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4話 目覚め

 うっ、眩しい‥‥。


 眩い太陽の光で目が覚める。


 えっ!!うそっ!今何時⁉


 今日は月曜日だ。それに1限目から講義が入ってる。ヤバい!遅刻!?すっかり日が昇ってしまったように明るい周囲に焦って飛び起きた。

 ‥‥ッ、いった~。体中が痛い。?もしかしてベッドから落ちて床で寝てしまったのだろうか…?そう思って、体を起こす。


 

 えっ…‥。ここどこ?


 

 いつもなら、ふかふかの自分のベッドで寝ているはずだが、今は薄い布がかぶせてあるだけの板のようなベッドの上いた。周りを見渡すとどうやらテントの中みたいだ。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




 えっ、待って、どういうこと?まさかまだ夢の中?いや、でもそんなはず…。



 見知らぬ風景に混乱して頭が真っ白になる。混乱していると、肉を焼いたような食欲をそそる匂が漂ってきた。

 グ~~、とお腹の音が鳴る。肉の匂いと空腹感が私にここは現実だと言ってくる。どうしよう。なんで私はこんなところにいるのだろうか?昨日は普通に自分の部屋で寝たはずだ。もしかして、誘拐でもされたのだろうか?でも、どうやって?そもそも、普通の大学生である私を誘拐しても意味はないはずだ。

 お腹はすいているが、この状況で人がいる可能性の高い外に出るには勇気がいる。どうしよう、・・・うぅっ。どれだけ考えても、自分の置かれた状況に理解が追い付かない。怖い。




 「あれっ?起きたんだ。良かった~、ずっと寝てたから心配したよ。」




 必死に冷静になろうとしていたところ、テントの中に青年が入ってきた。



 ・・・・・。えっ、あの人って夢の中に出てきた人だ。

 なあ~んだ。まだ夢だったのか。ビックリした~。頭の隅で、そんなわけないと否定しながらも、現実逃避をする。




「今、肉を焼いてるけど、食べれる?これから、しばらく移動していくことになるから少しでも食べておいた方がいいよ。」




「えっと、森の中で会った人ですよね?」




「ちゃんと覚えてたんだ。まあ、とりあえず君のことも色々聞きたいし、こっちにおいで。」




 顔を知っているだけとはいえ、見知っている人がいて少し安心した。その青年についてテントの外に出ると、少し開けた山のような場所だった。








 






 


 

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