婚約者様が余命わずか(嘘)の妹に入れ込んでいるので、私は田舎で猫とスローライフを満喫したいと思います!
深夜の応接間。
私を呼び出した父は、ふかふかの革張りソファに深く腰を沈め、威圧的な視線をこちらに向けていた。
その対面では、私の婚約者であるはずのギルベルト様が、妹のオリヴィアを庇うようにして肩を抱き寄せている。
徹夜続きで重い足取りを引きずってやってきた私とは対照的に、オリヴィアは長椅子の上で可憐に青ざめた顔を作っている。小刻みに震える肩はいかにもか弱げだが、ギルベルト様の上着を握りしめるその指先は力強かった。
「……お呼びでしょうか、お父様」
あえて平静を装って声をかけると、父は机の上で両手を組み、重々しい溜息をついた。その手元には、物々しい封蝋が施された一枚の羊皮紙が置かれている。
「ルミーナ、そこに座れ。……お前にはほとほと呆れ果てたぞ」
「えっと……?」
「とぼけるな。お前は長女として、病に伏せるオリヴィアを労るべき立場でありながら、日頃から冷酷な言葉を浴びせ、虐げてきたそうだな」
心底軽蔑しきったような父の言葉に、私は思わず眉をひそめた。
「……身に覚えがございませんわ。そもそも、私が深夜まで自室にこもっていたのは——」
「言い訳など聞く気はない!」
父の怒声が響く。
「オリヴィアの命は、もう長くないのだぞ! それを知りながら、お前は妹の看病を一切手伝わず、己の部屋に引きこもっていた。挙句の果てに、酷い言葉でこの子を何度も泣かせたとな……血の通った人間のすることか!」
(命が長くない? ああ、オリヴィアがモグリのヤブ医者に大金を積んで書かせたあの『偽の診断書』を、まだ信じ切っているのか……)
それに、私が深夜まで自室にこもっていたのは、他でもない父とギルベルト様が「自分たちで立案した」と豪語する、あの穴だらけの領地経営計画書を、徹夜で清書し——いや、正確には全面的に書き直し、計算をやり直し、不正の痕跡を必死に隠蔽して辻褄を合わせていたからだ。
まあ、父が私を疎んじ、オリヴィアを異常なほど溺愛する理由は明白だった。
私は、父が政略結婚で渋々娶った前妻の娘。
母に瓜二つらしい私は、父にとって目障りでしかないのだ。
対してオリヴィアは、父が本当に愛した後妻の娘。
頭は空っぽだが、父の庇護欲と虚栄心を完璧に満たしてくれる愛らしいお人形。
そのお人形の言うことは、なんでも受け入れてしまうのだろう。
「ギルベルト殿からも、お前に話があるそうだ」
父に促され、ギルベルト様は冷ややかな目を私に向けた。
「ルミーナ。私は……オリヴィアの純粋で健気な姿に、心を打たれたのだ。残された時間が少ない彼女を、この手で最後まで守り抜きたい。だから——君との婚約は、破棄させてもらう」
「はあ……」
「第一、お前のように書類と睨み合うばかりの冷たい女に、私の妻が務まるとは到底思えないからな」
吐き捨てるようなその言葉に、私は初めて、心の底から同意した。
「それは確かに、おっしゃる通りですわね」
深く頷き、にっこりと微笑んでみせると、ギルベルト様の顔がわずかに引きつった。もっと私が取り乱し、惨めに泣いて縋りつくと思っていたのだろう。けれど私は極めて穏やかな表情を保ったまま、机の上の羊皮紙に視線を落とした。
「それで、こちらの書類は……?」
「お前が病気の妹を虐げたという罪により、婚約破棄および、ロウェンバート伯爵家からの『勘当・絶縁』を命ずる正式な書面だ。王家の公証印もすでに押してある」
父は、勝ち誇ったように胸を張った。
……ふむ。
