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名無しとカレンな転生デスペラードを  作者: 芝森 蛍
魔王凱旋、或いは心の形
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プロローグ

 共に歩む。その本当の意味を、ようやく今知る。

 言葉のない繋がりが命の重さを預け合い、同じ方を見て呼吸を合わせる。

 長く時が経ったのに、変わらない。

 そのことに安堵のようなものを覚えながら、腰に差した相棒に手を掛ける。

 目を閉じれば、昔と同じ空気がそこにあった。

 衰えただろう。擦れ違うだろう。

 それでも今なお描く未来はたった一つ。それだけを頼りに自分に問う。

 答えは自然と納得に代わっていた。

 前を歩く背中を見つめて思う。

 わたしは彼を信じられるだろうか。

 わたしは彼を、庇えるだろうか。

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