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- - - :夢現












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 俺は、死んだのか?



 最後の記憶があやふやだ。



 確か…………


 ――帝国に入って。


 ―――帝城へ行って。


 ――――皇帝に会って。


 ―――――そして何故か戦いになって。


 ――――――俺は、負けた。


 俺の意識は、ガーナに持って行かれた。


 普通に戦っていたら負けていなかった。


 途中でガーナが俺の精神意識を侵食したせいで、俺は浮遊魔法を操れず、そのまま動きが止まったところを、ロゼに触れられた。


 触れられるとは、死ぬと言うこと。


 つまり俺は死んだ。


 だが、何故俺はこうして思考できているのだろうか。


 まさか此処が黄泉か?


 いや、此処は精神界だ。


 何度も来たことがあるので、俺には解る。


 此処は紛れもなく精神界だ。


 じゃぁ何故俺は精神界にいるんだ?




「久しいの」




 突然、声をかけられた。




「ジュルカ…………」




 そこには、最後の転生魔法師、ジュルカ・デラフトの姿があった。




「結論から言おう」




「主は死んだ」




 やはり、そうであった。


 俺は死んでいた。


 ロゼに、殺された。




「だがその死、儂が変わってやろう」




 ん?


 どう言うことだ?




「その死を、儂が引き受けてやろう。そうすれば主らは死なぬ」




 どう言うことだ?


 ちょっと待ってくれ!


 ジュルカの姿が段々と消えて行く。


 待ってくれ!


 そう叫ぼうとするが、叫ばなかった。


 何故か叫ぼうと思った矢先、叫びたくなくなった。







 だが、声を出そうが届かない。


 俺の思いが伝わる事も無い。


 淋しい。


 悲しい。


 だがそれをぶつける相手も、何も無い。


 一生此処にいるのだろうか。
























 ――場面が変わった。


 突然だった。


 それは、この精神界に来る前。


 地獄だった。


 苦しく、辛く。


 淋しく。



 第一声はいつも同じだった。


 俺の名前が呼ばれる。


 何度も、何度も、連呼された。


 そして…………その先は地獄だった。


















 

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