表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

家長・明智光秀氏 奪還?

 年越して、H22年1月だったと思うがー

”ハンチョウ”という刑事ドラマの主役「佐々木蔵之介氏」を見て、だった。

女の子っぽくも見える、脳内の”光秀さん”は、「利三氏に似ている」と、身をよじっていた(?)。

 ”似てる”ハズだ。斎藤利三氏は、<斎藤内蔵助くらのすけ>という名でもある。お名前が似てるのに気づかなかった。

ま、たまたまだろうが(私は、俳優さんには詳しくないし)。

私の脳内に出てきた利三氏、似て、スレンダーで手足が長く…力も強かった。


 戦国武将同士(といっても、全員、洋服なんだが…)。2対1だったが。

細川幽斎氏、素手で、利三・秀満両氏に「ボッコボコにされて」いた。今迄にない展開だ。

そーいや、49歳で、戦国武将を止めたんだっけ…と、妙な感慨にふける私(=傍観者)。

幽斎氏、土の上にのびてしまった。

”ふたりの家臣”に、光秀さんを”さらわれて”しまったのだ。


 光秀さん、少し抵抗してたが、利三さん達に連れていかれてしまった。

「なんでこんなキレイになっちゃったんですッ!?」と、

ハッキリ音声で…明智秀満くん発言が聞こえた…それが<最後>だった。


 こっちは既に、通勤中だ。

この頃はもう、起き抜け、通勤中(特に電車内)は妄想のオンパレードだった。

なんせ、「統合失調症での舞台設定」だ。チャチ極まりない。

”霊現象?”と思っていたがー”幽斎サイド”と、”明智家サイド”が<壁一枚くらいの距離>のしきり、なのだ。

それでも、その”うすっぺらな壁”一枚が、幽斎氏、突破できないのだ。


「私の(?)光秀を返せ〜ッ!!」と、”明智家サイド”に突進する、細川幽斎氏。

(何故か、坊さんルックに戻っちまってる。)

ところが、一秒足らずで「ぴょ〜ん♪」と、飛ばされてくる。面白い。

それを、何度も何度も繰り返していた。全く、”明智方”が心を開いてくれないらしいのだ。

「そりゃそーだろよ。エライ事やったんだし。もう諦めたら?」と、”むこうの私”。

現実には、私は「通勤電車内」で、小説(皮肉にも、伊良部一郎シリーズだった…)を開いていた。

脳内がこんなだったので、ほとんど読めなかったが…というか、ここ一年位、新聞類とかが読めなくなっていたが。ニュースも”死体の出る事件もの”もペケだし。

10回、20回…と、突進しては、放り出されてくる、細川幽斎氏。

チラ、と、こちらを見てくる。”援軍”を期待しとるらしいが…ムシした。

急に、「うちの社の年賀状」が、画像で出てきた。

<”明智さんカラー”と、”細川さん?カラー”部分、半分に裂いた図>だ。


 急に、ボーズ頭に先日の「藤の黒着物」着て、「よよ…」と泣いてみせる、幽斎氏。

かと思うと、ボーズ頭にスパイ風コート着て、雨のアスファルトに倒れてみせる。(元ネタがわからんッ!!)

本当に、マンガ風に「ばんそうこう」だらけになって、よれよれになってる。

ただ、明智さん側、”花嫁は簡単にゃあげません♪”てな、外国の儀式みたい…??

ボーズ状態・幽斎氏、余裕が無くなってきた。

しまにゃ、本格的に泣きそうに…

「自分は微力ながら、秀吉政権下で、明智さん方(ごく一部/ガラシャさん親子、小也さん、秀満ムスコ君、井戸さん)保護をしてた」と、認めてもらえない。

私はー脳内で、自分でもわからん行動に出てた。

「えーい!!こないだから”ン百年苦しんだ”って騒いでたくせに、1日でヘコむな〜!元武将だろが!”こいつ”がお前の援軍だ〜ッ!!」

”脳内の私”が、干物みてーなモノ手に掴んでたが、こないだ、幽斎氏が、エリに挟んでたトカゲ(黒い生き物)だった。

なぜか、幽斎氏、その”ちっこい黒いの”をまたエリに挟み、ボロボロの状態で、”明智方”に向かった。


 ベニヤ板1枚程度の、”壁”に見えたのだがー

幽斎氏、たたき壊してしまったようだ……と。

パーン!!パーン!!

