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こちら異世界移民局!~転生・転移チートを許さない世界の物語〜  作者: ひろほ
第六章 幼馴染とはかけがえのないものなり?
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朝ごはん2。

お久しぶりです。生きてました(`・ω・´)

どんなに一流のパン職人でも、焼きたてのパンには勝てない。

という言葉を聞いたことがある。

ならば、一流のパン職人の焼きたてパンはどうか?

それはもう筆舌に尽くしがたい味なわけで。

巧くて旨くて美味くて上手くて甘くて。

パンでパンを食べられるくらいにはうまい。

語彙力の低下を自覚できるほど味覚に意識を取られている。

喉をうるおそうとスープを口元に運べば、その芳醇な香りだけで唾液がジュワッと分泌され、乾きが癒えてしまった。

さて、お味はといえば、塩味は控えめであっさりとしている。

が、旨味の濃さというのだろうか? 野菜の甘みであったり、ハーブ独特の風味、それに肉っぽい味もする。

それら全てが高いレベルで噛み合い、どれもが主張しあわない。

故にあっさりと言うよりも、優しい味という表現がピッタリな気がする。

朝には最適なスープを思わず一息で飲み切ってしまったので、次の料理へ。

やはり、朝食の王様といえば、オムレツであろう。

スプーンですくうと、きめ細かい皮から半熟の卵がこぼれ落ちる。

よくある外側だけに火を入れた、中がドロドロのオムレツではない。まさに半熟なのだ。ステーキでいえばミディアムレアだ。

だなんて、自分でもよく分からない感想を持ちながら、口の中へ。

卵の濃さに、身の毛がよだつほどの衝撃を与えられ、ツルンとしつつも歯ごたえを感じさせる外側と、ふわふわとした中身の食感のギャップ。

これだ! この食感だ! 私が求めていたオムレツの食感はこれだったんだ!

財宝を探し当てた冒険家はきっとこんな感想を持つのだろう。


「幸せ……」


つい感嘆の声が漏れる。


「喜んで頂けて何よりだわ。確かに、いつにも増して美味しいわ。料理人さんも張り切ったようね」


「ひゃりはんひぇもひょーひょひょいみゃふ?」


「ごめんなさい、私、魔族の言語に疎くて……」


おっといけない、つい口にものを入れたまま話してしまったり


「ングっ……マリさんでもそう思います?」

「ええ、これと同じ名前のものを食べるのは容易でしょうけど、同じものは中々無いでしょうね」

「そうなんですね! 堪能致します!!」


マリさんでもそう思うレベルのものを私は頂けたと知って、幸せ度合いが加速する。

アレックスもきっと後悔するだろう。ざまあみろ。

私に気を使ってなのか、マリさんは時折こちらに微笑みを返すだけで、話しかけてこなかった。

堪能しろ、ということなのだろう。


「さて、と……色々聞きたいことがあるでしょうけど、貴女は顔が広く割れてしまった。その事実だけでも身の振り方を考えるには十分でしょう? 私たちが食べ終わるまで考えておいてね?」


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