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フォールンの囁き
4か月ぶりの投稿が、これだけの文字数……。
時間できれば、書けるんですが
風魔法を駆使し、空中に浮くことで障害物を無視して高速で移動できる。その技術を、フォールンにも付与して二人で魔王城へと一直線に向かった。
フェンリル森林を越え、死の森を越え、着いたのは魔王城城下町だった。
数千、数万の魔物の大軍が駐屯していた思われるその地には魔物の死体が転がっていた。
「ヴァイ達が、やったんだな」
その惨状を見て、俺は淡々とした声で呟く。そんなとき、城下町に一つの生命反応があった。
その方を見ると、仮面をつけた青年が居た。
俺と同じ白い髪。仮面から覗き込む瞳は、俺と同じ緑。
「彼、どうするの?」
俺が仮面の青年を見ていると、フォールンがそう口にした。
「何か知っているかもしれない、情報を聞き出すつもりだ」
「ふーん、そうなんだ」
フォールンは一呼吸置くと、こう"囁いた"。
『彼を殺せ』