音が連続した。(実際の音は聞こえないものの)クラッカーがはじけ、”向こう側”はパーティー状態だった。

又、「うちの社の年賀状」が出てきた。セロテープでつながっていた。


 中央に、明智光秀&妻木煕子ご夫婦がいた。笑顔だった。

周囲を、”明智方”の皆さんが多数、やはり笑顔で出迎えていた。なかに、細川ガラシャさんもいた。

「シャキーン!!」と音つきで、「うちの社の年賀状」が出てきた。中央下部に、”黄金の鳳凰”マークみたいなモノまで浮かんでる。


 ヒロコさんは、おめめの大きい柔和な美女(ただし、やはりマンガ姿)だった。光秀さんのかたわら、微笑んでいる。

宴もたけなわ、てなノリになってきた。幽斎氏が、本当に嬉しそうだ。

「ふーん、大団円?よかったじゃん」

私は、会社に向かって歩いていた。”幽斎氏”と別の脳は、「仕事の段取り」で一杯だった。

なにがなんだか、この時点でも解らなかったがー

連日、とくに通勤中、「このテの妄想」とおつきあいするハメになった事を、まだ理解していなかった。


 治療中の現在でも、日に何度かはヒョッコリ、小さい「ツルッパゲの頭」が見える。笑いを取ろうとする。

「統合失調症」は、完全治癒が難しい、脳の伝達物質異常の病気だそうだ。末永くおつきあいを、との覚悟が必要らしい。

良くなったと思って、薬を止めたりするとーもっと重度の”再発”が待っていることが多いそうだ。

ただ…担当の先生のお話だと、同じ「統合〜」でも、”軽い方”から、”大変な思いされてる方”まで、千差万別らしい。

「大丈夫!あなたのは、”カゼ”レベルだから!」と、太鼓判を押して下さった。

確かに<日常>だけ見ると、私は、申し訳なくなる”軽さ”と思ってはいる。だが…

「もし、ビルから飛び降りても、コンクリで頭ガイコツ割っても、こう言われたのかなぁ…」

どこか、悩んどる私がいる。


「藤の、黒留袖風キモノ」の件は、先に出したがー

一気に処分された着物の中に「青紫の、デカい橘柄の銘仙着物(蛍光黄色の八掛)」てのがあった。

あと、たまたま、処分を免れた着物に、「濃い水色、オレンジの縞模様の銘仙着物」というのがある。

どちらも、”コレクション”であって、年齢的にも、とても私は着られない。

「青紫」のは浅草で買った。迷って、店に通った。これが「”ガラシャちゃんへ by幽斎”?」と、後でカン違いする着物である。


 H21年12月25日 明け方ー(夢から続いてたのかもしれない=脳が休んでなかった??)

まーた、”お外”だった。今度は少し、木々に若芽があったろうか?

メンバーは、戻ったように、幽斎&光秀&ガラシャ、となっていた。


 はっきりせんのだが、まず「愛娘の前で、へばりつこうとする幽斎氏を、光秀さんがストップかけた」所から見えた。

なぜか、ガラシャさんが「当時、私が持ってた着物」で、ファッションショーするハメになったらしい。

例の「藤の黒留袖」他、何着か、はおってクルリと回ってみせる。

舅&実父は、フツーに、綺麗に装う娘を喜んでいた。

「安土時代は、キモノは今と着方ちがうんじゃ…?」と、当時の私の脳にツッコミ入れたいが、それは置いておく。

段々と、ガラシャさんの表情が、暗くなってきた。

と同時に……別の映像が見えた。はじめてみる”生身の女性らしき姿”だった。

ザンバラ髪で、重病のような苦しげな暗い顔。だが、”目”がガラシャさんなのだ…第一、同じキモノを着ている


 丁度、「青紫の銘仙」をはおってる最中だった。

「ーやってられない!」という”意思”が、こっちに飛んできた。

バサッ!!……と、画面いちめん、”飛び散る黒い羽根”で覆われてしまった。何事かと思った。

なんと、”細川ガラシャさん”がー”飛び去って”しまったのだ。

”なんで私が、父を囲った人物に、こんな事させられてるの!?」的なー怒りが感じられたのだが。

残った、細川幽斎・明智光秀両氏、目をぱちくりさせていた。


(*何度も表記してますが、病気による妄想です…なんで一応、ヘンなストーリーぽいモノがあんだろ?)