私は、ゆっくりと書面を手に取った。
──王家の、公証印入りの絶縁状。
ご存じだろうか。この国の貴族法において、王家の公証印が押された勘当・絶縁の書類というものは、「いかなる事情があっても、向こう百年、当事者間の血縁および経済的連帯責任を完全に消滅させる」という、極めて強力な法的効力を持つのだ。
つまり、これさえあれば。
今後、ロウェンバート伯爵家がどれほどの借金を作ろうが、どれほどの不正に手を染めようが──私には、一銭の支払い義務も、一切の連帯責任も、生じない。
法的に、完全な、赤の他人。
これほど美しい書類を、私は今まで見たことがなかった。
王家の公証印を得るためには、法務局への多額の献金と煩雑な手続きが必要なはずだ。お父様は私を確実に悪者に仕立て上げるために、一体どれほどの賄賂を握らせ、無理なコネを使ったのだろう。自らの手で退路を断ち、莫大な金を払ってまで自分の首を絞める書類を完成させるとは。
(こんなものを自ら作って、自ら私に差し出してくださるなんて……とんだ誕生日プレゼントだ。もっとも、彼らは私の誕生日など覚えていないのだろうけれど)
私は、目に涙を浮かべた。実際、笑いを堪えすぎて、生理的に滲んできたものだったが。
「……承知、いたしました」
震える声で、私は呟いた。
「すべて、私の不徳の致すところですわ。この書面に、サインをいたします」
「ふん」
父が鼻を鳴らす。ギルベルト様は満足げに頷き、オリヴィアは唇の端に、ほんの小さな勝利の笑みを浮かべた。
誰も、気づかない。
私の指先が、羽根ペンを取る瞬間に、震えを止めて、しっかりと、しっかりと、力強くサインを刻んだことに。
その夜のうちに、私は荷物をまとめた。といっても、宝石類は一切持ち出さなかった。「勘当された娘が宝飾品を持って逃げた」などと後から難癖をつけられては敵わないし、そもそもそんなものは必要ない。
持っていったのは、長年こつこつと貯めていたお金。それと、数着の着替えと、最低限の身の回りの品だけ。
それと、一番大切な──王家の公証印入りの、あの絶縁状の正本だった。
§
馬車を乗り継ぎ、さらに乗合馬車に揺られ、最後は徒歩で半日。
たどり着いたのは、王都から遠く離れた、地図の隅にも載らないような小さな村だった。
リディシアという名のその村は、なだらかな丘に囲まれ、麦畑が陽光に揺れる、絵に描いたような長閑な場所だった。私はそこで、空き家になっていた小さな平屋を、自分の貯金で買い取った。
石造りの素朴な家には、小さな庭と、縁側と、井戸がついていた。値段は、王都で買えば靴一足分にもならない金額だったが、私にとってはこの世のどんな宮殿よりも価値があった。
なぜなら、ここには、誰もいないから。
夜中に「お姉様、胸が苦しいの」と私を叩き起こす者も、「この帳簿の数字を朝までに合わせておけ」と命じる者も、「お前のような冷たい女には」と私を蔑む者も、誰一人として、いない。
移り住んで三日目の朝、雨が降った。
しとしとと優しい春の雨だった。私は縁側に座って、温かいお茶を淹れて、ただぼんやりと庭を眺める。
そんな贅沢な時間を過ごしていた時だった。
庭の隅の植え込みから、小さな小さな鳴き声が聞こえてきたのは。
「にゃう……」
私は傘を差して、そっと近づいた。雨に濡れた植え込みの陰に、震えている小さな塊があった。茶トラの、まだ生まれて二、三ヶ月ほどの子猫だった。
「親猫はいないのかしら……」
周囲を見回してみるが、この子の親らしき猫は見当たらない。
私はタオルにくるんで家の中に運び込み、暖炉の前で温めてやることにした。
