表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちら異世界移民局!~転生・転移チートを許さない世界の物語〜  作者: ひろほ
第七章 セレブの意味とは何でしょう?
85/127

邪魔

さて、デートプランを考えてはいるが、浮かれていられないのも確かだ。

私が狙われているのも間違いないし、マリさんに至ってはそれが日常という節がある。

お互い難儀な人生ですなぁ、と思いつつ、『おそろい』に心が躍っていた。

我ながら楽観的である。

まぁ、ぶっちゃけ、マリさんは私が心配したり、警戒したりするレベルではないのだけれども。

それでも昨日のように不測の事態はある訳だし、用心に越したことはない。


「やぁ、お嬢さん、お一人かい?」


背後から話しかけられる。

意識が他所に向いていたとしても、警戒しようとしていた矢先にこれとは情けない。


「って、アレックスじゃないですか」


アレックスなら仕方がない。

何せ、存在を薄くする事に関してはコイツの右に出る事はないのだから。


「何だと思ったんだい? ナンパを期待していたのかな?」

「そんな事あるわけないじゃないですか。で、何をしているんですか?」

「仕事だよ、仕事。公安に行ったら、既に辞める事になっていたし、私物もまとめられているなんていう手の回しようだ。いやはや、仕事が早いのも考えものだねぇ」

「そうしたら、今は皇国側のお仕事中という事ですか。情勢の調査とかですか?」

「そんな大仰なものじゃないよ。お嬢様のお達しでねぇ、レミリアの周囲にある危険を排除しろとのことでね」

「つまり、護衛って事ですか?」

「そうそう」


すげー邪魔。

と思っても、マリさんが心配してくれたというのは、ちょっと嬉しい。

その嬉しさを味わえたから、もう帰っていいぞアレックス。

それに思うところもある。


「護衛って、さっきつけられていたんですけど?」

「あー、アレか」


そう、アレである。

知っているという事は、見てみぬふりをしていたという事ではないか。

仕事をしろ仕事を。


「職務怠慢なんじゃないですか?」

「アレね、公安の人」

「は?」

「レミリアを護衛しようにも、場所が分からないとどうしようもないでしょ?」

「確かに……」

「それに、ただでさえ昨日みたいな事が起こっているんだからね。元同僚に場所を教えてもらったって訳だ」


つまり、私は魔界の公務員、尚且つ捜査機関の人間をぶっ倒してしまった、という事か……。


「これ、私捕まったりしないですかね?」

「どうだろうね? まぁ、大丈夫じゃないかな? アレが一般人や普通の警察ならともかくね」

「そうだと良いんですけどねぇ」

「ま、外国籍の公務員とくれば、面倒な手続きふむくらいなら、お目こぼしはするだろうけどね。それに、ミストラル家の関係者だ、大人の事情が良い方向に働くだろうさ」


大人って、便利だなぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