第三十二話 天使たちの謀 其の二
その黒の一族は、いつも憮然とし無愛想なくせに、それでいてその瞳は常に色々な感情を宿していて、傍から見ていて飽きない人物だった。
それなのに、何故か俺に対しては、何の感情も見せようとはしなかった。
だが、翼のこと俺がを持ち出したとき、初めて俺に向けるその瞳に感情の色が灯った。
『いいだろう。その喧嘩買ってやるよ。だが、そのときはエヴァは返してくれなくてもいい。貴様が私に支配されるんだ。これでイーブンだろう?』
そう吐き捨ててて、俺を見るその瞳が、例え憎悪や怒りという負の感情に濡れていても、俺は構わなかった。
俺に必要だったのは、俺に支配されることのない心を持つ、強い力を秘めた瞳。
そして、お前はそれを俺の前に突きつけたんだ。
だから、買った喧嘩には責任を持てよ、ヒロ?
どうやら、お前は俺の前から消えるつもりみたいだが、そんなことは俺が許さない。
求め続けた瞳を持つお前を、俺は『ーーー』にすることに決めたのだから・・・。
第三十二話 天使たちの謀 其の二
世界の円卓というものは、本来無用の長物だと俺は考えている。
そもそも、その始まりは天使一族を支配していた王国解体後、尊き血の天使が、自分たちの権威を誇示しておくために設立した議会。
その建前として、王族独裁だったために崩壊した以前の轍を踏まないために、天使長である俺と三大天使たち、神と契約せし天使の独裁を防ぐための議会であるとしている。
しかし、世界の円卓を構成する、そのほとんどは、王国解体前は貴族であった尊き血の天使たち。
そうである以上、世界の円卓にどれほど権威と威厳があろうとも、俺たちはその意見など聞く気は、更々ない。
もし、世界の円卓が、一般の天使たちにも開放された議会だというのであれば、俺たちも、神と契約せし天使も敬意を払い、その意見を尊重しようとしただろう。
しかし、元はといえば、王族を始めとするその貴族たちを打倒するために、俺たちは王国を解体した。
なのに、元は貴族たちであった尊き血の天使の意見を聞いていては、本末転倒でしかない。
大体、世界の円卓などなくても、王国解体後に、神と契約せし天使すら干渉し得ない、身分も何も関係なく全ての天使たちに、広く開かれた白き議会をつくった。
白き議会から上がってくる意見には、俺たちも真摯に耳を傾け、その議会にも参加することも厭わない態度を貫いている。
俺たちは独裁をするため、または尊き血の天使たちのために、王国を解体したわけじゃない。
俺たちは天使一族全てのために、王国を壊したんだ。
だから、相手が貴族様だろうが尊き血の天使に力を与えてやるつもりは、さらさらない。
しかし、俺たちだって鬼じゃない、誰であろうが、天使一族である以上、彼らに白き議会に参加させてやろうとしたし、それが嫌だというから、貴族たちの面子のためにつくった世界の円卓も黙認してきた。
だが、貴族のプライドか彼らが白き議会に参加しない以上、尊き血の天使に権力を与えるつもりはなかったし、王国は解体した以上、貴族であった彼らに、特別な施しをしてやるつもりもなかった。
そういうわけで、本来、何の力も持たない尊き血の天使で形成されている世界の円卓は、俺にとっては、あってないような存在だったし、特に何の感情も持ち得ないものだった。
しかし、彼らもお飾りとはいえ、元貴族のプライドからか、今回のように俺や三大天使を世界の円卓に召喚することがあり、俺たちのやり方に色々小言を並べることがある。
正直に言えば、今はヒロの事もあるし、世界の円卓の呼び出しなど無視してしまいたい所だ。
しかし、果たして今回は何の小言か分かったものではないが、召喚を無視をして、後々に嫌味を言われるのも面倒だなぁと思うわけで、仕方無しに、俺はいそいそと召喚に応じるべく身支度を整えているのだ。
