表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/16

『隔絶魔法少女 ノーブル・リリィ』設定資料 at wiki ※ビジュアルファンブックより抜粋

『作中作品』の『解説風』です。

新作として書く予定は無いです。

※当まとめサイトは、『アーカイブ』内で閲覧可能な『隔絶魔法少女 ノーブル・リリィ シリーズ パーフェクト ビジュアルファンブック』より抜粋の情報で構成されています。

二次創作は、公序良俗に反しない良識を持って行いましょう。


ファンの方は もとより、初見の方々にも興味を持って頂ける様に、他者を誹謗中傷したり排除しようとする行為は行わないで下さい。




■シリーズ


日曜日の夜7:30~8:00の時間帯に最新シーズンを放送中。

翌週日曜日の朝8:30~9:00に最新シーズンの再放送。

毎週水曜日の夜7:30~8:00に過去のシーズンの再放送。

放送局:隔離都市共通ネットワーク局

ネットワーク上の『アーカイブ』に保存された為に、1st~最新シーズンの常時視聴も可能。

現在の日本では珍しい、絶滅危惧種と言える『完全新作』。



○1stシーズン:全48話+総集編3話

宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)が魔法少女になるのは2話から。

斎木(さいき) 夏樹(なつき)と想いをぶつけ合う最終話まで。


作品中では、2年が経過して最終話エピローグは小学校卒業式の様子が流れる。



○2ndシーズン:全24話+総集編1話

タイトルの下に『The feeling is ...』と付随されている。

1stシーズンから1年後から始まる。

宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)の中学1年生最後の春休みから中学2年生への進級。

斎木(さいき) 夏樹(なつき)との再会。交流。理解し合い、共に『敵』を打倒。

しかし、斎木(さいき) 夏樹(なつき)は『力』の枯渇で死を迎え、宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)の腕に抱かれ、崩れ去り、宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)の慟哭の声が響く中で幕を閉じる。


作品中では半年間が経過していて、最終話エンディングで、1学期終業式の様子と、『女子中学生が行方不明』とのニュースに裕子の顔写真が映る。



○3rdシーズン:全47話+総集編3話。未放送回が1話あるとの噂あり。

タイトルの下に『For you, for me,』と付随されている。

前作から3年後から始まる。

宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)は行方知れずになっていた。

物語は、死んだハズの斎木(さいき) 夏樹(なつき)の視点で進む。


あまり浮き沈みの無い、けれど幸せに満ちた日常が続く。


『魔法少女の哀しい真実』が明かされ、堕天していた宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)斎木(さいき) 夏樹(なつき)が共に去る所で物語は幕を閉じる。

作品中では、1年間が経過している。



○4thシーズン:現在配信中

タイトルの下に『Inherited feelings』と付随されている。

前作から、言及はされていないが かなりの年月が経過している。


宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)斎木(さいき) 夏樹(なつき)は行方知れず。

主役は、宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)と同じ能力『隔絶』を使いこなす佐須羅(さずら) (ゆき)、12歳・中学1年生。

仲の良い同級生に兼羅(けんら) 琥珀(こはく)という少女が居る。


物語の中盤に、一言だけ宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)のセリフがナレーションで入る。

そのセリフが意味深だった為、ファン達の議論が加熱した。


同系統の『隔絶』を使う『佐須羅 雪』と『宇津馬 裕子』の、能力の使い方の違いを比較するのもファンの楽しみ方となっている。




■登場人物


『ノーブル・リリィ』は、登場する全ての『魔法少女』のこと。

『能力』+リリィなので、名前を知られるだけで能力も知られてしまうデメリットがある。

しかし、基本的には正義の魔法少女なので、ワイドショーで各魔法少女の能力解説をされてしまうくらいには認知されている。

共通して、『顕現(けんげん)』と口にする もしくは思うことで変身する。

変身自体は実際には0.5秒程で完了しているらしい。

変身解除シーンは、時々出てくるシーンに共通しているのは、『魔法少女衣装が各イメージカラーに変わり、ほどける様に消えると変身前の姿に戻っている』という事。

※1stシーズン12話の通称『水着回』で、住宅街の ど真ん中で水着姿に戻ってしまった裕子が悲鳴を上げるシーン等々



○アイソレイト(Isolate)・リリィ:宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)

