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スーパーヒーローの期待と困惑

第三話 大大大ピンチ?!異次元大帝の恐るべき侵略







俺は今、猛烈に感動している。

俺は今、猛烈に感極まっている。


ついに、ついにこの時が来た。


ついに俺が変身ヒーローとして活躍できる時が来たかもしれない。


俺は大空にドデカく映る立体映像に胸を躍らせていた。



「クーックック!ワタシの名は異次元大帝!この次元を侵略subeku訪れた真の支配者よ!」


すごい!大空いっぱいに広がる超巨大な立体映像。

つまりこの異次元大帝とやらはこのドデカいやつって事だろ!

俺の変身した姿よりも大きい!やった!ついにきたこれ!


「下等次元の愚かな生物共よ、一匹残らず滅ぶがyoi、もはやその命運は尽きた!クーックック!」


まさに今度こそ絶体絶命のピンチ!

これなら俺もヒーローらしく活躍できるぞ!


「な、なんて巨大な、しかも異次元からの侵略者だなんて!」


「あんなに大きな敵に、勝てるの?私達で勝てるの?」


「ど、どうすればいいの?いくらなんでもあんな存在と戦えるの?」


流石の勇者達も異次元大帝のドデカさに圧倒されて弱気になっている。

だが、安心してくれ!この星には俺がいる!この変身ヒーローが!


「ぬううう!まさか異次元から侵略してくるとは!この大魔王をもってしても予想外じゃ!」


「オノレ!異次元大帝などと図に乗り追って、そう簡単に暗黒魔竜たる我を倒せると思うてか!」


あんまり触れたくないけどなんで大魔王さんはまた自然と混ざってんの?

しかも暗黒魔竜さんもなんでしれっとこっち側に混ざってんの?

これって気にしてる俺がおかしいの?


ビシ!


ビシビシ!


ビシビシビシィ!


とか言ってる間に大空にひびが!?

ついに異次元大帝が次元の壁を破って侵略してくるのか!


「クーーックック!絶望の底へともがき沈め!mohaya一片の希望すら貴様らにはない!」


やばいぞ!どんどん空間の裂け目が大きくなっていく。

異次元大帝が!ついにくる!


よし!今こそ変身だ!



とうっ!



シュピイイイイイイイン!



デュワ!



烈光闘士ペルフェ・クシオン!参上!

さあ!かかってこい!異次元大帝!


この次元の平和と未来は俺が守る!


バリバリバリ!


「クーックックック!ついにこの次元に干渉できtazo!さあ!絶望の宴を始め」


変身した俺のへそのあたりの高さで空間が割れた。

そこから子供サイズの手がぬるっと出てきて止まる。

次元の裂け目から怪しく輝く目が俺を見上げた。


目があった。


「いやああああああああああ!なんなのこのばけものおおおおおお?!だ、誰か助けてえええええ!」


異次元大帝の悲鳴が大空に響きわたる。

えーと?ばけものって俺の事だろうか?


え?とっと待って!


「こわいいいいい!ばけものこわいいいいい!無理!侵略無理いいいい!こんなのむりいいいい!」


おい待て!空間閉じようとするな!

戻ってきて!帰ろうとしないで!

せっかく期待して変身したのに!


「こんなでっかいばけものいるなんて聞いてないい!敵うわけないよおおおおお!助けてえええ!」


待って!待って!

怖くないから!俺全然怖くないから!

ヒーローだから、怖くないから帰らないで!


「こないでええええ!やだああああ!こっちきちゃやだあああ!ごめんなさいいい!許してえええ!」


いやなんで俺が襲ってるみたいな光景になってるんだよ!

異次元大帝!早く侵略して!俺と戦って!


「もうむりいい!侵略やめる!もうやだあ!こわいよおおおお!ごめんなさいいい!」


怖くないから!ほんと怖くないから!

大丈夫!大丈夫だから!お願いだから帰らないで!


「ほんとごめんなさい!ほんと許してください!もう侵略なんてしませんからあ!」


もはや涙目で必死に空間の裂け目を閉じて帰ろうとする異次元大帝。


俺はそれを必死に引き止めるのであった。







続く



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