今までの成果と、魔力の行方。
魔力に色がついて見えるイメージ,香りで魔力を感じる,魔力の音を聞く…とかとにかくいろんなイメージを広げながら練習して、とにかくいろんなことをやった。
これを全部説明すると、とっっっっても面倒くさいので今はやめておく。いつか機会があったらうんざりするほどの説明をどこかに記しておこうか。
さて、そんなこんなでたくさん練習と失敗を重ね、ついに魔力を具現化? して感じ取ることに成功した。やっと私の努力が報われた。
私が魔力をなにで感知できたかというと、音だ。何の音にも例えられない不思議な音だったり、はたまたどこか聞いたことがあるような音だったりする。
ある程度遠くても聞こえるから、音を覚えれば誰がどの辺にいるのかも分かると思う。
でもそのせいで制御ができなかった最初の方は頭の中が大混乱だった。だって想像してみてよ。聞きたくもない音がずっと頭の中で響いてるんだよ?
しかも最近は森の中にいて本当に静かで、耳を塞ごうにも聞こえるんだから、制御できないままだったらストレスがたまりまくって死にそうになったかもしれない。そしてこの苦しみを分かってくれる人が誰もいないという悲しみを感じた。
まあとにかくできるようになってよかった。今でもまだ、たまに音が抑えられないことがあったりもするけど、大体の場合は聞きたいときだけ聞けるようになった。
あと、最近気づいたのは、大体この世界にいる生き物は魔力を持っていたんだよね。
妖精たちの話によると、世界のバランスが崩れて、その余りが魔物を創る力になってるから……結局魔物は魔力でできているから魔力を持っている。動物は、この空間に普通にある魔力の影響を受けてるから……とかだったっけ?
確かそんな話だったような気がする。
魔物の話は、水みたいなことかなって思った。
水は、水蒸気が増えすぎると空気中に入りきらなくなった分が水としてでてくる。急に消えたりすることはない。
水蒸気は空気中に絶対あるから、いつでも魔法が使える。
自分で考えて、自分で言い得て妙だと思った。
たぶん、魔法を使って自分の体の中からなくなった魔力も、そこら辺にあるのだろう。
時間が経つと魔力が回復するのも、空気中にある魔力を取り込んでいるから。
そう考えると辻褄が合う。
我ながら、良いことに気づいたね。




