君のその笑顔がどうしようもなく好き
―笑顔
キミの笑顔は太陽のように眩しくて、
街灯よりも明るくて。
その笑顔は、あたしのココロを簡単にさらっていく。
ずっと笑顔でいてね?
「好きっ・・!」
あたし、今告白をしてる。この14年の人生で、したこともなければ、されたこともない・・・でもその、キミの笑顔が誰かのモノになってしまったら・・・そう思うと抑えきれなくて、勢いなんかで告白なんてしちゃって。ナニヤッテンダロ。
「えっと・・・ホントにお前の事をよく知らねぇし・・・」
やっぱり・・・だめなんだよ。初告白でOKもらちゃったよ〜なんてうまくいくわけなくて。今のあたしなら、当然の結果だと思ってた。
「あ・・突然告白なんて、ごめんね。迷惑・・だったでしょ」
やだ。やめてよ。そんな顔しないで。笑っていてよ。いつもの笑顔は?どこへいったの?
コクハクナンテシナキャヨカッタ。
君が笑わなくなるのならば。
「・・・じゃあ、約束ね!」
えっ!とした顔で君はこっちを見た。一瞬でも目が合って嬉しかった。
「ずっと・・・笑っていてよ。あたしは、笑顔が好きなんだよ・・・?」
溢れてしまいそうな涙を必死にこらえた。
泣いたら・・・君の笑顔は消えてしまいそうだから。
「わかった・・・本当にごめんな」
あやまんないでよ。今約束したじゃない。
「じゃあねっ」
こらえてた涙も限界で、こんな顔見せれないから、笑顔でさよなら。そして、走る。それで泣いた。
誰よりも君が好きです。
ココロで叫ぶ。
「続きあんだけど!」
君はあたしを呼びとめた。
「友達になろうよ」
とりあえず、一歩前進?
初短編です。ドキドキしましたが、一生懸命頑張りました☆