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凜妃のため息  作者: 小井理楽
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4

李音りおんは侍女の足音が遠ざかったことを確認し、

「で?

()()怒ってるの?

自分が馬鹿にされたことには怒ってないんでしょ?」

李音は昏破くれはに聞く。

「…」

「この部屋に来るときに人払いをしてきてる。だからあの侍女しかいなかったし、その侍女も今はいないよ」

黙る昏破に李音は促す。

ハーッと昏破は溜め息をつくと、顔から全ての感情を消した。

「木簡に書かれていた、穀物のおおよその収穫量とやらを()()()()()()()出してきたことに ですわ」

金の色を持つ眼は、冷やかな知性に溢れていた。


(切り替えがお早いことで)

李音は先程とは別人の顔を見せる幼馴染の切り替えの早さに、関心した。

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