子猫は最初こそ警戒していたものの、温められたミルクを夢中で飲み終わると、私の膝の上で丸くなって、すぅすぅと寝息を立てはじめた。
その小さな身体の温もりが、私の手のひらに伝わってきた瞬間。
私の頬を、ぽろりと、ひとしずくの涙がこぼれ落ちた。
今度は、笑いを堪えた涙ではなかった。
「……帰る場所がないなら、これからは私と一緒に暮らしましょうか」
私は、その子に「ノア」という名前をつけた。
ノアとの暮らしは、それまでの私の人生のすべてを、まるごと塗り替えていった。
朝は、ノアが私のお腹の上に乗ってきて、ふみふみと前足で踏むので目が覚める。「おはよう、ノア」と声をかければ、「にゃあん」とお返事をしてくれる。
昼は、家庭菜園で野菜を育てる。トマト、人参、レタス。最初は土いじりなど何ひとつ知らなかった私だが、村のおばあさんたちが優しく教えてくれた。「都会から来たお嬢さん、ここの土はね」と、皺だらけの手で土を握ってみせてくれる。私は彼女たちの言葉を、生まれて初めて、何の損得も計算せずに、ただ素直に「ありがとうございます」と受け取ることができた。
夕方は、縁側でノアと並んで日向ぼっこ。沈んでいく夕日が、麦畑を金色に染めていく。ノアは私の膝の上で喉を鳴らし、私はその柔らかな背中を撫でながら、ただぼんやりと空を見ている。
夜は、ぐっすりと眠れる。
誰にも叩き起こされない。
誰にも数字を要求されない。
誰にも、罵倒されない。
私は、ノアの背中を撫でながら、しみじみと思った。
──ああ、私、ようやく、生きているわ。
§
一方、その頃。
王都のロウェンバート伯爵領では、すべてが音を立てて崩壊しはじめていた。
ルミーナがいなくなって、最初の一週間。父とギルベルトは、まだ余裕綽々だった。
「あの娘がいなくとも、領地経営など何ということはない。あれは所詮、我々の指示を清書していたに過ぎん」
二週間目。帳簿の計算が、合わなくなった。
三週間目。商人たちから、納品書の不備を指摘される件数が、急激に増えはじめた。
一ヶ月後。隣領との境界紛争で、こちらの主張を裏付ける書類が、どこにもないことが発覚した。実は、それを毎年作成して保管していたのは、ルミーナだった。
二ヶ月後。税収の計算が、想定の半分以下しか上がってこない。理由を調べさせてみれば、これまでルミーナが密かに是正していた小作人たちへの不当な徴税が、彼女の不在によってまた発生し、農民たちが次々と他領へ逃亡していたのだ。
三ヶ月後──父とギルベルトは、応接間の机の上に積み上がった、未処理の書類と督促状の山を前に、ようやく、本当にようやく、絶望的な事実を悟った。
「……あの、娘が」
父の声は、震えていた。
「あの娘が、すべてを、やっていたのか……?」
「そん、な……馬鹿な……」
ギルベルトの顔は、紙のように白かった。
遅すぎた。何もかも、遅すぎた。
追い打ちをかけるように、もうひとつの問題が、彼らに襲いかかってきた。
オリヴィアの「病」である。
ルミーナを追い出して以来、オリヴィアはすっかり調子に乗っていた。「私、もう少しで死んでしまうかもしれないわ」と涙を浮かべながら、高級な菓子を取り寄せ、絹のドレスを次々と仕立て、社交界で「悲劇の美少女」を演じ続けていた。
ギルベルトは、彼女の歓心を買うために、悲劇のヒーローを気取らねばならなかった。「私の愛するオリヴィアのために、最高の医師を呼ぶ」と、彼は派手に宣言してしまった。