 この時点じゃ、例えば、春日局(斎藤福)さんとかは、”女の子”姿でチラチラしてただけだが。

細川忠興君(幽斎長男/ガラシャ夫)が出てきた。こちらも多分、15歳くらいだ。

ショートヘア、シャツ、スラックス…「学生」みたいな感じだった。「ラピュタ」の少年主人公っぽい。

私は、彼がニガテなのだがー可哀想に、出た瞬間から、ガラシャさんに怒られていた。

「あなたのお父様が、私の父になにしてるか解ってるんでしょ!?今すぐ別れさせて!!」

忠興君、奥様に詰め寄られ…父のもとに出向き、父はうかれまくって言う事を聞かず、また、すごすご帰る…

これを繰り返していた。

 しかし「細川忠興」肖像画(晩年)は、細い姿と見知ってたのに、なぜこのルックスだったんだろ?


 ガラシャさんは、3等身で、母上・ヒロコさんに泣きついて、こちらに「あかんべ〜!」してきた。


(*どういう設定だか、本当に解りません…)


 逆に母・妻木煕子さん(光秀氏正室)は、ちがう御意見のようだった。

「夫が愛されていてよかった」(=”親友?”に見捨てられたのでなくて良かった、の意)との、オトナなゴイケンだった。

ただし、ヒロコさん、その後、ずいぶん”年下のカワイイ妻”してくれた。

「ピンクが好き、梅の花柄が大好き〜!!」という話題で、一番オトメな対応してくれたのだ。


(*妄想で、根拠ありません。でも”良妻”以外のヒロコさんも見てみたい。)


 とりあえずー今度は忠興君だ。彼は登場時、頭頂からヌッと。カオ上半分出して、見回す事が多い。

その目で、”こちら”を、涙目でにらむ。「私の尽力?」のせいで、立つ瀬が無くなり恨んでおるようだ。

まーた、”父”の説得に失敗、しょげている。

と、(道の中らしいが)反対側から、ガラシャさんが来た。

なんと、「パーン!!」と、ダンナ様・忠興君の横頬を張った。静かに、怒髪点ついているらしい。

怒るガラシャさんを、「まあまあ」と、宥めているのは、母・ヒロコさんだ。


 また他に…細川幽斎氏ツマ(正室)光寿院さん(=沼田麝香)も出てきた。

マンガ姿、なのは相変わらずだが、婦人警官でもやってそうな、目のキラキラした、元気な女性だった。

(肖像画を拝見した感じじゃ、小柄な方と思うが…)

どーんどん、女性を中心に、登場人物が増えていった。


 そういえば、正室&側室、というのは、現代ではピンとこないのだが…

”明智光秀氏の側室さん&お子様”の末裔様方が、全国に数家、おられるのでしょうか?

中には、”正室ヒロコさんのお子様”も混じってないのでしょうか?

つまり…一”側室=乳母さんを、急遽”側室さん”にしたケースも、という。もしかしたら、ですヨ。


光秀さん同様「正室しか持たなかった」と言われる(こちらは本当に→)細川幽斎氏が、「お子様10名(夭折した方含)」なのだ。

個人差があるのは、よくわかってますが。

細川忠興くんが、幼少期、危険にさらされた時、乳母さんが帯剣して護った、というし。

”荒木村重謀反”の際、村重氏の子供を、乳母さんが助け出した、て話は有名だし。

光秀さんに、側室さんがいらしたら、何人か、坂本城に残られる可能性もあったんじゃないか?とも思ってしまう。

全ての御宅が、「お子様1+側室さん1」なら、ちょっとは可能性ないでしょうか?