1st・2ndシーズンの主役

3rdシーズンでは最終盤のみに登場する。

『隔絶』の魔法を使い、危なっかしくも一生懸命に魔法少女として活動していく。


半透明で曇りガラスの様な『領域』を展開して能力行使する。

体調が悪いと、限りなく薄い領域になってしまう事も。


魔法少女衣装は、『魔女』と表現した方がしっくりくる くらいのローブ状の衣装の上にポンチョの様な衣装を羽織り、更に『マントみたいなストールみたいな羽衣みたいなの』を(まと)っている。

真夏などは相当キツそうだが、魔法少女の不思議設定で むしろ快適らしい。

夏に涼しく冬に暖かい。


変身バンクは、変身前の服がブワッと増殖する様に拡散した直後、それが圧縮する様に魔法少女衣装になっていく。

※全魔法少女の中で、彼女だけ異様にガードが固い。全魔法少女に共通してパンチラしないが、太ももすら映らないほど。足首でも映れば掲示板が炎上する。


変身中のテーマ曲は、明るくリズミカルなテンポの典型的な変身曲。


人見知りで、クラスの班分けでは余るタイプ。

両親共に仕事で ほぼ不在。

作りおきの御飯か、お金がテーブルの上にあるシーンが毎回出てくる。

かなり幼い頃から1人で過ごしてきた為、1人で居る事は あまり苦ではない。

1stシーズン1話で、白の魔法少女と黒の魔法少女の戦闘に巻き込まれ、崩落した地下貯水施設に迷い込む。

そこで人知れず朽ち果てて死んでいた魔法少女の遺骸から『力』が流れ込み、2話で魔法少女に変身する。

彼女が魔法少女になったのは、イレギュラー中のイレギュラー。

地下貯水施設で亡くなっていた魔法少女の力が『浸透』だったのが大きな要因かと思われる。

遺骸周囲に浸透して残留していた『力』が、たまたま近くに来た裕子に浸透して適合してしまったと思われる。


マスコットキャラから魔法少女の役目を伝えられる事も無く、小さな人助けをしていた際にアーカーシャ・リリィと出会い、彼女が姿を消すまでの数ヶ月、魔法少女の本来の役目を伝授された。

再会したアーカーシャ・リリィが堕天し黒の魔法少女になっていた事から、なし崩し的に激突する事になってしまう。

1stシーズン終盤に、アーカーシャ・リリィが堕天した理由を知り、一時、変身も出来なくなる程に不安定になった。

その後、想いをぶつけ合い、互いに力を使い切った疲労困憊の中、語らい、改めて絆を結んでいる。


2ndシーズンでは、彼女の『隔絶』でアーカーシャ・リリィの『黒の魔法少女の波動』を隠す事で共闘している。

2ndシーズン最終話で、心を通い合わせた斎木(さいき) 夏樹(なつき)の壮絶な最期を看取り、堕天。


『隔絶』を極限まで突き詰め、時空間との隔絶に成功。斎木(さいき) 夏樹(なつき)を生き返らせる方法の手掛かりを求め、各地の魔法少女と接触して回っていた。

※この時の『隔絶』で世界から切り離されてしまった為、『この世界の人間』とは呼べない存在となってしまう。



1stシーズン第2話で突発的に魔法少女になった為、マスコットキャラが居ない。

以降のシリーズでも、マスコットキャラが居ないが、それ故に『マスコットキャラから知らされる魔法少女の常識』に(うと)い面が多い。




○アーカーシャ(Akasha)・リリィ:斎木(さいき) 夏樹(なつき)

3rdシーズンの主役。

1stシーズン・2ndシーズンでは準主役。

『虚空』の魔法を使う。


1stシーズンの彼女の使う『虚空』は、『希望の薙ぎ払われた終焉の虚空』。

対生物や対無機物で使用すると、囲った範囲を削り飛ばしてしまう。

範囲の向きを変えると、自分を守る障壁に出来る。その障壁に当たったモノは、当たった箇所の結合が解けて崩れてしまう。


宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)が魔法少女になった後の数ヶ月、魔法少女としてのアレコレを教示した。

