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アパート、貸します(555文字)

 空白、改行を含む、555文字の構成で書いています。

 SF&ユーモアの好きなタイプです。


 

 どこかに、いい物件はないだろうか。

 俺は新生活のために適度な広さの住居を探していた。


「うーん。条件に合う物件は少なくてですね。大家族用ならあることはあるんですが」


「大家族用って……どれくらいですか?」


 ここは格安の物件を探してくれることで有名な不動産屋だ。

 この店にかかればどんな物件でも探してくれるというので完全予約制のこの不動産屋を三か月も前から予約していた。ここで見つからなければ他を探してもたぶんないだろう。


「やっぱり、格安っていう訳にはいかないですよね」


「長い間放置されているので、最初は苦労するとは思いますが悪くはないと思いますよ。どれくらい住まれる予定なんです?」


「条件がいいなら、最低十年ですかね。トランスポート技術(長距離運送システム)がありますから、遠くても不便は感じませんし」


「わかりました。それならこの金額で」


 俺は即決した。

 こんなにいい条件の物件なんてそうはないだろう。それに、ここで断ればあっという間に誰かに取られてしまう。それなら多少の苦労はやむを得ない。


「それでは、下見に行きますか」


「はい。お願いします」


 高次元トランスポートで、一時間の旅です。それでは行きましょう。



 トランスポートでついた先は、『地球』でした。


 今回も読んでいただきまして、ありがとうございます。

 短編の投稿は少なくなると思いますが、掌編と連載を中心に書いていきたいと思います。


 シリアスなファンタジー連載『黄昏を駆ける狂詩曲』を連載中です。

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