職業
----------------------------------------
俺は再び外の世界に足を踏み出している。
唯一の安息地帯の結界で地面から急に吹き上げるマグマ、その中から編然と出てくる巨大のトカゲを見てから2日間外に出ることが怖くなり、ずっと安息地帯から出れなくなった。
そして、俺は三日目にしてやっと安息地帯から出ることが出来た。
何故俺は外に出ることが出来たのか。
まず、あのマグマの海はたった1時間もすれば綺麗に消えた。だから外に出ること自体はその日からでも出ることが出来たのだ。
しかし、問題はマグマの海が消えた理由である。あのマグマから出てきた巨大なトカゲが喰われたのだ。
口から大きな牙を2本生やし、緑色のクリスタルで出来た長い尻尾を持つ黒色の毛皮をした体長4メートルほど虎が3メートルのトカゲの首を背後からガブリと。
俺には虎がどこから現れたか分からなかった。あまりにも自然にトカゲの背後にいた。まるで最初からそこにいたかのように・・・・
虎の足はマグマには浸かっていなく、何かしらの力で浮いていた。
そして、トカゲが殺された瞬間、今まであったマグマが嘘のように地面の中に消えて行きもとあった洞窟に戻った。
しかし、最強に思えた黒色の虎は地面から現れた真っ白な色をした体長30cmのウサギの群れに喰われた。
この時、カズトは諦めた。
前の世界の常識はこの世界にはないのだと、この世界ではこれが当たり前なのだと。
だから、俺は体をビクビクと振るわせるような怖がるのを辞めた。
いや、実際に恐怖が消えたわけではない。ただ、恐怖に対するベクトルが変わった。外の世界の恐怖・怖さを知るためにずっと2日間一睡もせずに結界の中で外の光景を見ながら過ごした。
幸い、今のこの体は地球にいた頃とは違うようで飲食を二日取らないからと言って死ぬことはなかった。
しかし、空腹感は消えない・・・・
しかし、空腹感が増すにつれ集中力が研ぎ澄まされるのが分かった。
昔、聞いたことがある、ある有名なカメラマンは撮影する際は必ず空腹状態で撮影を行うらしい。「そうでないと良い写真が取れない」と言ったらしい。
また、試合をする前に激しい減量をするボクサーなどは減量中音にすごく敏感になると言う。
自分にもそれらと似たようなことが起きているのだろう。
そして、俺は睡眠を忘れ外の世界を観察し続けた。
そこで、カズトは思い知る。
(「やっぱり、この世界はおかしいだろう。」)
俺は地球にいた頃の常識を諦めた。そして、この世界が弱肉強食の世界なのだと知ったつもりだった。
しかし、この世界はそんな甘くなかった。
それが、1日俺が外を観察した感想である。
まず、1日で環境が6回変わったのである。
そう、6回である。最初はマグマの世界、森の世界、氷の世界、毒のガスが充満する世界、沼地帯の世界、そして、最後には洞窟の中のすべてが水に浸かった世界である。
本当にここが洞窟の中なのか疑ったしまうほどである。
―――――――――――
外の世界の観察2日目
俺は昨日の出来事が特別だったわけではないことを知った。
2日目は4回世界が変わった。
濃い霧の世界、無重力の世界、普通の洞窟、光が1つない真っ暗な世界
この洞窟の中では環境が変わることは常識なんだと思った。
そして、俺は今日外に出ることを決意した。
安全だけを考えるのなら俺はずっと結界の様な空間に居続けたらよい。
しかし、この結界の空間には飲む物や食べる物がない。
このままでは、どのみち死を待つだけになる。
いや、もしこの結界の空間にいくらでも食べ物や飲み物があったとしても俺はそれを選ばないだろう。
このまま、一生安全地帯だけで過ごすのは死んでるのと変わらない。
外に出ることを諦めたらそれは生きる事を諦める事と同じである。
どれだけ、外に危険があろうと一人は外に出る。
幸い、この安全地帯は元の黒いキューブに戻すことが出来て持ち運びが出来た。
カズトは洞窟の中の環境が普通の状態になった時を見計らい外に足は踏み出した。
~~王宮~~
転移者同士の食事会が終わってから1週間が過ぎた。
