何もない足枷
掲載日:2023/09/11
僕は、ずっと何かを求めて彷徨っている。
何もない暗い廊下をひたすら歩き続け、出口の見えない終点を目指している。
コツコツと虚しい足音だけが廊下を響かせ、暗い廊下の横から何かが見つめているような視線を永遠と感じながら歩いていた。
ゆっくりと、ゆっくりと歩き続けて、どのくらい?たったのだろうか...わからないほど歩いていたが不思議と疲れは感じていないようだった。
しかし、心だけが疲弊していくような感じをずっと感じていた。
歩けば歩くほど、心が置いてけぼりになるような感覚を背負いながら、僕は希望の光を求めるように彷徨った。
そして僕は、歩けば歩くほど自分と心が乖離していく感覚がどんどん重くなっていった。
そうして、ついに歩けなくなってしまった僕は、泣きながら今まで行ってきた事をひたすら悔やんだ。