なけなしの金を、いや、すでに底をつきかけていた金を、さらに借金して工面し──王宮の最高権威である、筆頭医師を呼んでしまったのである。
それが、決定打となった。
§
「……どこも、悪くありませんな」
長い診察の後、白髪の筆頭医師は、淡々とそう告げた。
応接間には、父と、ギルベルトと、診察を受けたばかりのオリヴィアがいた。オリヴィアは、寝間着の上にショールを羽織り、青ざめた顔を作って椅子に腰かけている。
「な……何をおっしゃいますの、先生。私、こんなに、苦しいのに……」
「お嬢さん」
筆頭医師は、ぴしゃりと遮った。
「私は王立医師団の筆頭を、二十年務めております。脈、瞳孔、呼吸、皮膚の色艶、爪の状態、体温、関節の可動域──そのすべてを、先ほど確認いたしました。あなたの身体は、極めて健康です。むしろ」
医師は、わずかに眉をひそめた。
「ベッドの上で甘いものを食べすぎたことによる、肥満の兆候すら見受けられます。これを重病と偽るのは──王立医師団に対する、侮辱ですかな?」
部屋の空気が、凍りついた。
「……それに、先ほどあなた方が得意げに出してきた『以前の担当医からの診断書』とやらも見せてもらいましたがね」
筆頭医師は、一枚の紙切れをゴミでも見るような目でテーブルに放り投げた。
「あんなものは医学をかじっただけの素人でも書ける、お粗末な捏造です。診断書を偽造したあのヤブ医者には、すでに騎士団の調査の手を回してありますよ」
オリヴィアの顔から、見る間に血の気が引いていく。彼女は何かを言おうと口を開きかけたが、言葉が出てこなかった。
「私は急ぎ、王宮に戻り、陛下にこの診断結果を報告する義務があります。王家の認める医師を呼びつけ、虚偽の病状で時間と労力を浪費させた件について、しかるべき処分が下されるでしょう」
筆頭医師は、立ち上がりながら、冷ややかに付け加えた。
「ロウェンバート伯爵。お嬢さんの教育、もう少しなんとかなさったほうがよろしいかと」
筆頭医師が屋敷を去ってから、半月もしないうちに、噂は社交界を駆け巡った。
──ロウェンバート伯爵家のオリヴィア嬢は、仮病だった。
──姉のルミーナ嬢を陥れ、姉の婚約者を奪うために、病を偽っていたのだ。
──そして、それに加担した父親と、婚約者のギルベルト。
貴族社会の制裁は、迅速かつ容赦がなかった。茶会への招待状は途絶え、すれ違っても誰も挨拶をしなくなり、商人たちは取引を一方的に打ち切ってきた。
ロウェンバート伯爵家は、完全に孤立した。
そして、最後に残ったのは、ルミーナがいなくなったことで露呈した、莫大な負債と、ギルベルトが筆頭医師を呼ぶために作った新たな借金、その総額の前で、呆然と立ち尽くす三人の姿だけだった。
§
ノアとの暮らしが、半年を過ぎた頃のことだった。
縁側で、私は膝の上のノアに、新しく仕入れた猫じゃらしを振ってやっていた。ノアはすっかり大きくなって、つやつやとした毛並みの立派な猫になっていた。
ふと、村の道のほうから、土埃を立てて駆けてくる人影が見えた。
それは、三人の人影だった。
よれよれの上着を着た、痩せ衰えた中年の男。落ちくぼんだ目をした、かつては美しかったであろう若い男。そして、ぼさぼさの髪と、汚れたドレスの少女。
父と、ギルベルト様と、オリヴィアだった。
「ルミーナッ!」
父は、私の家の門の前で、転がるようにひざまずいた。
「ルミーナ、すまなかった! お前が必要だ! 家族として、あの借金を、なんとか、なんとかしてくれ……!」
ギルベルトも、地面に額を擦りつけた。
「頼む、ルミーナ! 君だけが頼りだ! 私は間違っていた、本当に間違っていた! 君を妻にしたい、もう一度やり直そう!」