この1週間俺達はこの世界の常識と勇者間の中を深める事に重点を置いた。
そして、今日俺達は再び王室の呼ばれた。
「勇者様方、昨日はゆっくり休めましたか?」
「ああ、ゆっくり休めたよ。」
この1週間あの部屋で住んでいるが、今まで寝たことがないほど寝心地が良いベットだった。
あのベットなら本当にドラ○もんの○び太のように3秒で寝れてしまうぐらい気持ちよかった。
「それはよかったです。では、今日は勇者様方には職業を決めてもらいます。」
「すみません、「職業」ってあれですか、働く的なあれですか?それともゲームでよくある職業ですか?」
愛梨が国王に話す。
「はって?ゲームと言ったものは知りませんが、まぁ、そうですね「職業」によって働く職業を決めたりする人も多いですね。」
愛梨の質問に国王は答える。
「とにかく「職業」に着くことは大事です。この国では子供が6歳になると「職業」決めるようになっています。」
王の横にいるイケメンの王子ことサマエルが言った。
「では、ここの場はアリスに任せて我らは会議に行きます。アリス、あとは任せましたよ。」
「はい!分かりました!」
「うん、じゃあ任せたよ。」
サマエルはそう言って国王と一緒に部屋から出て行った。
――――――――――――
「それで「職業」はここで得られるのですか?」
正輝がアリスに聞く。
「はい、「職業」はこの水晶を触ってくださって際に、ご自分に合った「職業」が浮かび上がります。その中から決めてください。」
「質問なんだが、一度決めた「職業」は変更することは出来るのか?もしくは職業は1つしか持つことが出来ないのか?」
「はい、「職業」は1度決めると変更することは出来ません。」
「なら、進化や成長と言いたことも起きないのか?」
「はい、起きません。そして「職業」は大体1人に1つか2しか選択肢が現れません。」
「なるほどね・・・・分かった、ありがとう。」
「では、説明を続けます。・・・」
アリスの説明を要約すると
この世界の住民はすべてクラスに分けられ、クラスの中から自分の才覚にあった「職業」が現れそれに着くらしい。
職業の中には「村人」や「料理人」や「商人」のような非戦闘職はないらしく、この世界の住民の「職業」はすべて戦闘職らしい。
その代わり、良い「職業」に着けないと非戦闘職にような職業に就く者が多い。また、戦闘をする行為自体が苦手な者は非戦闘職に就く場合もあるそうだ。
ようするに、職業が「剣士」なのにパン屋さん、「魔法使い」なのに農家さんみたいな感じである。
「まぁ、そう言うことですので、「職業」選びは慎重にしてくださいね。」
そして、正輝が最初に台にある水晶に触った。
「豪剣士」 「ジェネラル」 「聖騎士」 「アークダークナイト」 「剣聖」
「すごいです。まさか、5つも出るなんて・・・・・・」
「えっと、アリスさん「職業」の説明聞いていいです?」
「あっ、はい。まず、豪剣士はセイバークラスの中でウォリアーのスキルも使えるようになる職業です。
魔法は使えなくなりますが、その代わりにセイバークラスの中でもトップクラスの攻撃力を持っています。また、高い属性耐性を持っています。」
「そして、ジェネラルは戦っても上位クラスの能力があり、数多くの味方にバフ効果を与えることが可能な味方の支援の特化した職業です。」
「聖騎士は過去のセイバークラスの勇者さま達に1番多かった職業ですね。
耐性も多く、高いステータスを持っていて回復や魔法も使える万能タイプですね。
なにより、聖魔法や聖剣技に大きなアドバンテージを持ちます。
弱点の少ない職業ですね。」
「アークダークナイトは魔法剣士の上位版のダークナイトのさらに上位と言われている職業で回復系の魔法やスキルが使えない代わりに、攻撃魔法系統に特化しています。また、剣士の能力としてもとても優秀です。」
「最後にこの剣聖は・・・・すいません、私も知らないので少し待ってください。」
そう言って、アリスは棚にある百科辞典以上に厚い本を開いて読む。
「あっ、見つけました!!!!
