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46 お店からのお礼
「あの…よろしければ…」
「えっ?…はっ…はい…」
うん?
店員の人が何か言いたそうにしてるけど…。
なんか悪いことでもしちゃったっけ…?
「よろしければ…こちらを…」
そう言って店員の人はポケットの中から何かを取り出してきた…。
見た感じ…キラキラと光っているような…。
なんだろう…。
「あの…これは?」
「こちらは当店で扱うことのできる特別優待バッチでして…このバッチをつけているお客様には料金を半額にするサービスをしております…」
「えっ…!そんなもの…なんで…」
「本来であれば特別なお客様にお渡しするものですが…今回のお礼をしたいと思いまして…」
どっ…どうしよう…。
なんか…すごく申し訳ないような…。
俺だって特別なことをしたわけじゃないのに…。
「なお…初回でお使いいただければすべて無料で料理を提供いたします…」
マッ…マジですか…。
うーん…困ったなぁ…。
そんな風に悩んでいると、隣にいたネアが落ち着いた様子で口を開いた…。
「グリン…受け取ろうよ!」
「ネア…」
「お店の人…グリンのこと感謝してるみたいだし…。それに…受け取らなかったら失礼だと思うな…」
…それもそうだな…。
せっかくだし…もらえるものはもらうか…。
俺は店員の人に向き直り…バッチを受けとることにした…。
「それじゃあ…ありがたくいただきます…」




