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破壊の観察者  作者: 紫 緋色
王立魔法専門学校編
6/8

第6話「実技演習・その1」



「皇帝陛下と隣の席なんて恐縮だなぁ、よろしく頼むよ。」


「...こちらこそよろしく。できればその呼び方はしないでくれ、

ここではみんなと対等で居たいんだ。」


 謙虚で国民思いな皇帝。()()()()にも見習ってほしいものだ。


「冗談さ、ちゃんとディストニーって呼ぶよ。

ディストニーも、俺の事はデバスって呼んでくれると嬉しいな。」


「分かった。今後はデバスと呼ぼう。」


「せっかくの学年始めだ、今日は全員の実力確認を行なう日とする。

よって、これから実技演習をしてもらう。

この機会に、魔法への理解をより一層深めるように。」


 実技演習。他人の魔法とやらを見れるのか。

非常に楽しみだ。


「実技演習を行なうにあたって、3人1組のチームを組んでもらうのだが、

組み合わせは私の方で事前に決めてある。発表する。」


 カイダ・オーダーの組み合わせはこうだ。


 1班:ディストニー・ゴット・ルック、エンゼル・カウアス、ソフィア・ノクティブ

 2班:ダッツ・ノレイジア、デバス・トラキニオン、プッシェル・フレイディ

 3班:ウール・デンジェルト・ジェンス・ハドル、リズビリー。ルーズネス


「えーー、あたしプッシェルちゃんと一緒のチームがよかったーー。」


「つ、次の実技演習ではきっと同じチームになるわよ...!だから元気を出して、ソフィアちゃん!」


 俺のチームは木属性と夢属性か。

今の段階ではこの組み合わせの意図が読めない。


「一緒のチームだね。よろしく!デバス、プッシェル。」


「ええ。よろしくお願いね、2人とも。」


「よろしく。お手柔らかに頼むよ。」


「実技演習は5分後に開始とする。速やかに広場に移動すること。」


 広場...。実技試験を行なった場所か。


「ところで、デバスは破壊属性なんだよね?一体どんな魔法なの?」


「私もとても気になるわ。」


「その名の通りさ。ただ破壊するだけ、シンプルだろう?」


「...それがどんな魔法なのか聞いてるんだけど...。

まぁいいや、見れば分かるだろうからね。」


「———全員広場に着いたな。

実技演習ではチームメイトの魔法理解も同時に行なってもらう。

今後誰と組んでも、しっかり連携を取れるようにしてくれ。

それでは開始しろ。」


 木属性の魔法はおおよそ予想は出来るが、夢属性は何だ。催眠系か。


「デバス君は自己紹介の時に、魔法は全くの素人って言ってたわよね。

魔法属性、血統属性についても全然知らないのかしら?」


「そうなんだ、不甲斐ない。」


「いいのよ、今から学べば遅くないわ。これに関してはダッツ君に説明してもらおうかしら。

彼、ああ見えてクラスで一番頭が良いのよ。」


「そ、そういう事なら仕方ない、僕でよければ説明するよ。」


「君以上の適任は居ないだろうさ、頼むよ。」


 自然な流れで魔法知識について知る事が出来そうだ。


「魔法属性には『基本3大属性』っていう概念があって、火、水、木属性が含まれるよ。

僕の魔法属性は、基本3大属性の木属性ということになる。

その他の氷や毒といった多くの属性は、この基本3大属性から派生した魔法属性なんだ。 

 血統属性については、プッシェルやディストニーの魔法属性が分かりやすいね。

夢属性や光属性は、その家が代々継承している魔法で、

血統での繋がりがないと継承できない希少な魔法属性なんだ。大体名のある家系に多いかな。」


 希少な属性、血統属性...。ますます興味が湧いた。


「なるほど!とても分かりやすい説明をありがとう。

実は夢属性の能力について考えていたんだけど、全く思い浮かばなかったんだ。

希少な属性ということなら、きっと面白い能力をしているんだろうね。」


「面白いだなんて、そんなこと全然ないわよ。

でも、説明するより実際に見た方が早いわよね、見せてあげるわ。」

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