41 手痛い一撃
40話において一部文章を以下の通り変更しております。
茶髪→金髪
ご迷惑をおかけします。
「…つーかよぉ…三人と一人で勝てるとか思ってんの?お前が立ち上がっても…なんも変わんねぇんだぜ?」
リーダーの男は…俺が立ち上がることにいくらか驚いているようだったが…口調は変わらない…。
相変わらず俺を馬鹿にしたように挑発する…。
それでも…俺は言葉を絞り出した…。
「そんなもんで…引き下がるわけないだろ!…ネアのために…お前らを…!」
「はぁ…言ってもわかんねぇんだな…。おい!やれ!」
リーダーの男はやれやれといったように首を振ると…後ろにいた銀髪の小男に喧嘩を促した…。
たぶん…一人ずつ俺をボコボコにする気なんだろう…。
三人で仕掛けないということは…腕に自信があるのか…単に俺をなめているのか…。
「ヒッヒッ…お前さぁ…どっかのヒーロー気取りか知らねぇけどよぉ…そういう夢は見ない方がよくねぇ?」
小男は俺に近づくと…高圧的な態度で接してくる…。
見た感じ…腕は太く、一発でも殴られたらヤバそうな気が…。
…背は俺よりも低いけど…油断はできない…。
そう思っていると…
バシィッ…!
ドシャッ…!
「うげぇっ!…」
「グリンッ!」
なっ…何が起きたんだ…!
しっかりと…見てたはずなのに…。
気がついたら…殴られてた…!
「おおっとぉ!手が滑っちまったぁ!おめぇがトロイからよぉ…ついやっちまったぜ!」
こいつ…背が低いだけのチンピラじゃない…!
殴った瞬間も…見えなかった…!




