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スーパーヒーローの発奮と困惑

第四話 大大大大ピンチ?!遠き宇宙からの来訪者







俺は今、待っている。

俺は今、待ち続けている。

ただひたすら空を見上げて待っている。


あれは三日ほど前の事。

突如、UFOが来訪し宣戦布告を叩きつけてきた。

なんと宇宙からの侵略者!宇宙人!エイリアン!


巨大ヒーローの宿敵と言える存在!


ついにきた!これぞまさに宿命!


俺が活躍できる最大のチャンスだよこれ!


きっと凶悪宇宙人と巨大怪獣が押し寄せてくるに違いない。

まさに絶体絶命のピンチ!俺がやらねば誰がやる。

この美しい星を守り抜くのは俺しかいない。


さあこい!宇宙からの侵略者め!巨大怪獣でも巨大UFOでもどんとこい!


というわけで俺はまだかまだかと空を見上げて待っているわけだ。

UFOからの宣戦布告ではそろそろ侵略船の大艦隊が到着する予定らしいからな。


はやくこないかなー?まだかなー?まだかなー?


ちなみに勇者達と大魔王と暗黒魔竜と異次元大帝は温泉旅行中である。

もういい加減ツッコミ入れないからな!それに今の俺は侵略宇宙人の迎撃で忙しいんだ。


はやくきてくれ!UFO!巨大怪獣!凶悪宇宙人!


しかしどんな宇宙人なんだろうな?

分身とかするのかな?石化ガスとかとんでもない攻撃してくるのかな?

いやもしかすると格闘攻撃が得意な手ごわいやつかもな。

巨大怪獣も凄まじい怪力だったり炎吐いたりしてな!


たのしみだなー!ほんとたのしみだなー!


変身ヒーローの醍醐味というか見せ場だもんなー!

流石に今回は巨大ヒーローで良かったと思えるよ。


お?


おおお?!


おおおおお!


きた!きたきたきた!


とてつもなく巨大なUFOがきた!


すごいぞ!まさに敵宇宙人の母船といった大きさ!

これは期待できるぞー!すごいのきちゃったぞ!


さあ!こい!変身して戦うぞ!


シュピイイイイイイイン!



デュワ!



ズズウウウウウン!


烈光闘士ペルフェ・クシオン!ここに見参!

さあかかってこい!凶悪な侵略宇宙人どもめ!

この星は俺が!俺が必ず守ってみせる!



「ワレワレハ、コノホシヲ、シンリャクスベク、オトズレタ、MJ14星人ダ」


おお!宇宙人だ!侵略宇宙人の声だ!

きっと改めて宣戦布告と侵略宣言するつもりだな!

そうはいくか!


「ダガ、ワレワレハ、コノホシヲ、メンミツニ、チョウサシ、オソルベキカイブツノソンザイヲシッタ」


あ、なんか嫌な予感がする。

これいつものパターンになる気がする!

恐るべき怪物って。


「ヨッテ、ワレワレハ、ゼンメンコウフクシ、シンリャクヲチュウシシ」


待て!いや待って!ちょっと!

そこから先は言っちゃダメ!

やめて!止まって!


「コノホシトノ、ユウコウカンケイヲムスビタク、ドウカユルシテクダサイ、ホントムリ」


やめろおおおお!

まだ何にもしてないのに降伏とかやめてえええ!

巨大怪獣とか侵略ロボットとか出して!早く出して!


「トイウワケデ、カエリマス、オワサガセイタシマシタ、クレグレモオイカケテコナイデネ」


待って!帰ろうとしないで!

侵略して!俺と戦って!俺に活躍させて!

飛んでいかないで!ちょっと!侵略やめないでえええ!


「ヤベ!カイブツガオコッテル?!ゼングンタイヒ!タイヒ!イソイデニゲロ!イソゲ!」


うおおお!

UFOが帰っちゃう!何にもしないで帰っちゃう!

待て!待って!待ってええええええ!お願いします!

せめて巨大怪獣くらい置いていってくれええ!


「デハサヨウナラ、オゲンキデ、シツコイヨウダケドオイカケテコナイデネ、ワープイソゲ!」


ワープ?!

そこまでして?!

待ってえええええええ!


俺の必死の懇願にも関わらず巨大UFOは忽然と消えた。

期待していた侵略宇宙人は結局何もせず帰ってしまった。



俺の、俺の、大活躍の、場が、見せ場が。



またこんなオチなのかよおおおおおおおおおお!


帰ってきてくれえええ!UFOおおおおおおおおおおお!



どうしてこうなった?

何でいつもこうなるんだよ!

俺にヒーローらしい活躍をさせろ!



頼む!侵略してくれえええええええ!


ヒーローの見せ場をくれよおおおおお!




俺の虚しき叫びが大空にこだまするのであった。





続く


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