出会い
<桜の花は人々の心を癒す力がある。だが、桜には様々な都市伝説が存在する。その中には恐ろしいものもあるので、桜は美しくもミステリアスな花だ。>
智佳 「さて、明日から二年生か・・・どんなクラスになるんだろうな~」
私は白百合 智佳。明日から高校二年生になります。私の高校の生徒数は果てしなく多く、A~Sクラスまであります。なので、ほとんど知らない人と同じクラスになるので、入学時同様の緊張が走ります。
智佳 「もう今日は寝ようかな・・・」
そして、私は眠りに落ちました。
翌日
智佳 「ふぁ~あ、よく寝た~」
時計はまだ6時30分を指していました。まだ学校に行くには時間が有り余っています。
智佳 「始業式といってもいく時間は普段と変わらないから、別に新しい感がないんだよね」
そして、慌てる必要もなく準備をこなし、普通に時間に余裕をもって家を出ました。家を出た途端、突然突風が吹いてきました。その風に飛ばされたのか、ピンク色の年季の入ったリボンが飛んできました。
智佳 「わっ!」
すると、風上の方向から落ち着いた雰囲気で金髪ロングの女の人が
??? 「すみません~わたしのリボンこっちに飛んできませんでしたか?」
ちょうどそのリボンをキャッチすることができていたので、
智佳 「これですか?どうぞ!」
すぐに渡すことができました。すると、その女の人は笑顔で
??? 「ありがとうございます!このリボンはわたしにとって本当に大切なものなんです!」
そして、女の人は続けて、
??? 「ここで出会ったのも何かの縁ですし、一緒に学校に行きませんか?」
智佳 「はい、えっと、私は白百合 智佳といいます、二年生です」
まい 「じゃあわたしの方が先輩だね!わたしは山茶花 まい っていうよ!三年!」
そうして、他愛もない会話をしながら私たちは学校につきました。
まい 「それじゃあ、またどこかで会ったら~」
智佳 「では、ありがとうございました!」
やさしそうな先輩だったなぁ・・・さて、新しいクラスは何組になるんだろうな?そして私は校門付近にあるプリントを受け取りに行きました。
智佳 「なるほど・・・G組か・・・」
その後、教室へ向かいました。教室には既にある程度の人が来ていましたが、ほとんどが前のクラスの人の元へ行ってたり、前のクラスの人と関わっていました。
智佳 「私も前のクラスの友達のところに行こうかな?」
と思ったが、時間がなかったのでやめました。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、バラバラに行っていたクラスの人も自分の席に帰ってきました。朝礼の時間です。この軽い朝礼の後に始業式というスタイルです。そして、ふと周りを見てみましたが、知り合いは一人もいないようです。
先生 「それでは朝礼を始めます」
と、その時です。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
何かが全力で走ってくる音が聞こえました。
??? 「ごめんなさい! 寝坊しました!」
走ってきたのは桜色の明るい髪の毛でかわいらしいツインテール姿の女の子だ。汗だくで息を切らしている。よっぽど走ってきたんだろうな
先生 「・・・これからは気を付けるように」
??? 「は~い・・・ごめんなさい・・・」
やっぱり遅刻ギリギリの人っているんだなぁ。そうして、私達は始業式のため、体育館に向かった。始業式の後、教科書配布がありました。
先生 「教科書を配るが、名前もちゃんと書くようにな!」
やっぱり書かなきゃダメなんですよね・・・こんな時のために油性ペンを持ってきていて正解でした。そして、なんとなく左前方にいるあのツインテールの子の様子が気になったので見てみました。すると、
智佳 「うわぁ・・・あの様子、多分ペン持ってないんだな・・・」
と、ボソッと言ってしまいました。何故なら、あからさますぎるからです。
あっちをきょろきょろこっちをきょろきょろ・・・隣の人に話しかけようとするも、その一歩が踏み出せずオドオド・・・典型的なコミュ障のようです。仕方ない、見て見ぬふりはできないや。
智佳 「あの~・・・よかったらこれ貸そうか?」
??? 「え!?で、で、で、でも迷惑じゃ・・・」
智佳 「いいからいいから!ペンなくて困ってたんでしょ?」
??? 「あ、ありがとうございます!でも、どうしてわかったんですか?」
智佳 「だって、きょろきょろしてたり、オドオドしてたから・・・」
??? 「そうだったんですか・・・」
そして、その子は続けます。
萌愛 「えっと、わたしは桜 萌愛といいます!もしよかったら、わたしと友達になってくれませんか?」
ものすごく真っ赤になって言ってる・・・かわいい。
智佳 「私は白百合 智佳です。こちらこそ、よろしくお願いします」
そうして、私達は出会いました。
その日の帰り道
わたしが萌愛を誘って、一緒に帰ることになりました。
智佳 「そういえば萌愛って、家どこなの?」
萌愛 「え!えとえと・・・電車で来てるからちょっと遠いですよ、白百合さんはどこなんですか?」
智佳 「私はこの辺だから」
萌愛 「そうなんですか、近くでいいですよね」
智佳 「そういえばさ、萌愛」
萌愛 「なんですか?白百合さん」
智佳 「同級生なんだから敬語使わなくてもいいんだよ!」
萌愛 「ええっ・・・でも、それって慣れ慣れしいとか思われませんか・・・?」
智佳 「そんなこと思ったりしないよ!私達、もう友達でしょ!」
なんか恥ずかしいこと言った気がしました。が、
萌愛 「ほ・・・本当にいいの・・・?ち、、、」
智佳 「ち?」
萌愛 「ち、、、ち、、、、、智佳!」
萌愛はあからさまに赤くなっている。そこまで緊張するのだろうか。だけど、頑張って名前で呼んでくれたからお礼を言わないとね。
智佳 「萌愛・・・ありがとうね!」
萌愛 「・・・!こちらこそ!」
智佳 「それじゃあ、私の家はこっちだから!じゃあね!」
萌愛 「うん!ばいばい!」
かわいらしい女の子だったな・・・初日に友達ができて本当に良かった!そして、一日を終えました。