「お美しいです、エヴァンシェッド様。」
リリアナがそれを手伝いながら、ほうと息を吐く。
確かに鏡の前に立つ俺は、天使一族の正装に身を包んでおり、黒の装束に銀髪が映え、自分で言うのもなんだが、中々美しいと言えるであろう。
だが、だからといって何の感情も浮かびはしない。
何故なら、俺は自分が特別目立つのが好きなわけでもないし、特別ナルシストというわけでもない。
ただ、天使一族の頂点に立つものとして、常に皆が求める万象の天使像を壊さないようにしているだけだからだ。
今の俺は、美しい自分に見ほれるわけでも、愛人のリリアナに言葉を返すわけでもなく、ただただ、世界の円卓へ赴かなければならないことが苦痛で仕方なかったりする。
でも、鏡の中の俺は、そんなこと微塵も感じさせないほどに晴れやかに、美しく微笑むだけだった。
「ご足労頂いて申し訳ありません。万象の天使。」
恭しく、白い歯をきらめかせ笑顔を浮かべて、俺を迎えたのは、世界の円卓の中心的人物の一人・ケイン。
天使の喜びの街の一角にある、世界の円卓の議会場の扉を開けた俺を見て、彼だけが椅子から立ち上がり、物腰柔らかに挨拶をした。
議会場の中にいる、残りのの十数人の天使たちは、一様に石のごとく動く気配すらない。
元貴族のプライドが捨てられない彼らは、未だに自分たちは偉く、俺みたいな元は平民は、呼びつければ、俺が出向いてきて当たり前と思っているのだ。
一々それに目くじらを立てるほど、俺は小さな器のつもりはないが、彼らのこの様子を見るたびにあまりの進歩のなさに、苦笑を禁じえない。
そんな下らない権威や威厳にしがみつき続けるなど、本当に愚かしいことである。
だが、そんな想いを相手に悟らせるほど俺は愚かではないから、彼らに小さく会釈をすると、上辺だけの言葉を並べた。
「尊き血の天使の皆様お久しぶりにお目通りいたしまして、お変わりないようで安心いたしました。」
そう言って、頭を下げてやれば、それで自尊心が満足したのか、醜く一同の表情が歪むのが見えた。
こんな上辺だけの敬意を払われただけで、気分をよくするんだから、本当に愚かでお手軽な連中である。
議会場の中は、高く広くガランとした石造りの荘厳な建物の中に、豪華で装飾の施された重厚な円卓が一つ。
円卓の周りには、尊き血の天使が均等な間隔で座っている。
その円卓にスポットライを当てるように、天井のガラスから日の光が燦燦と降り注ぎ、円卓の真上辺りにはステンドグラスが張られており、円卓の中心の辺りには美しい七色の光が床に映し出されていた。
何度きても、冷たくも、美しく、寂しい場所だと俺は思う。
「万象の天使、こちらの席にどうぞ。」
勧められたのは円卓から少し離れた、光の当たらない場所にある一つの椅子。
豪華な革張りの椅子で、全てが石造りのこの場所においては、明らかに違う異質な存在だと感じた。
それに意味があるのかは定かではないが、俺は言われるがままにその椅子に座る。
「それでお話というのは、何なのですか?世界の円卓が、私を召喚するほどのことです。何か余程火急の事態ではないかと、心配しております。」
自分でも空々しい言葉だと思ったが、相手も馬鹿ばかりではない。
「いやいや。万象の天使とも、あろう方が我らの召喚如きに、心配などなさりますまい。それより、万象の天使よ。お見受けいたしますところ、噂どおり千年振りに翼が戻られたようで。おめでとうございます。」
そう言う天使のねっとりとした視線に、強い嫌悪感を抱いたが、俺はそれをにっこり笑って礼を言って受け流した。
更に重ねられたのは、しわがれているが、強い力をもった老人の声。
「本当に良かったですなぁ。これで貴方のあの力も完全に戻ったということですかな?」
その声の人物は、世界の円卓の中で最も力を持つ老人、バルバドン・テリド公爵様。
