スーパーヒーローの試練と困惑
最終話 スーパーヒーローよ永遠なれ
俺は今、困惑している。
俺は今、猛烈に困惑している。
何故なら今、俺を取り巻く環境に問題があるからだ。
「守護神様はわたしと一緒になるべきです!そうですよね?」
「いいや!神に仕えるボクこそ守護神様に相応しいよ!そうだよね?」
「何言ってるの!勇者である私の守護神様に決まってるでしょ!ね?」
とりあえず落ち着こう勇者達。
あとその守護神様って呼び方はやめて。
「クックック!小娘共が笑わせる。ダーリンは既にワシのものじゃ!」
大魔王さんもダーリンとか待ってね?
ちょっと落ち着こうね?
「まったく何を戯言を、こやつは我と添い遂げる運命。誰にも邪魔はさせぬ」
暗黒魔竜さんも何を言い出すのかな?
落ち着こう、とにかく落ち着こう。
「ふざけるなよ下等次元生物めらga!彼は既にワタシのmonoだ」
異次元大帝もわけのわからない事を言い出してる!?
ものじゃないよ!?なってないよ?
「ツクヅク、オロカナレンチュウヨ、カレハ、ワレワレトツネニトモニアル」
宇宙人はUFO呼び出して俺を攫おうとしないでね?
どこに連れていくつもりなの?!
とまあこんな感じでいつの間にかハーレム?
俺の意思を完全に放置して勝手に争奪戦。
これには困惑以外のなんでもない。
「じゃあ守護神様は誰を選ぶんですか!勿論この魔法使いデリラ・バーストですよね!」
いやそれよりスーパーヒーローとして活躍したいんだけど。
「いいや!守護神様は僧侶のボク!カイリ・ブレシングを選ぶはずだよ!」
いやそれよりスーパーヒーローとしての活躍をね?
「みんな落ち着いて!守護神様は勇者フレデリカ・グローリーの守護神様以外にないの!」
いやそれよりスーパーヒーローとして。
「クックック!ワシこそが愛と欲望の大魔王サタナチア・ダーク様なるぞ!ワシこそが真の嫁!」
大魔王さんも対抗しないでもらえませんかね?
「真の嫁?それは我以外におるまい。この暗黒魔竜ドラバニア・メディウスこそな!」
暗黒魔竜さんも対抗意識燃やさないでね?
「ほんと下等次元生物共は見苦しいna!彼は異次元大帝マデュラ異次元ランデブー予定naのだぞ」
だから異次元大帝も対抗しないで!
「ケッコンシキノヒドリハイツガイイ?シキジョウハワレワレノホシデ、イイヨナ?」
宇宙人も勝手に話を進めるな。
俺はただスーパーヒーローとして活躍したいの!
誰かと一緒になるとか結婚するとか考えてないから!
ほら!今度は太古の魔人王が復活するらしい!
早速世界の平和を守らないと!
ちょっと待て!やめろ!一斉にこっち来るな!
俺に世界の平和を守らせろ!守らせて!お願いします!
あ!太古の魔人王出てきそう!早く変身しないと!
俺にスーパーヒーローとして活躍させて!
ちょっと!太古の魔人王さん!自分でまた封印に戻らないで!
怖くないから!俺ただのスーパーヒーローだから!
お願い!俺にスーパーヒーローとして活躍させて!
活躍させてえええええええええええ!
こうして俺の悲痛な叫びがまた、念願の異世界転生した先で響くのであった。
どうしてこうなった?
終わり




