表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちら異世界移民局!~転生・転移チートを許さない世界の物語〜  作者: ひろほ
第二章 意外とガテン系。
8/127

現場仕事3

スマホから投稿

ブクマの登録と、ポイント評価、まことにありがとうございます!

「ここいらへんだな。新米、現場で留意すべき点は?」

「はい。まずは周辺の状況です。市街地なら住民の誘導が住んでいるか、また、山間部であれば見落としやすい地形、とくに洞窟などの目の届かない箇所が無いかを確認すべきです。あと、新米じゃありません」


これは少し自信がある。


「50点」


50点!?

80点くらいの手応えはあったのに!

あとはなんだ!? えーとえーと……。


「くっ……あとは高低差です。意外と人の意識は上下に気を配れません」

「60点」

「刻みますね……。うー…あとは……」

「5…4…」

「あー待って下さい! えーと……あ、危険区域かどうか!」

「やっと出てきたか。75点」

「え? まだあります?! えーとえーと」

「3…2…」

「カウント継続なんですか!? あーあー……」


普通こーゆーのはリセットされるだろー!

酸欠の魚みたいにパクパク口を動かすが、一向に音が出てこない。


「1…0! 及第点だな。他にあげるとすれば、立ち入り禁止区域か否か、危険区域が出たなら、少し考えれば出ただろう」

「あっ!」


確かに……場所と危険を意識するなら、そういったところもある意味危険なのだから。


「聖域や神域、私有地、保護区……立ち入り禁止の場所は意外と多い。あとは高低差を気にするのなら、同時に空中出現にも気を配ってしかるべきだな」

「空中出現……」

「立ち入り禁止ならまずは許可を申請。空中出現を考えるなら、保護マットなどの用品を展開、そして、用地も確保しなくてはならないな。そうなると、車両や航空機の拠点も視野に入れなくてはならない。まぁ、ここら辺は芋づる式に出てくるだろうな」

「なるほど」

「まだまだ新米だな。三年になるか」

「返す言葉もございません。だいたいそのくらいになりますね」

「時期は未定だが、新人が入ってくる。その時までに復習しておいてくれ。何も背伸びをする必要は無いが」

「新人!? そしたら私も新米扱いは無くなりますかね?」


新人が入ってきたら、私も先輩みたいに憧れの対象になれるだろうか?

とりあえず、まずは新米扱いをやめてもらうことが目下の目標だけど。


「それは無いだろうな」

「えっ?」

「あとは、最後に一つ。迅速な行動、だ」

「えー……」


自分から話しかけて、口頭試問をしてそれか!?

本人はバックを片手にさっさと降りてしまうし!

ああもう! とにかく後を追わないと!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