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こちら異世界移民局!~転生・転移チートを許さない世界の物語〜  作者: ひろほ
第七章 セレブの意味とは何でしょう?
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作戦会議2

「迎撃ですかー」

「そ、どこから狙っているのか分からないし、それを調べる人手もない。となれば、ゴール地点で待ち構えるのが分かりやすいでしょう? 異世界遊びの缶蹴りの要領で」


とはいえ、ミサイルの速度に私の反射神経が対応できるか分からない。

缶蹴りはほぼほぼ等速で行うからこそ、遊びとしての成り立つのだ。

子ども達に混じって、車両や航空機が来たらなす術がない。

しかし、調査や捜査をしている暇もないのも事実だ。


「あの、私の反射神経で対応出来るでしょうか?」

「そうね、出来る限りの対策はしましょう。まずはどうやったら気付けるか、からね」


レポートパッドとペンを魔力行使で事もなげに引き寄せるマリさん。

こういう何でもありの一面がマリさんたる所以。


「さっき言っていた転移だったら、空間振動かな?」


アレックスも会話に入ってくる。

それを受けて、ペンを走らせメモを取っていくマリさん。


「そうね、そこは検知できそうね」

「物を小さくしてしたのを戻すとするなら、スペースは重要ですね。後は発射に必要な装置や機材も、人員も必要だと思います」

「レミリア、インフラの面はどうだい? 電力だって必要だろ? ただっぴろいスペースだけでも成り立たないよね?」

「電力自体を持ち運べるなら、ちょっと分からないですけどね。そもそも、ミサイルを撃つにしても、どれだけの規模の施設、インフラが必要なのか分からないっていうのもありますが」

「電力の話だけで言えば、そこまで必要ないはずよ。制御する端末も、近距離であればそこまで難しい計算も要らないしね」

「という事は、やっぱり問題はスペースだけ、か」

「あの、発射直後に巨大化させる、っていうのはどうでしょうか?」

「もしそうなら、対応が難しくなるわね。計算がどれだけズレるのか、詳しい事は分からないけど、さっきも言った通り、そこまでの精度は必要ないしね」

「それも含めての計算までされたら、本当に一瞬だね。最悪な事に」


とアレックスは言うが、最悪そうに聞こえないのは何故だろうか。

マリさんも真面目な面持ちではあるものの、深刻そうではないし、ひょっとしたら私がおかしいのとさえ思ってきてしまう。


「巨大化って、何か前兆はあったかしら?」

「種類によりますが、重力場の変動、大気中の元素の増減、ここいら辺でしょうかね」

「よし、何とか探知は出来そうね。他はどうかしら?」

「凄い力技ですけど、ロングレンジからっていうのはどうでしょうか?」

「結界も対空兵器も私達もかいくぐって、ということ?」


私達というよりも、マリさんをかいくぐって、が正しいんだけども。


「はい。本来の用途ですしね」

「あっちの国がどのくらいの物を供出したかは分からないけど、そこまで高性能の物かな? 公安の調べだと、旧式の可能性が高い」

「けれどアレックス、いくら兵器が旧式といえど、魔力行使でどうとでもなるわ?」

「となると、今度は遠距離で有用な能力を考えないとだね」

「いえ、その必要はないでしょう」

「え?」

「遠距離なら着弾まで時間がかかるでしょ?」

「まぁ、至近距離よりは流石に……」

「それなら私達で止められるでしょ?」


いや、いくらなんでも音よりもはるかに速いスピードで飛んで来るんですよ?

しかも、加速してくるんですよね、ミサイルって。

それをどうやって撃ち落とせと。

発射、点火の予兆を察して、事前に構えて対策するって話ですよ。


「確かに、遠距離から来るものを落とせないで、至近距離からの不意打ちみたいなミサイルに対応出来る訳はない、か」

「そういうこと」

「じゃあ、お嬢様、最大の問題点はどうしようか?」

「他に何か気になる事が?」

「ええ、お嬢様は対応出来るかもしれないけど、火力が私には足りないよ」

「私はそもそも反射神経が足りません」

「そこは大丈夫! うちの装備品を使ってもらうから!」

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