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凜妃のため息  作者: 小井理楽
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長身に恵まれ、医官は体力勝負!と豪語し鍛え、スラリとした痩躯。

切れ長な目で視線を流せば、女官はおろか男性ですれ頬を染める。

昏破の主治医であり、皇族専門の医官を務める秋家の()秋 李音(しゅう りおん)

四季帝国三大貴族の一つ、秋本家の末っ子長女にして、四季帝国唯一の女性医官である。

本来、医官は男のみなのだがー

『男でないといけない、なんて法のどこに書いてあるの?』

と無茶苦茶な理論と、皇族専門医のコネを最大限に活かし医官になった。

もちろん実力もあり、医官の試験には史上初の満点合格。

『満点でも医官になれないの?他の誰よりも優秀なのに??

 頭、おかしいんじゃないの。』

女性、という性別に難癖をつけてきた官吏達に堂々と言ってのけたのは記憶に新しい。

男に囲まれて育ったせいか度胸もあり(ありすぎる とも言うが)、男社会の宮中でも違和感なく出仕している。


(令嬢というよりは、()()ですわね)

昏破はなかなか開かない扉に視線を移した。


その頃、扉の前ではー

「ちょっと、私がお運びするからどいてちょうだいな」

「あら、あなたこの間持って行ったじゃない!公平に順番よ!」

「それなら、次は私よ!お二人とも、引いてくださいな」

「今日は私がお世話をするって、朝決めたじゃないの!」

美少女と麗人に茶を出す・・・目の保養になりあわよくばお声かけいただける役目を誰がするかで、侍女達が揉めていた。


(お茶は飲みたいところだけど熱いと火傷するし、安静にしろって閨に押し込まれるだけですもの…冷めてちょうどいいですわね)

昏破はクスッと小さく口角を上げた。

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