過去に2人だけこの職業になっている人がいます!
ですが・・・どれも勇者の方でありませんね・・・・・」
「誰がその職業になっているのですか?」
翠が考え込んでいるアリスに質問をした。
「はい、えっと52年前と78年前の人ですね。詳しい人物像は書いてありませんね。
ただ、この職業は魔法や回復系のスキル覚えれません。さらに、ステータスも防御力、耐性、魔力のすべてが一般人と変わりません。その代わり、攻撃力、器用度、俊敏性がトップクラスですね。
あと、最後に剣にすべてを捧げた者達と書き残されています。」
「そうですか・・・・」
そう言って、正輝は腕を組んで悩む。
「正輝様。正輝様の場合、選択肢が5つもあります。ゆっくりでいいので後悔しないように選びくださいませ。」
「うん、そうさせてもらうよ・・・」
正輝はアリスそう答えて、再び考え込んだ。
「では、正輝様は後回しにさせてもらいました。次に方どうぞ!」
アリスはそう言って他の三人を見た。
「じゃあ、あたし!あたしが行きたい!!」
愛梨が右手を大きく上げてそう言った。
「はい、では次は愛梨様ですね。」
「うん、お願いね。」
そう言って愛梨は水晶がある台に近づいた。
「では、手をかざしてください。」
「うん。」
愛梨は水晶に手をかざした。
「アークウィッチ」 「アークサモナー」 「アークエレメンター」
「愛梨様もすごいですね・・・・・・・」
アリスは愛梨の職業を見て驚いた。
「えっと、アリスさん説明聞いてもいいですか?」
「あっ、はい。分かりました。」
「くす、アリスさん慌てすぎ。」
「酷いです。愛梨様、笑うなんて・・・・」
そう言いて、アリスは「私怒ってます!」と言ったような感じに頬を膨らます。
「ごめん、ごめん。それと、アリスさん、私のこと様なんてつけなくてなくてもいいよ。」
「なら、私もアリスと呼んでください。」
「いいよ。アリスちゃんこれからよろしくね!」
「はい、愛梨さん!」
「さんもいらないよ。」
「ううぅぅぅ・・・愛梨・・・」
「もう!アリスちゃんたら可愛いんだから!!」
恥ずかしそうに言ったアリスに愛梨は抱き着いた。
「やめてください愛梨・・・それと私とあなたは同じ歳です。ちゃん付けは辞めてください!」
「あのう・・・」
「はい、なんですか?翠様?」
アリスは愛梨に抱きつかれたまま翠の方を向いた。
「えっと、私のことも呼び捨てに呼んでくれないかな?」
「えっ・・・・じゃあ、わたしのこともアリスと呼んでください・・・翠・・・・」
「もう、可愛いアリスちゃん!!!!」
翠もそう言って愛梨と同じようにアリスに抱きついた。
「もう、愛梨も翠も離れてください!あと、私はあなた達と同じ歳なのでちゃん付けは辞めてください!!!」
それから10分くらいの間、アリスは2人の抱き枕状態になっていた。
「アリス、俺達のことも呼び捨てでいいからな!」
俺は正輝と自分を指しながらアリスに言うと
「ちょっと、男子!!そんなこと言って私達のアリスちゃんに抱きついたら承知しないからね!!!」
「そうですよ。勝手に私達のアリスちゃんに抱きついたらダメですからね!!!」
2人はそう言ってアリスに再び抱きく。
正直、めちゃくちゃ、うらやましい!!!