その後、行方不明となり・・再登場した際には『堕天』して『黒の魔法少女』になっていた。

アイソレイト・リリィには『黒の魔法少女は存在自体許してはいけない』と度々伝えていたが、自身が身を堕としてしまった。

その自分を討てず狼狽するアイソレイト・リリィを焚き付け、自身を討たせようとした。

※穢れた身で、堕天して父親を殺めた。そんな自身を罰しようという思いも。


彼女が堕天したのは、初恋の相手に『父親が実の娘に決してしてはならない類いの虐待を されている姿』を目撃されてしまい、心が引き裂かれた為。

※堕天の際に、『虚空』に『欠落』の因子も追加されている。


父親を『虚空』で消し去り、初恋の相手や周りの人間全てから自分の記憶を消し去り姿を消していた。

※その為、『戸籍などが残っているのに誰も知らない存在』扱い。



魔法少女衣装は、漆黒の花嫁衣装。

スカート丈はミニだけれど、フリルたっぷりでパンチラはしない。

オフショルダーで、二の腕くらいから先は指先が隠れるほど長くゆったりしている。

ウェディングベールも漆黒。

ハイヒールだけれど、ピンヒールでなく厚底を変型させた様な型のハーフブーツ。

脚は黒いストッキング状のモノで覆われている。


全身ほとんど黒ずくめだが、ウェディングブーケだけ色付いている。

ブーケは金木犀(きんもくせい)の束。

このブーケが魔法少女ステッキに変わる。


変身バンクは、衣服が破れ散る様に舞い、ハイライトの無い平淡な目のアップの後、全身を闇が覆う様に衣装が形成されていく。

その際に、発達途中の肢体を舐める様なカメラワークが続く為、コアなファンには人気。女性ファン層からは、『(なまめ)かし過ぎ』と不評。

言及されていないが、変身中の描写に『パンツ』の形成描写が無くスカート形成に飛んでいる。ファンからは、彼女が性的に不遇な境遇に居る暗喩なのではないかと検証されている。

変身中、物静かなピアノの音色が終始続く。



3rdシーズンの彼女は、堕天する前の小学生の容姿。

『虚空』の魔法を使う。

優しい両親と川の字で寝るのが何よりの楽しみ。マスコットキャラは居ない。


魔法少女衣装は、本来の彼女の魔法少女衣装をオフホワイトに反転させた色合い。

ウェディングブーケは白百合の束。

彼女が歩くと、魔力が花弁状に舞い散る。


変身バンクでの決めポーズのシーンは、荘厳なパイプオルガンの音色が彩り、鐘楼の音で締められる。


彼女の使う『虚空』は、『あらゆる可能性を内包した虚空』。

囲った範囲の内側を、希望に満ちた状態に変換出来る。

ケガを囲めば癒し、破壊されたモノを囲めば壊れる前の状態に換える。

防御に使うと、障壁の内側に居れば、状態異常は改善され、進歩の余地があるモノならば組替わり改善される。



幸せな日常を送っている様に見えた彼女だが・・・。

実際は、彼女のマスコットだったニャニャンが作り出した偽りの空間で幸福の幻覚を見ていただけだった。

空家にエーテルを具現化させた家財道具を並べ・・自分の『存在値』を代償に無理な力を使っていたニャニャンが夏樹を護っていた。

存在値を使い果たしたニャニャンは夏樹の幸せを願いながら完全な消滅をし、夏樹の心には『何か、大切な何かを失った』という空白が残された。


3rdシーズンの彼女は、ニャニャンが密かに発動させ行使していた極界魔法で再生された、奇跡の産物。

極界魔法を使う際にニャニャンは自分を2つに分けていて、『夏樹を再生する』為に1人は消滅している。

もう1人のニャニャンは、消滅間際に その事を思い出し、溢れる涙と満足げな微笑みを浮かべていた。



3rdシーズンの彼女に、2ndシーズンで死ぬ前の『宇津馬(うづめ) 裕子(ゆうこ)との記憶』も微かにはあるが、ほとんど失われている。

裕子と共に去った後はニャニャンの魔法の影響が消失し、居ないハズの生徒の名前が出席簿に、座る者の居ない席が最前列に、(むな)しく残された。




○シンセリティ(sincerity)・リリィ:兼羅(けんら) 瑠璃子(るりこ)