光秀さん死亡後、”光秀様のだいじな御子様を預かる方=乳母さんから、急遽「側室さん」に格上げ、とか…


 細川幽斎氏義兄・三淵藤英氏が、坂本城で自害された時、長男さんだけ、一緒に亡くなられた。

(他のお子さんは確か、幽斎氏、引き取られていた覚えが。)

光秀さんの長男・次男「の、下の御子様」がいた可能性アリ、ていうのも理由だけど、

”側室さんなら、ご自分で子育てしてこなかったんじゃ?”てな、トーシロー的疑問も、私は持ってます。


「ソ◯トバンク」の”お父さん犬”は、ずいぶん有名だけど。

二度程、あきれ顔の、細川ガラシャさんが出てきた。

二度目に…彼女の周囲に”白いしっぽ”がチラチラしてるのが見えた。

「…???」と、また悩む。

「ガラシャちゃ〜ん♡」と、とうの舅・幽斎氏が”お父さん犬コスプレ(!)」して、まとわりついているのだ。

片目つぶって、頬杖ついて呆れるガラシャさん。”許さない”訳にもいかなくなったようだ。


 H21年12月23日(ちと戻りますが)

私が台所仕事をしておると、「私の座布団位置で、TVニュースみてる二人の後ろ姿」が、脳内に出てきた。

細川幽斎(髪アリ)、明智光秀(観音様風ロング)ご両人だった。

二人、白い洋装で、ひとつ座布団で座っている”図”なのだ。

「戦国武将ふたりでナニやってんだ?」と、可笑しくなった。


 で、翌々日の25日…

そのニュースでやってた、どっかの高層ビルのイルミネーションを、二人で見に飛んでったようだ。

”永遠の仲が約束される=両家の、永遠の関係を”というのか?

オバケさんだから、寒くないのか?という軽装で、ふたり、どっかのビル屋上に陣取って、夜景を見ている姿が、脳内にやってきた。

 

 H21年12月26日

写真がこの日付だから、間違いないだろう…忙しい年末に!と思ったが。

30分位、架空の<細川幽斎の撮影会>てのをしてしまった。

 今から10年以上前、会社の同僚の知人の、アクセサリーショップに寄った事があった。

そこで、「それしか見てなかったよ」と指摘されたブローチがあった…今回、急に気になり、現物だしてみて、気味悪くなった。

「九曜紋」型パーツを「七曜紋」状に配置した、オレンジと黒のブローチだった。

「と、当時からまさか、幽斎氏はいたのか!?」とか、悩んでしまった…このブローチも今回「被写体」にしてた。


 うちに出てくる<架空の>細川幽斎氏は、”九曜紋”は好きだが、”はなれ九曜”はピンとこないらしい。

でいて、七曜紋(北斗七星に由来)にもこだわる。”七曜状水玉”なんかも好きだ。

「江戸の都市計画」に、”北斗七星信仰”がずいぶんからんでる、と聞くが、それと関係してるかは不明だ。

(あと、本に挟んでた”仏様プロマイド”、幽斎氏は”むーちゃん”と呼んでいた。)


 この年の6月以降だがー

ふざけて「細川ガラシャ風ネックレス」てのを、自作していた。「九曜紋」「土岐桔梗紋」パーツが付いているのだ。

 26日より数日前、「お礼に」と、先輩から、「ロ◯シタン」石けんを戴いていた。

その「石けん」に、幽斎氏、「ガラシャ風ネックレス」のせて、撮影しだした。

「ロ◯シタン」の袋、空色+黄色い花、だった。「両家からのお礼♪」とでも、言いたげだった。


(*実際は、”先輩からのお礼”です!!)


 あと、気に入った、アサリの殻(山水画風模様)とか、抹茶コーディネートとかを撮影してまわる。

しまいにゃ…本棚を片付けはじめた。

勝手に(って、私がやってるのだが、意識が無い)元々入ってた本をどけて、”自分の宝物”を飾りだした。

”幽斎氏”が大事にしている本、アクセサリー類、七曜状水玉の皿……

時間、後でみたら、ほぼ30分。

この間、全く、私の意思は働いていなかった。傍観してる感じだ…これも「やらされ行動」なのだろうか…?


 うちに、着物路線の手芸本がある。日本的クールビューティな長髪のモデルさんが美しい。

他に、「細川護煕」元首相の、ムック本もある。これは資料として購入してたものだ。

ムック本の、「元首相・ハカマ姿で熊本城に」て御写真に、「長髪のモデルさん」表紙を並べてみる。

「うん、長兵(藤孝)さんと玉子、こんな感じだった」と、”脳内の”光秀さんが頷いた。

”ウソ”なハズだ。

熊本城に、細川家が入った時、幽斎氏はかなりの御高齢のハズだ。

ガラシャさんはそれ以前に、大坂で、亡くなられている…”若い頃、ふたり並ぶとこんな感じだった”の意なんだろか??




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