「まず、私は2人の物ではありません!!!!!」
アリスはそう言って憤慨しているが愛梨と翠の耳には届いていなかった。
「ゴホン、では話を戻しますね。」
アリスはあれから5分後でやっと解放された。
「愛梨の職業の3つはそれぞれが職業のトップクラスです。
まず、「アークウィッチ」は女性の方にしかなることは出来ない職業です。
なにより、最大の特徴はその攻撃力です。後衛職の中では最大の攻撃が誇るのは間違いなく「アークウィッチ」です。
しかしその代わり、使える魔法の数が少ないです。
例えば、「アークウィッチ」と双をなす「大賢者」はすべての魔法が使えると言います。しかし、どの魔法も使っても「アークウィッチ」ほどの威力は出せませんが応用が利き何でもできると言われています。」
(なんか、愛梨にピッタリな感じだな・・・)
これは決して、こいつ、ガサツそうだからぴったりだな!といった意味ではないぞ!
俺は誰に対しているか分からない言い訳をした。
「次に、「アークサモナ―」は「召喚士」の上の職業の「サモナー」の上位職業ですね。
これは、レンジャークラスの「テイマー」に非常に似ているところが多いです。
規約を結び、その契約した者を強化することが出来ます。
しかし、最大の違いのはやはり自分に格に応じた召喚獣が呼び出せることですね。
「テイマー」は契約するために探さないといけないのに対して「サモナー」系はこちらに呼び出せることが出来てその上、「テイマー」よりも契約結べる可能性ははるかに高いです。
しかし、「サモナー」系は「テイマー」とは違って契約が結べる数が少ないです。」
なるほど、クラスが違っていても似たような職業があって、どちらにもメリットとデメリットがあるんだな。
「次に、「アークエレメンター」ですが、これはすいません。あまり情報が少ないのか本でも書いてある言葉は少ないですね。」
そう言ってアリスは分厚い本をペラペラめくっている。
「ただ、この「エレメンター」の職業はエルフ族に多いと言われています。」
「えっ、エルフ?やっぱりこの世界にいるのか?」
俺がアリスに聞く。
「はい、居ますけど?」
アリスにとっては常識なのか何故修二がそんな質問してくるのかといった感じに首を傾げている。
そして、アリスの言葉を聞いた修二と言いうと
「よしゃああああああああああ―――――――――!!!!!!!!!!!!!!」
と非常に大きな声で叫んでいた。
「!!どうしたのですか?修二?」
アリスは突然叫び出した俺を心配する。
他の三人は想像ついていたのか「やれやれ」と言った感じでこの状況を見ている
なぜ、俺が急に叫び出したかだとそんなの決まっている。
エルフ、あのエルフだぞ!
逆に何でそんなに大人しい態度が取れんだ?
エルフとは漫画やラノベの定番中の定番ではないか。
今日ほどこの世界に来てよかった思ったことはないな!
「あの、大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だよアリス。」
危ない、発狂しそうなっていたな。
いや、していたか・・・・・
でも、エルフがいるとしたら他にも・・・・・
「はいはい、わかったから。修二がエルフ好きであることが分かった。落ち着いて。
えっとアリス、説明の続きを聞いていい?」
愛梨が修二をなだめてアリスに続きを話すように言う。
「あっ、はい。ここに書いてある。内容だと、「エレメンター」は「精霊術師」の上位職で精霊と契約してその力を借りることが出来るとだけ書いてあります。」
そして、アリスは最後に愛梨に「どうでしょうか?」と尋ねた。
「う~~ん」
愛梨も正輝と同じように腕を組んで悩みだした。
「正輝も愛梨もそう急いで決めなくともいいですよ。」
「分かっているんだけどね・・・・どうしても変更が出来ないとなるとね・・・・」
「そうですね。これだけの種類の「職業」があれば誰だって悩みますよ。」
「うん。じゃあ、私もあとで決めるから先に翠にやりなよ。」
「えっ、私??」
「誰かが先にやらないといけないでしょ。」
「それなら、修二君が・・・・・」
「翠」
愛梨は修二の方に指を指した。
「やっぱ。エルフがいると言うことは獣耳もいるのかな・・・・」
