
お話はあえて似た構成ですが「王の前庭」がジュブナイル風(あくまで風)だったのに対し「愚者の箱庭」はラノベ風です。ラノベのガジェットをゲーム由来から切り離し、SF仕立てで盛り込んでいます。
リニューアルにはなりますが、「王の前庭」との整合もかねて大幅に改稿しています。相変わらず一回分の文字量が多くルビ打ちも多用しているので、読むのは(書くのも)面倒かも知れません。
心ある方はどうかお付き合いください。
そんなある日、シンは何者かに実験装置に突き飛ばされ、見知らぬ世界に放り出されてしまう。飛び出したのは空の上、ネットワークは繋がらず、転送装置も消えしまった。墜落した瀕死のシンがそこで出会った(あるいは食べられかけた)のは、ニアベルという名の少女だった。
人には見えるが所々に獣めいたニアベルには、シンの言葉も常識も通じない。シンにインプラントされたアシスタントAIはニアベルを異種族と断定。たまたま持ち合わせた書籍からゴブリンと命名するのだが――。
異世界などあり得ないと主張するシンは、なるべく人との係わりを避けつつも、この世界の正体と帰還手段を探すべく行動を開始する。だがそこは、三つの種族の特異な生態と奇妙な因習が絡んだ戦乱の前夜だった。
拙作「王の前庭」と同じ世界で、時系列としては三年ほど前にあたります。
お話はあえて似た構成ですが「王の前庭」がジュブナイル風(あくまで風)だったのに対し「愚者の箱庭」はラノベ風です。ラノベのガジェットをゲーム由来から切り離し、SF仕立てで盛り込んでいます。
リニューアルにはなりますが、「王の前庭」との整合もかねて大幅に改稿しています。相変わらず一回分の文字量が多くルビ打ちも多用しているので、読むのは(書くのも)面倒かも知れません。
心ある方はどうかお付き合いください。
序章 異世界転落
2019/07/20 16:00
(改)
第一章 魔術師の招来
2022/11/18 17:00
(改)
第二章 ゴブリンの獲物
2022/11/25 17:00
第三章 ゴブリンの手下
2022/11/30 17:00
(改)
第四章 ゴブリンの夜襲
2022/12/02 17:00
第五章 ドワーフの逃走
2022/12/05 17:00
第六章 ドワーフの追跡
2022/12/07 17:00
第七章 ドワーフの憂鬱
2022/12/09 17:00
第八章 エルフの探索
2022/12/12 17:00
第九章 エルフの救出
2022/12/14 17:00
第十章 エルフの告白
2022/12/16 17:00
第十一章 魔術師の失態
2022/12/19 17:00
第十二章 観測者の罪
2022/12/21 17:00
第十三章 傍観者の罰
2022/12/23 17:00
幕間 ミドルアース
2022/12/26 17:00
幕間 ガラクティクス
2022/12/26 17:00
第十四章 魔術師の帰還
2022/12/28 17:00
終章 異世界債権
2022/12/30 17:00