1st・2ndシーズンに登場。

4thシーズンにも少し登場。

『至誠』の魔法を使う。


『虚空』や『隔絶』に比べ、何の能力なのか分かりずらいが、この力の前では虚像や(よこしま)な力などが無かった事にされる。

簡単に言うと、『マイナスをゼロに、ゼロをプラスに、強制的にベクトル変換してしまう』。

幻覚を使った戦い方をする敵は幻覚を消され、黒の魔法少女の『力』も打ち消されるか『白の魔法少女の力』に変換してしまう。

援助交際で『タダでヤリ逃げしようとする男』や、『騙して集団で輪姦しようとした男』を うまくやり込めていた経験が この『力』になったんじゃないか、と本人は推測している。

他人の言動ありきの、カウンター的な受け身の能力の為・・能動的に行動するのには向かない。

ただ、自信たっぷりな様子で近付いて行くだけで相手が耐えきれず攻撃してきたりするので、ハッタリをかます度胸があれば活用もしやすい。



変身バンクは、扇情的に身体をくねらせつつも、明るく幼い表情がアンバランスな魅力を振り撒く。

薄衣が肢体を覆う様に動く際にバストやヒップがたわみ、赤らめた頬と細めた流し目で緩く回転し、色気たっぷりな変身シーンを披露する。

実は、毎回バストの角度やたわみ方が変わっている。

※制作側のコダワリだと思われる。


変身曲は、アップテンポなパートと静謐なパートが折り重なるアンバランスさ。大人の女性と少女の間にいる彼女を表していると思われる。



1st・2ndシーズン劇中では、家出の果てのネットカフェ生活で、援助交際で糧を得て生きていた。

3rdシーズンでは、幼子を抱えたシングルマザーとして登場している。

生活保護を受けているが、慎ましくも幸せな日々を送っている。

娘の名前は琥珀。

4thシーズンで、職場の男性職員から人気のシングルマザーとして登場。

3rdシーズンまでとは違う方向で『カッコいい女性』となっている。


マスコットキャラのチチュンは生まれて間もない非力な精霊だった為、ただの話し相手の様な間柄。(1st・2ndシーズン)

3rdシーズンでは、瑠璃子の魔法少女としての『力』は ほとんど失われていて、娘の琥珀の守護霊の様な在り方になっている。

4thシーズン劇中で琥珀が誘拐された際に、琥珀の身体に憑依した形でシンセリティ・リリィに変身した。

誘拐事件後・・夏樹も交えて、琥珀に過去の自分の事を話している。

話し終えた際に、彼女から琥珀に『力』が移り、完全に『力』が失われた。


1st・2ndシーズン魔法少女衣装は、身体のラインが出たタイトめな感じ。

スカートはフワフワしたプリーツスカートだが、謎の影や きつい逆光で決してパンチラしない。

3rdシーズンでは未登場。

4thシーズンでは、ロングスカートのタイトドレスの様な衣装に変わっている。

物陰や見えない程の遠距離から支援魔法を放ってチラ見えする程度だったが、娘の琥珀に事情を話す際に初めて全身の意匠が露になった。




○(限定)シンセリティ(sincerity)・リリィ:兼羅(けんら) 琥珀(こはく)

4thシーズンに登場。

『誠実』の魔法を使う。


母親の瑠璃子(るりこ)から『力』が譲渡された、史上初の世代交代型・魔法少女。

母親から譲渡された際に、『力』の概念が変化している。

その為、母親のアドバイスを活かしつつも手探りで戦っている状態。



4thシーズンでチチュンが憑依して『力』を使った際は、母親の瑠璃子の10代当時の魔法少女衣装と同じ意匠だったが、

正式に『力』が譲渡された後の意匠は、

片側にヒザ上くらいまでのスリットの入ったロングスカートのワンピース状のベーシックフォームの上に、ストール状の衣装を羽織っている。

このストール状の衣装は不定形で、ポンチョ状になったり天使の羽の様な状態になったり、防御に使ったり相手を拘束したりに使える万能さ。

※この『不安定の衣装』に『力』を混ぜて、様々な用途に使える。まだまだ検証途中。


変身バンクは、身体を動かすと空間が衣装に変わっていく表現がとられている。

ファン層には、スカート形成の際の『ぎこちない腰の動き』がウケている。

変身途中にバスト周辺や股間前をチチュンが飛んで隠しているが、『アーカイブ』で公開された後も そのままの為、正式な変身行程なようだ。


変身曲は、ポップなテンポと静かなピアノの音色が混ざった曲調で、母親の変身シーンと似た感じではある。



ロングスカートなのに、シリーズ史上初、パンチラしそうになった。

そこでCMに入りCM明けで半泣き赤面でスカートを押さえていた。近くに居た少年が鼻血を出していた為、パンチラしてしまったと思われる。

(視聴者は見れなかったが)