爵位なんて意味のなくなった、今でもその名を使い、自尊心は山より高く、海より深く、自分のために世界は回っていると考えているような時代錯誤甚だしい人物だ。
恰幅のいいずんぐりとした姿を豪華な服装に包まれ、白髪と豊かなひげを蓄える、如何にもといった風体の老人だ。
「ありがとうございます、テリド公爵。」
そういって嫌味半分で微笑んでうやると、醜い皺だらけの顔に更に深い皺を刻んで笑う。
「では、飛べない翼の天使という名は返上で、あの名に戻られては如何かな?わしはあちらの名のほうが、貴公にはおうておると思いますぞ。」
それに俺は一切答えずく、一層晴れやかな表情を浮かべた。
「・・・、今回私が呼ばれたことと、私の力が戻ったこと、何か関係があるんですか?」
「・・・。」
俺の言葉に白い眉がぴくりと動いたが、それ以上は公爵も追求せず、大人しく俺の疑問に答える。
「まあ、よい。わしもまどろっこしいのは嫌いじゃからのう。早速本題に入ろう。万象の天使よ、お主、先日の黒の一族の襲撃及び、その殺害という幕切れについて、どう見ておる?」
それは、下らない小言を言われるだろうと、覚悟していた俺にとっては、いやにまともな話題であり、妙な違和感を感じた。
「どう・・・とは?」
「そのままの意味じゃ、あの黒の一族が殺されたことにより、結局その正体や、目的は分からぬまま、しかも未だ殺した犯人も捕まっておらぬ。それについて、どう思うておるか、聞いておる。わしは、なにやら嫌な予感がしてならんのだが・・・。」
それについては、俺も同感だった。
そもそもヒロはサンタマリアが自ら招いたという例外中の例外だが、それ以外、万に一つも黒の一族、それも天使に敵意を持ったそれがこの天使の領域に入り込むなど、実際のところ絶対に不可能であるはずなのだ。
何故なら、細かいところまで説明すると長くなるのだが、天使の領域を囲んでいる守護天使の白壁は本来、不浄の大地との境界ではなく、黒の一族や、アーシアンから天使の領域を守る防壁であり、魔法結界により入り口以外からは絶対に入れないようになっている。
そして、その入り口自体は何箇所かあるのだが、それらは24時間天空騎士団によって守られており、その監視の目をかいくぐって、黒の一族だろうが、アーシアンだろうが、招からざる客が天使の領域内に入ることなど考えられないのだ。
「嫌な予感・・・。それは天使の領域内に誰か、黒の一族を手引きするものがいるという可能性でしょうか。」
俺もすぐにその可能性については考えてた。
そうでなければ、あの白壁は破られるはずはない。
「うむ。無論、黒の一族どもが、何かしら白壁の結界を破る方法を、見つけ出したという可能性も捨てきれんが、裏切り者がおるという可能性のほうが、高いとわしは踏んでおる。ただ、どちらにしてもいえることは、世界の果てが千年振りに弱まっている、今の時期、西の、黒の一族の動きが活発になっておるということだ。」
世界の果てという名の結界により、幾重にも折り重なる大地たちは、互いに干渉し得ないようになっているといわれている。
しかし、その結界は千年に一度だけ、その強固なる力が弱まるのだ。
実際に黒の一族を西方の魔境に追いやったのも、その周期があったからこそ実行できたことだった。
そして、再びやってきたその周期に呼応するように現れた黒の一族。
ヒロのように時間と共に全てを忘れ去ったわけでもなく、天使一族に復讐心を持ち続けた彼が、何をしようとしているかは、馬鹿でも分かる。
彼らは、全てを取り戻しに来たのだ。
また不浄の大地でも、いくつか黒の一族らしい存在のの情報も有る。
確かに確信はないが公爵が言うように、今回のことや、またアーシアンの動きも活発になっているのも、もしかしたらそれと無関係ではないかもしれない。
