表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/53

少女は、強くなりたい。


 ロディニアを仲間にして、一緒に住むことになった。

 1日目は時間がなかったので、私のベッドでモフモフの毛に包まれながら眠った。

 冬ならずっとそれもよかったのだが、やっぱりもうすぐ夏が来るので少し暑かった。

 だから、ロディニア専用の部屋を造る。別に寝られればどこでも大丈夫とのことだったので離れを作り、そこで過ごしてもらうことにした。大きい犬小屋みたいな感じだな。


 半日程で完成した。


「うん!いい感じに出来上がった!」

「そうだね~。ここなら快適に過ごせそうだね」

「私のためにここまで…本当にありがとうございます!!」

「いいっていいって~」

 

 このくらいなら簡単に作れるようになったからね!


 狩りが得意なロディニアが加わったことで、動物の肉が食べられるようになった。

 久しぶりのお肉は格別に美味しかった。

 獲物をそのまま持ってくるので、卸したり血を抜いたりしなければいけないのは困ったけど美味しいから………ね。しょうがない。うん。しょうがないんだよ。血を見たくないっていうのは無理だからね。慣れだよね。


 それからとっても嬉しかったのが、ロディニアに乗って移動することができるようになったことだ。

 試しに乗せてもらって少し走ってもらったところ、とても速くて楽しかった。これで移動がとっても楽になった。

 あの映画の姫を思い出してしまう。


 

 そしてそして~使いやすいナイフを作ってみました。ナイフというか、小刀? これを常に持ち歩けるようにベルトに固定したので好きな時に使える。いろいろなものを切ったり、どこかから攻撃されても少しは対応できるようになった。

 この他にも普通の長い剣や、クナイっぽいものとか弓などを作ってみた。あっても使えないと意味がないから毎日鍛錬でもしようかな。


***


 というわけでちょうど今朝練中です。

 こういうの本を読みながら密かに憧れていたんだよね~。強くなって戦えるようになってみたかった! いつかかっこいい身のこなしができるようになるはず!

 ナイフとかクナイはそこら辺の木に投げて、ちゃんと目標のところに当てる練習。弓はまず弦を引っ張る力がないからそこからの練習だ。長剣はシンプルに素振り。


 でも練習というものはいつか飽きてしまうものだ。

 なのでいまロディニアをモフモフしている真っ最中だ。鍛錬して、休憩時間にさっきからずっとモフモフしている。

 でも自分でやり切りたいので頑張っている。誰か私を褒めてほしい。

 なんて思っていたらリルがたくさん称賛の言葉をくれた。察してくれてありがとう。



 それを2週間くらい続けたら使えるくらいになった。結構人の成長って早いんだな~。

 体力もついたし、そろそろ自分で食料(動物)を捕りに行こう!


 お読みいただきありがとうございました。

 面白いと思って頂けたら評価などよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