○セパレイション(separation)・リリィ:佐須羅(さずら) (ゆき)

4thシーズンの主役。

アイソレイト・リリィと同系統の『隔絶』の魔法を使いこなす。


彼女の『隔絶』は、(いささ)か攻撃特化。

「攻撃は最大の防御~!」と言いながら突っ込む事も多い。

防御している様に見えても、実際は『弱めの広範囲攻撃で打ち消し合っている』のが実情。

『力』の使い方や『魔法少女の役目』等々、マスコットキャラから事細かに聞けていたのが災いしている。

『聞いた』事で、可能性を狭めてしまったのである。

マジメな子なんです・・ホント、マジメな子なんです・・。


魔法少女衣装は、好きなアイドルの衣装が元になって具現化されている。

その為、ヒラヒラフワフワなスカートの下はスカパンでガード!

衣装も全体的にレースやフリルにリボンが多めで淡いピンクの色合い。

かなりヒラついている。


変身バンクは、インナーから形成され(ハッキリとは見えません)、アウター形成に移っていくオーソドックスな変身。

アウター衣装は淡いピンクだが、インナーは上下共に黒。

※『上』は映るが、『下』は腰部分が(わず)かにチラ見えするのみ。


変身曲は、ピアノの早弾きの様なテンポ。



マスコットキャラはコンコン。

生まれて70年ほどなので、そこそこの能力を使う。ただ、広くデコボコに浅く深くな為・・微妙に役に立たない。

彼?のアドバイスの数々が、雪の意識を狭めていっている。

ファン層は、「余計なこと言うな!」と(いきどお)っているとか。



○伝説の魔法少女:●●● ●●●(名称・本名、共に不明)

振袖をモチーフにした様な魔法少女衣装だった。

『●●●』の魔法を使う。

(活躍当時の記録が少なかった事や、現在では意志の疎通が取れない為、不明)


TVなどのメディア黎明期に活躍していた魔法少女。

白黒写真や白黒映像で僅かに記録が残っている。

活動開始時期は不明。

いつの間にか姿を消していて、死んだと言われている。


マスコットキャラは、白い狐で、尻尾が4本。名称不明。


実際、自動車社会黎明期で法律も穴だらけの中、飲酒運転の車にはねられて亡くなっている。

無念な想いと『力』が混ざり合い、何十年も世界を漂っている。


『コレは絶対に助からない』と思われる災害地や戦災地で大勢に目撃され、その姿が半透明な為、『死んだ存在』な事は察されている。

もはや、『たすけたい』という概念と化している。

世界に残された『力』の裂け目の様な状態で、かなり無尽蔵に『力』を行使出来る。

世界的に有名な魔法少女で、とある一神教からは聖女に列席されている。

目撃情報は多い。多いのだが・・・、意志の疎通は出来ない。



過去には・・戦禍で燃え尽きた街を再生し、自然災害で失われた集落を再生し、落ちた飛行機の全乗客乗員の魂を留め遺族との最期の対話をさせた事すらあった。



現在目撃される姿は、半透明で、当時の魔法少女衣装がボロボロになった姿。

右腕と右脚が無く、顔は右側半分が白く変色した色合い。右目は空で、間近で見ると穴が開いている様に見える。

この姿なのは、轢き逃げに遭遇した際の最期の姿だった為。

轢き逃げに遭い、死が迫るなか、目に映る泣いた幼子を泣き止ませようと動いた為。幼子を泣き止ませたのは、身体から抜け出た霊体の様なモノで、幼子が泣き止むと、満足げに微笑み消えた。

後には、離れた場所に、右半身が激しく損壊した少女の(れき)死体(したい)が残っていた。

当時、死亡記事が地方新聞の隅に掲載された。


目撃される際、寄り添う様に白い狐が目撃されている。尻尾が9本。名称不明。

恐らく、活躍当時のマスコットキャラと同一個体と思われる。



■用語


○魔法少女

『神』から見初められ『力』を得た存在。

一般的に『少女』が選ばれる。

『神に恋された乙女』とも呼ばれる。


一般的に『身も心も清らかな処女(おとめ)』が選ばれると根拠無く盲信されているが、全くの的外れ。

過去には、暴行され世を(はかな)んで自殺した直後に魔法少女になり蘇生した者も居たし、斎木(さいき) 夏樹(なつき)の場合、実の父親に数年に渡り性的虐待を受けて生きていた。