どちらにしても、今は目に見えていなくとも、黒の一族の力が活発になってきているのではないかと、俺も考えていた。
「まあ、わしとしては、黒の一族が本腰を入れてくる前に、お主の力が完全になったのは幸いじゃと思うておる。お主の力さえあれば、まず負けることはないからな。ただ、黒の一族が黒の武器まで持ち出してこれば、お主が如何に強くとも、こちらの犠牲とて、覚悟をせぬといかんのもまた、事実じゃ。」
それで、俺の力が戻ったことを喜んだわけである。
あいかわらずの、自分勝手ぶりに心の中だけで笑った。
「確かに、黒の一族がどれほどの戦力を持っているか、定かではありませんが、黒の武器が向こうにあると想定したとき、私たちとて犠牲を覚悟する必要があるでしょうね。」
千年前戦った俺だから分かる。
黒の一族は、そういう力を持つものだ。
俺たち天使を傷つけるものであり、白き神の力の唯一対抗できる存在。
故にサンタマリアは、恐らくヒロを使ってその力を手に入れようとしたのだろうが、俺としては、ヒロを手元において置くなら、あの力はやはり封印したほうがいいと考えている。
俺の言葉に公爵は頷いたが、一転して今まで朗らかだった様子が一変した。
「その通りじゃ。だが、人間如きに、我ら天使一族が傷つく必要はないであろう?」
ニタリと笑う顔は醜く、憎悪に揺れる。
恐らく、千年前の人間との戦いのことを思い出しているのだろう。
あの時は、天使も人間も多くのものが犠牲になった。
俺だって、あの時の情景を思い出すだけで、人間たちなど八つ裂きにしたい思いに駆られる。
「どういう意味ですか?」
確かに、人間相手に天使が犠牲になることは、なるべく避けないことではあるが、公爵が差すところのことは全く思いつかなかった。
「なあに、愚かな人間どもは、人間同士で戦えばいいということじゃよ。」
その言葉を聞いた瞬間に、俺はある一つのことに思い至った。
同時に彼らがどうして俺をここに呼んだかを理解し、そして酷い嫌悪感が胸のうちを支配した。
そして、公爵が一つ手を叩くと、誰かが一人、場違いにけたたましい声を上げながら入ってきた。
「ふひひひひひぃっ。こ、これは、万象の、万象の天使様っ!始めまして!わ、わたくし、わたくしは・・・・」
現れたのは気持ち悪い笑い声を上げる、細く、青白い顔色の人間の男。
俺を不躾に覗き込む男の顔には見覚えがあり、俺の推測は確信に変わった。
「だまらんか!人間如きが、我らの許可なくしゃべるでない!」
「ひぁい!」
しかし、すぐに天使に取り押さえられた。
俺はそれに一瞥だけ向けると、円卓に視線を戻した。
「あれを使う気ですか。それは何度も無理だと申したはずですが。」
そう、世界の円卓から、何度もこの人間の男の研究を使うように打診は受けていた。
だが、俺たちは今までそれを全てはねつけていた。
「魔人は、危険だから・・・かのう?」
魔人。
聞いただけで、吐き気がする存在だ。
このパルマドールというエンディミアンが造りしおぞましい存在、人造人間魔人。
見た目もそうだが、それだけではなく、それは暴走を繰り返し、不安定で、危険な存在を、天使一族のためにも使う気はなかった。
そもそも人体実験など、いくら人間が憎いとはいえ、倫理的にも受け入れがたい方法を使ってまで、人間を従わせるつもりはなかった。
だが、天使一族の犠牲を極端に嫌う老人連中は、それでも魔人の軍事的採用を求め続けてきた。
だから、俺たちはその魔人の危険性を盾に、世界の円卓の意見を全て却下し続け、その管理を全て大地の天使・ラインディルトに任せた。
それにより、老人たちとこの狂った科学者との接触も許さず、魔人研究も大して進まないようにさせた。
・・・だが、この目の前で自信満々な笑みを浮かべている公爵を見れば分かる。
どうやら、ラインディルトの管理では不十分だった。