「ああ・・・・なるほど。次は私だね・・・・」
翠は愛梨の後ろでいまだに現実に戻れていない修二を見て納得した。
「えっと、アリスお願いします。」
「はい。大丈夫ですよ、触ってください。」
「はい。」
翠は恐る恐る台の上の水晶を触った。
「アークセイント」 「巫女」 「アークビショップ」 「アークドルイド」
「翠も職業が4つですか。なんだか、感覚がおかしくなりそうです。」
「ごめんなさい・・・・」
アリスの溜息に着きながら言葉になぜか翠は謝った。
「別に謝らなくてもいいですよ。もしろ、喜ばしいことですよ。」
「うん、ありがとう。」
「では、説明にしますね。」
「うん。」
「まず、「セイント」は近接戦闘できることが出来るヒーラーですね。翠の場合「アークセイント」ですので少し違うところがありますが大きくは「セイント」と同じです。」
「近接戦闘ではどんな武器が使えるの?」
「はい、「セイント」職の方は基本ステッキか棍棒を使う人が多いですね。また、昔の英雄と言われた冒険者の「アークセイント」の方は多くの得物を持ち次々と武器を入れ替えて戦っていたそうです。」
「入れ替える・・・・・」
「あくまで、そういった人がいただけですよ。別に翠がしなくてはいけないわけではないですよ。」
「あっ、そうだった・・・」
「それで、次の・・・・・・」
そう言ってアリスは持っていた分厚い本をめくっていく。
「すいません・・・・翠・・・・「巫女」についての情報はこの国にはないようです・・・・・」
「いいよ、アリスちゃん。」
「でも・・・・」
「仕方ないよ。情報がないんだから。」
「ありがとうございます・・・翠・・・・・」
「うん。大丈夫だよ。」
「じゃあ、次の「アークビショップ」についての情報はありますのでそちらの説明をされてもらいます。」
「うん。」
「「アークビショップ」は「ビショップ」の上位版で高位の聖魔法と回復魔法に特化した職業です。ヒーラークラスの回復力とキャスタークラスの攻撃力を兼ね備えた職業でもありますね。しかし、聖魔法と回復魔法以外の魔法が使えません。」
「そして、最後に「アークドルイド」は「ドルイド」の上位版でバフと持続系の回復スキルが多い職業ですね。また、土魔法や風魔法にも高い適性を持っています。「アークドルイド」が1人いるとパーティーの戦闘持久力が格段に上がると言われています。しかし、瞬間的な回復系のスキルや魔法がありませんので戦闘中に大きな怪我を治すことが出来ません。」
「どうですか翠?」
「う~ん、やっぱり私も正輝君や愛梨ちゃんと同じでもう少し考えさして・・・」
「分かりました。では最後に修二ですね。」
「ああ。」
流石に、この頃には修二も完全に落ち着いていた。
「では、触れてください。」
修二はアリスの言った通りに水晶に触る。
「双槍師」 「チャンピオン」 「ガーディアン」
「3つか・・・・」
「そうですね。やはり、勇者様方はすごい人ばかりなんですね。」
流石のアリスもこうも続けば驚きようが小さくなっていた。
「「双槍師」は槍を左右にもち戦う職業です。この職業は非常に扱いが難しい職業だと言われています。左右の槍の距離感などの間合いが取るのが難しいためにあまりなる人が少ない職業です。しかし、その性能は高く、両手から放たれる連撃はまるで流星群の様だと言われています。」
「「チャンピオン」は「モンク」の最高位クラスの職業で全属性の対する耐性と高い耐久力を持っており、また、高く攻撃力を持っています。しかし、魔法は使うことは出来ません。」
「最後に「ガーディアン」は数多の防御系スキルを持ち、また高い耐性と耐久力を保有しており、守りに関してはどの職業よりも強いです。しかし、魔法や回復系のスキルは使えなく、また敏捷力がどの職業中でも遅いです。」
「う~ん」
どの職業も捨てがたい。
俺が悩んでいると
「やっぱり、修二も後に決めますか?」
「そうするよ。」
「では、「職業」についてはまた1週間後聞かせてもらいます。みなさん良いですか?」
「ああ」
「うん。大丈夫。」
「分かりました。」
「了解。」
それぞれが答える
「では、ゆっくりみなさんで話し合って決めてください。」
こうして、俺達は「職業」が決まらないまま解散となった。