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今までの成果と、私の杖。


 魔力に色がついて見えるイメージ,香りで魔力を感じる,魔力の音を聞く…とかとにかくいろんなイメージを広げながら練習して、とにかくいろんなことをやった。

 これを全部説明すると、とっっっっても面倒くさいので今はやめておく。いつか機会があったらうんざりするほどの説明をどこかに記しておこうか。

 さて、そんなこんなでたくさん練習と失敗を重ね、ついに魔力を具現化?して感じ取ることに成功した。やっと私の努力が報われた。

 私が魔力をなにで感知できたかというと、音だ。何の音にも例えられない不思議な音だったり、はたまたどこか聞いたことがあるような音だったりする。

 ある程度遠くても聞こえるから、音を覚えれば誰がどの辺にいるのかも分かると思う。

 でもそのせいで制御ができなかった最初の方は頭の中が大混乱だった。だって想像してみてよ。聞きたくもない音がずっと頭の中で響いてるんだよ?

 しかも私は普段からうるさい音が苦手だし、耳を塞ごうにも聞こえるんだから、制御できないままだったらストレスがたまりまくって死にそうになったかもしれない。そしてこの苦しみを分かってくれる人が誰もいないという悲しみを感じた。


 まあとにかくできるようになってよかった。今でもまだ、たまに音が抑えられないことがあったりもするけど、大体の場合は聞きたいときだけ聞けるようになった。


 そして、魔法を使う時にいつも思っていたことがあった。

 魔法を使う時には、魔法の杖を使いたい! ということだ。

 別になくても魔法が使いにくいとかは無いんだけどね、杖とかあった方がなんかかっこいいじゃない? しかも自分専用のだよ。だから自分が好きなように作れる。

 ということで私の魔法の杖を作りたいと思います!

 では、まず杖の素材を選びましょう。

 最近作ったばかりの作業場に、杖に使えそうな素材を選んで並べてみる。

 いろいろあるけどやっぱり杖といえば木だと思うのよ。それでシンプルでかわいいデザインにしようと思うから、白い幹の木にしよう。例えば白樺とかユーカリとか。

 杖の先に綺麗な石をつけたりして…。想像が広がるな~。

 あと、長くしようか短くしようか。

 う~ん。


 たくさん想像をして迷いに迷った結果、30㎝くらいの真っ白な杖で、先に薄紫と薄い青の綺麗な透き通った石をつけて、棒の部分から何本か枝分かれさせて石を包み込むようなデザインにしてみた。土の妖精さんによると、その石はコスモオーラとか? いうやつらしい。

 我ながら結構綺麗に作れたと思う。初めてにしては上出来だ。

 でもこんなにうまくできたのもみんなの協力のおかげだね、って言ったら、「このくらいなら全然お安い御用だよ!」という返事が返ってきた。

 たくさんの妖精さんや狼ズのみんなに良い素材を探すのを手伝ってもらったし、特に水の妖精さんたちにはデザインを考えるのを手伝ってもらった。それにみんな乗り気で動いてくれた。優しい友達に囲まれて私は幸せ者だ。

 

 

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