まとめて短編〜王女と勇者のドタバタ日常〜
①紅茶大惨事
朝の城。
セレナは優雅に紅茶を入れていた。
「ふふ、今日は勇者様に特製ブレンドを……」
しかし、勇者が突然、元気よくテーブルに手をついた瞬間──
カップは空中で回転し、見事に床へ落下!
「きゃあああ!」
セレナは慌てて拭こうとするが、紅茶はカーペットに広がる。
「ごめん、セレナさん……つい元気が出ちゃって」
勇者は真顔で謝るが、すぐに笑顔。
「……もう、任務じゃないんですから! でも、仕方ありませんわね」
セレナはため息をつきながらも、内心笑ってしまう。
二人で大笑いして、朝から紅茶大惨事は平和に終わった。
②花摘み騒動
城の庭で、勇者がセレナに花を摘もうとする。
「この花、セレナさんにぴったり!」
しかし、勢い余って庭師の大切なバラの鉢を倒してしまう。
庭師が慌てて駆け寄り、勇者は赤面。
「ご、ごめんなさい! でもセレナさんに……!」
セレナは苦笑いしながら、倒れた鉢を直す。
「もう、勇者様……でも、その一生懸命さ、嫌いじゃありませんわ」
二人の微笑ましいやり取りに、庭はいつも以上に和やかになった。
③寝坊で大混乱
ある朝、勇者が寝坊。
セレナはもう支度万端なのに、勇者は布団の中でゴロゴロ。
「勇者様! 朝の会議はもう始まりますわ!」
慌てて服を着せるセレナ。
勇者は「うわ、セレナさん、助けて!」と笑顔で叫ぶ。
結局、二人で城の階段を駆け下りるハプニングに。
朝から城内に笑いが広がり、兵士たちもつられて笑う一日になった。
④ピクニック大失敗
休日のピクニック。
セレナが作ったサンドイッチを勇者が全部ほおばる。
「ちょっと、勇者様! これは私の分ですの!」
勇者は笑顔で、「美味しくて止まらなかったんだ」と謝る。
結局、セレナは少し怒りながらも、二人で残りを仲良く食べることに。
風が吹くたびに笑い声が森に響き渡った。




