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私は恋を知らない。  作者: 恋歌
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まだ見えぬ未来へ。

こんにちは! 恋歌れんかです。

今回初投稿させて頂きます。

恋愛物を書かせて頂くにあたって、読みづらかったり話が面白くなかったりするとは思いますがよろしくお願い致します。

私は恋を知らない。



皆は恋とはどういうものか知っているだろうか。

恋とは甘く、時に切ない。とよく言われるが私にはどうもそれが理解できない。


その理由の一つとしては



私が女子校に通っているからである。



私はどこにでもいる普通の女子校の女子高生。

間宮 凛。16歳。高校1年生。



小学生までは共学であったが、周りの影響というのもあり受験することになった。


どうせ受験するならそこそこ名前の知れているところが良いと小学生ながらに思ってしまった。


しかしその時の自分の能力では共学はレベルが高く、女子校。という選択肢しかなかった。


そして私はめでたく、中学から女子校となったのだ。


中学の間、男子がいない空間にくつろぎながらも謎の違和感があったのを覚えている。

小学校からの友達から聞く共学の話や、SNSで青春している投稿を見ると、恋がしたい。彼氏が欲しい。と何度思ったことか。


中2、中3の頃には中学生での恋愛はほぼ諦めていた。

結局中学生であった時は、小学校卒業まで好きだった男子を美化するだけであったのだ。



しかし、高校生になった今、女子校であることは変わりないが「華の女子高生」という一種のブランドがつき、期待を胸に高校入学を迎えた。


案の定、4月に友達の紹介で彼氏ができた。


「凛の事好きだわ。俺たち付き合わない?」


2人で何度か会ってその帰った日のSNSで言われたこの言葉。


正直言われた時は、嬉しさよりも驚きが隠しきれず、女子校ならではの女の子らしくない驚き方、


「ぅえぇえ!?まじかあ!?!?」


と家の中で思わず叫んだ。


彼氏は欲しかったがまだあんまり話してないからと応えた返信。


〈まだ◯◯のことあんま知らないし…〉


すると彼から


〈これから知っていけばいいよ。俺はいつでも待つから。〉


とまあこんな感じだった。


そこでその後何度かデートを重ねた。


手を繋がれたり、さりげなく好きと言われたり。

女子校で免疫がなかった私には毎回ドキドキしっぱなしで楽しかった。


数回のデートの末、告白をOKし付き合った。






が、そこからが早かった。


向こうは共学であり、スポーツクラブに所属していたから割とモテていたのだろう。

イケメンではないが、女子に対する扱いが上手で優しいこともあり告白もされたという。


その報告を受けた時


「……告白してきた人と付き合ってもいいよ…?」

「絶対やだ。別れないから。」

「…うん」

「とりあえず高校の3年間は凛と付き合いたい。」



………は?


高校の3年間、だけ?

ずっと一緒にいような。とかじゃなくて?


こんな風にたまに不自然なところはあった。

それが5月のこと。



5月末には、彼が部活で忙しく会えないと言われ、寂しく思っていた。


しかし、彼のSNSの投稿で自分のプロフィールとお気に入りの画像を公開するというのを見つけ、それを見ていると、画像が男女4人で写っているプリクラがあり日付があったので見ると、


5月24日


だった。

あれ?確か部活で忙しいはずじゃ……。


と思ったが、好きな人召喚という様なところに私が一番初めに召喚されていたので何も問いたださないことにした。


今から考えればバカだったと思うが。



そして6月初め。


彼から突然


〈ごめん凛、別れてほしい。〉


とSNSできた。



悲しいというよりも、最後まで肝心なところはSNSかよ。と思った。


そしてあっさり了承し、約2ヶ月で別れた。


もちろん後から悲しさがきて、今までの思い出とかしてくれたことを思い出し、1人ずっと泣いていた。

ネットで立ち直る方法を調べてそれを実行したり、好きなことに集中したり。


軽く悲しみは残っているものの、割とすっきりした気分になった。




長くなってしまったが、これが今までの私の経緯。


そして現在7月。


当分恋なんてしないと思っていた。

それよりも勉強だと思い、塾に入れてもらった。






それが間違いだった。


この後、まともな恋愛をできなくなることをこの時の私はまだ知らない。




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