一神教の聖女に祭り上げられる者や、ネットカフェを寝床に援助交際で日々の糧を得ているホームレスまで。


選ばれる実際の基準は、『何らかの、清らかな想いを抱いている少女』。

その清らかな想いが放つ輝きを『神』が感知する事で、『力』の恩恵を与えている。


一般に『魔法少女』と呼ばれるのは『白の魔法少女』のこと。

希望や夢などを失い絶望し、『力』のベクトルが反転してしまった魔法少女を、魔法少女達の中では『黒の魔法少女』と呼ぶ。

長く存在するマスコットキャラ達は、このベクトル反転を『堕天』と呼ぶ。


『魔法少女』となり『力』の恩恵を得た時点で存在が固定され、『力の塊』の様に変質する。

この時点での『力』は『プラス』の作用をもたらす。

心身の傷を癒し、温かみを振りまき、希望を与える存在となる。

『黒の魔法少女』になった場合、『力』はプラスからマイナスに変質してしまう。

『マイナス』の作用は、夢も希望も奪いさり、生きる者には死を、死した者にすら存在の滅却をもたらす。


『白の魔法少女』の場合、死んでも死体は残り蘇生も可能だが、『黒の魔法少女』の場合・・崩れる様に散っていき、死体すらも残らない。

一旦マイナスに変質した『力』を元に戻す方法は無く、『力』の核になるモノが失われた場合、完全な死を迎える事になる。


想いの輝きが失われると『力』も失われ、普通の女性に戻る。


『力』は『失われて消える』のが一般的で、『譲渡』された事例は記録が無い。




○マスコットキャラ

精霊。

見た目は、現存する動物を2頭身か3頭身くらいにデフォルメした様な姿。

人語を理解し、意思の疎通が可能。

常に空中に浮いている。


様々な属性を持ち、生まれて年月が経っているマスコットほど、出来る事の幅が広い。反対に、生まれたばかりだと非力でしかない。

属性や能力は、存在した時間が増していく程に強力になっていく。

聖霊の想い次第で様々な事が可能な為、魔法少女の『力』の補助や底上げ・維持も可能。

とある聖霊は、魔法少女史上初の『力の譲渡』を成し遂げた。



星を巡るレイラインの端末の為、自分の『存在値』を代償にレイラインから極大のマナを引き出し消費する事で、『極界魔法』も行使できる。

極界魔法を行使した代償は、己の全ての消失。

自分が居た事はおろか、想いを傾けた相手からすら忘れ去られ・・残るのは、極界魔法を行使した結果のみ。



○極界魔法

全ての魔法の中で最大規模の事象を引き起こす。

攻撃に使えば素粒子すら残さず消し飛ばし、防御に使えば完璧以上に護り切り、癒しに使えば肉片や血の1滴から全身を再生し、魂さえ辿り当てられれば死者の蘇生すら為し遂げる。



○『神』

地球上の存在からすれば、『神』と形容する以外に形容出来ない、高位次元の存在。

単体ではなく、複数が存在していると思われる。

地球上の存在が触れようとしても触れられず、存在を感知できる事すら稀。

この存在に見初められる以外に、この存在を認識し理解する事でも『力』を得る場合がある。

深淵を覗く者は深淵からも覗き込まれているモノだ、といった所か。

力を得るどころか侵食され尽くしてしまい、『自己』を消失してしまう場合もある。



■世界観


○舞台:地球。日本の『とある地方都市』。

1stシーズンから4thシーズンまで共通して、主人公が住むのは主要都市まで電車で6駅ほどのベッドタウン。

四季の変化はハッキリしていて、夏はかなり暑く冬はかなり雪が積もる。


魔法現象が認知されていて、不可思議な事件や事故が時折発生する。

『魔法少女』は、それらの出来事を調停する役割を担う。


○『敵』

主人公達のほとんどは『白の魔法少女』の為、『黒の魔法少女』や『力に取り憑かれた悪人』が『敵』として扱われている。

敵側にも深い事情を抱えている者が居るが、『一番の敵は自身の内側に潜んでいる』がテーマのひとつらしい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