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作者: 石佳

スマホを買い替えるので、ここに残しておきます

「どこへ行くのですか?」

 誰かが尋ねた


「わからない」

 けれどわかっているはずだとも思う


「扉が開かないのです」

「開ける必要があるのですか?」


 そちらにも、ほらそちらにもと

「他にもたくさんの道がありますよ」


「扉を開けろと言われたのです」

「誰に?」


「開けなくて良い扉かもしれません

 心も足も他を向いているようですよ」

         こぼ

「扉を開けなければ溢れてしまうのです」

「どこから?」


「誰のための扉なのか問いかけて考えて…」

「だって、皆この扉を開けていくのです」


「扉を開けなかった人もたくさんいますよ

 何を求めて、扉を開けたいのですか?」


「開かないと証明したいのかもしれません」

 そうすれば仕方なく別の道へ行けるから


「証明なんてしなくても」誰かは笑う

「指針は心の中に、道は決めてきたもの」


 辿ればいいのです、辿ればいいのです

 望めば全て、望みどおりに

「心の声を聞いて自ら考えて…」


「その答えが間違っていたら?」

「では逆に言われたことが違っていたら?」

 

 これでいいと腹落ちすればそれは覚悟

 君の命を預かる君以外は無責任な他人

「ほらそこにも。道はたくさんありますよ」

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