「崩壊した、秩序」
「そろそろ、かな……」
オールディンは、そう呟くと町に降りた。
「邪魔なものは、全て消せばいい……」
右手を、左から右に払うと町は、人は、火は、全て消えた。
右手を払った。その、右手より上にあったものは全て消えた。
ナース、ダリス以外。
半径1kmのもの全て。雲すらも、風圧のようなもので飛ばされ、綺麗な晴天となった。
「さて、殺ろうか……」
オールディンは、そう言って。
静かに、グングニルを手に握った。
小さな、笑みを作って。
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「さぁ。殺し合い(ゲーム)を始めよう」
銀色に光る髪、緑色の目をした彼女は、大きく、暗い、城でそう呟いた。
そこは――魔王城。
相対するものは――勇者パーティー。ヴァイ、レイ、アスノー。
「魔王、この世界を救う為に貴様を倒す!!」
ヴァイは、そう告げる。剣を魔王に、向けて。
「そうか、君たちが――さぁ来い!勇者。ヴァイ!
この、魔王。ヴァルキリア・ゲイルを、倒してみろ!」
魔王は、そう告げると。涙を一滴流し、暗黒の魔法陣を発動させると。
禍々しい、漆黒の剣を手に持った。
「「「――!?……噓、だろ?」」」
ヴァイも、レイも、アスノーも。
”察した”。”何か”、を。だからこそ、驚いたのだ。




