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第1話

初投稿です。

チートや主人公最強に忌避感のある方は、戻ることをオススメします。

俺は異世界からの転生者だ。それも7回転生している。


嘘じゃないし、頭もおかしくない と思う…。


とりあえず、俺が死んだ直後から始めよう。




地球 2014年


俺の名前は慎太郎、日本で1番多い名字の佐藤さんのひとりだ。


たった10数年しか生きていない学生が言うのもなんだが、俺の人生は充実していた。

なぜなら、わざわざ友達を作らずとも楽しめる娯楽があったからだ。ゲーム、パソコン、読書などの娯楽に興味を持ち始めたのは、小学校のころだった。周りの生徒達はパソコンなどに興味をもつよりも外で走り回っているような年齢だ、そのなかで1人で分厚い専門書を読んだり、家のなかにいてパソコンを弄っているような子供がいたら普通孤立するだろう。

そして当然のようにいじめられた。


中学に入っていじめは更に加速した。発症した厨二病と相まって更にクラスから孤立した。

そこまできて状況が理解出来ないほど馬鹿ではないので、誰かと関わりを持とうとした。が、厨二病が邪魔をする。


俺はある日、殴る蹴る等の苛烈ないじめや、毎日のように浴びせられる罵詈雑言から逃れるために心に部屋を創って閉じ籠った。

すると、これまで苦痛だった暴力や暴言が他人事の様に、ディスプレイの向こう側で起こっている事のように感じ始めたではないか。


(これから心に創った部屋のことを『自分だけの世界』(マイワールド)と呼びます。ネーミングセンスについては、厨二病の時点で察して下さい。)


『自分だけの世界』(マイワールド)は外界のストレスを全てシャットアウトしてくれる。こんなに便利なものはないと思いながら、学校生活を自分なりに謳歌していた。


そんなある日。

その日は大雨が降っていて、雷もゴロゴロと不機嫌そうに鳴いていた。

近くのコンビニに、漫画でも立ち読みしに行こうと傘をさして家を出て暫くしたとき、


空から雷が降ってきた。


それも周りに高い木々や、電柱があるにも関わらずそれらをよけて、俺だけを狙って直撃した。

もちろん本人は、そんなことは知ることもなく黒焦げになり、心臓を停止させた。





「「「すいませんでしたぁ!!」」」


「はぁ!?」


驚くのも無理はないだろう、コンビニへの道を歩いていたら突然視界が切り替わり、真っ白な空間の中で3人の青年に土下座されているのだ。

それもよく見れば土下座してる3人の格好もおかしい。

右側で土下座する緑色の髪の大柄な青年は袋のようなものを背負い、左側で土下座する大柄な金髪の青年は幾つかの太鼓を繋げたものを背負い、真ん中で土下座する青年にいたっては神々しいオーラを放っているのだ。


「…」


「…」


微妙な沈黙の後、真ん中の青年が顔をあげ口を開いた。


「とても言いにくいのですが…。」


「なんだよ…」


「私の左右にいるこの風神、雷神のせいで、あなたを殺してしまいました!!!」


「はぁ!?」









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