オリヴィアは、ぼろぼろと涙を流しながら、両手で顔を覆っていた。
「お姉様、ごめんなさい、ごめんなさい……」
私は、縁側に座ったまま、ノアの背中を、ゆっくりと撫でた。
ノアは、闖入者たちを警戒するように耳をぴくりと立てたが、私の手の温もりを感じると、再び喉を鳴らしはじめた。
「家族、ですって?」
私は、にっこりと微笑んだ。
あくまで穏やかに、あくまで上品に。けれどその笑顔の奥には、半年前のあの夜、ペンを握った時と同じ、確固たる勝利の冷たさが宿っていた。
「私はあなた方から、『勘当・絶縁』された、赤の他人ですわ」
私は、懐から、丁寧に折りたたんだ一枚の羊皮紙を取り出した。半年前から肌身離さず持ち歩いていた、最強の盾。
「お忘れですか? この、王家の公証印入りの、絶縁状を」
羊皮紙を、彼らの方へと、ひらりと向けてやる。陽光の下で、王家の紋章の押された封蝋が、誇らしげに輝いていた。
父の顔が、ぐにゃりと歪んだ。ギルベルトは、口を半開きにしたまま、何も言えずにいる。オリヴィアは、地面に崩れ落ちた。
「この書面の効力は、ご存じのはずですわよね。お父様。何しろ、ご自分で用意なさったのですから」
私は、ノアを抱き上げて、立ち上がった。
「王家の公証印入りの絶縁状。これがある限り、私とロウェンバート伯爵家との間には、いかなる血縁的・経済的連帯責任も、向こう百年、発生いたしません。つまり──」
ノアの頭を撫でながら、私は、はっきりと告げた。
「赤の他人の借金など、私には、一ルピアの支払い義務もございませんの。お引き取りくださいませ」
「ル、ルミーナ、待っ」
「待ちません」
私は、すっと目を細めた。
「お引き取りを」
その時、村の道の向こうから、新たな足音が近づいてきた。
黒い制服を着た数人の男たち。先頭の男は、王家の紋章の入った銀の徽章を胸につけていた。
王家直属の、徴税監査官と、借金取り立て人たちだった。
「ロウェンバート伯爵、ならびにギルベルト殿。ようやく見つけましたぞ」
監査官は、冷ややかに告げた。
「未払いの税と、王宮筆頭医師への無礼に対する罰金、ならびに数々の借入金。すべての清算のため、王都までご同行願います」
父が、ギルベルトが、オリヴィアが、悲鳴をあげて立ち上がろうとした。けれど屈強な男たちに腕を掴まれ、引きずられるようにして馬車のほうへと連行されていく。
最後の瞬間、オリヴィアが、振り返って叫んだ。
「お姉様! お姉様、助けて! 私たち、家族でしょう……!?」
私は、ノアを抱きしめたまま、ただ静かに、首を横に振った。
「いいえ。私たちは、もう、家族ではありませんよ」
あなた方が、自ら、そう望んだのですから。
馬車が遠ざかり、土埃が風に流れていき、やがて、村はいつもの静けさを取り戻した。
私は、縁側に腰を下ろして、ノアを膝の上に乗せた。ノアは大きなあくびをひとつして、私の膝の上で丸くなる。
「お茶にしましょうか」
「にゃーん」
春の陽射しが、縁側に降り注いでいた。庭のトマトは赤く色づきはじめ、軒下に吊るしてあるハーブが、風にゆらゆらと揺れていた。
ノアの喉が、ごろごろと優しく鳴っていた。
私は、目を閉じて、深く息を吸い込んだ。
土の匂い。陽の匂い。お茶を淹れる、お湯の蒸気の匂い。
「ありがとう、お父様。ありがとう、ギルベルト様。ありがとう、オリヴィア」
あなた方が、私を追い出してくださったから。
あなた方が、最強の盾をくださったから。
私は今、こんなにも、幸せです。