俺は心の中で舌打ちをした。
「心配はいらんよ。おい!あれをお見せしろ!」
今度は公爵が二つ手を叩くと、扉から新たな人物が出てくる。
一人は白衣を着た背の高いひょろひょろした男、そして、その男に背中を支えられたまだ歳若い子供といってもいい感じの少年。
その足取りは軽く、翼がないから人間であることは分かったが、これといって他には特徴ない普通の人間の少年だ。
俺はそれを僅かに、目を細めてみた。
「説明しろ。」
「はい。」
しかし白衣の男が答えようとすると、それまで床でぐずぐずとしてた男が、天使を跳ね除けて、ばっと起き上がり、あのキーキー声を発した。
「わ・・・わたくしがします!アースラ君、アースラ・・・。」
「お前はしゃべるな!」
しかし、天使に再び押さえ込まれて、ぐぐぐと動物の鳴き声のようなうめき声をあげる。
それには目もくれず、公爵はアースラと呼ばれた人間に、先を促した。
「さあ、説明しろ。手短にな。」
「はい。まず、この少年は魔人だということを、ご了解ください。」
俺を見て、淡々とアースラは言った。
「魔人といえば、実験を繰り返すために、これほど綺麗な状態は保てないと聞いていたが?それに精神的不安定さも見えないようだな。」
俺が報告を受けていた魔人といえば、確かに継ぎ接ぎだらけで、精神的にも全く自分の意志を持たないような人形みたいな存在だった。
そして、それ以上は研究を進めないようにさせてきたはずだった。
だが、研究は俺たちの知らないところで、確実に進歩していたようだ。
「はい、従来までの魔人とは違い、精神的・肉体的にも改良がなされ、これならば間違いなく軍事的にも利用できるよういたしました。」
「さあ、これで魔人の軍事利用について、問題はないはずですな、万象の天使?この魔人の利用を今日こそは了承してもらうぞ。」
にやりと笑った公爵の顔は、俺に勝ったという喜びに満ち溢れていた。
今まで危険を理由に、魔人の軍事利用をはねつけてきた、こちらとしては、何とも苦々しい思いがした。
だが、そんなものを表に出して、相手を喜ばせることはしたくない。
俺はにっこり笑ってやった。
「そうですね。ただ、こちらとしてもその改良された点を、きちんと吟味させていただ上で、利用を検討いたします。」
その言葉の意味に円卓の面々は、気に入らないような表情を隠そうともしなかったが、俺は無視した。
誰がこの場で即決などできるものか。
そんなことを思いながら、ふと視線の端にいた少年が無邪気に笑うのが目についた。
それから俺はすぐに視線を円卓に戻し、天使たちに腹のうちを見せないような表情を顔に張り付かせた。
「・・・。」
その後も沈黙をもって、うだうだと五月蝿い天使たちを黙殺しながら、俺は如何にして今後の対応をすべきか考えていた。
しかし、何故だか先ほど見た少年の浮かべた笑みが、脳裏から離れず、気になって仕方なかった。
第二部も『起』から『承』の部分に差し掛かりつつあります。第一部で出てきたパルマドールとその研究成果『魔人』。これから、色々物語に関わってまいります。
また、世界の円卓や、尊き血の天使(彼らについては第二十六話でリリアナが少し触れてます)など、天使の内部も一枚岩ではなく、色々抱え込んでいる部分が出てきましたね。これから、更に蠢く陰謀にエヴァンシェッドは立ち向かっていく予定です。
後、もしこんな大したこともない物語を毎回読んでいて下さる奇特な方に少しお知らせを。
お蔭様でここまで何とか快調に一日おきに更新を進められてきましたが、ちょっとばかし私に余裕がなくなりそうなので、一日おきは崩さないつもりなのですが、更新のボリュームが減るかもしれません。
善処はするつもりですが、楽しみにしていて下さる方がいましたら、『ああこの人、余裕がないのね。』と暖かい目で見守っていただけると幸いです。