ジャガイモとチーズのガレット
初投稿です。よろしくお願いいたします。
黒くて大きい影が覆い被さってくる。
硬い指がスルスルと服の中に入り込み、お腹や太ももを這いまわる。
表面のカサついている指が肌に触れるとチクチクと少し痛い。
でも大きな手は一向に服の中から出ていってはくれない。
――お母さんには内緒だよ。
少し笑みを含んだ、あやすような揶揄うような声でそう言われる。
抵抗することも逃げることもできなかった。
それが恐怖のためなのかはよくわからない。
だが、身体はカチンと氷のように固まってしまう。
抵抗されないことに気をよくしたのか、
用心深かった手の動きは徐々に大胆になる。
肌の上と服の裏をすべるように進み、まっ平らな胸の上でぴたりと止まった。
指の腹が確かめるように胸の上を二、三回撫で、
まだ小さな膨らみすらないそこをぎゅっと強く摘まんだ。
痛さと衝撃にビクッと身体が動いてしまう。
――我慢できるよね? ✕✕✕ちゃんはイイコだもんね。
まるで注射を嫌がる子供を諭すような言い方だった。
イイコ、と胸の中で呟く。
我慢をすればイイコでいられるのだろうか。
イイコでいるためにはこの行為を我慢しなければいけないのだろうか。
しかし、誰からも愛されるイイコという響きはひどく甘美なものだった。
頭の上からは湿気を含んだ「はあ、はあ」という荒い息が聞こえる。
胸を撫でまわしているのと反対の手は膝から太ももを這うように進み、
ついにその指は下着の中へと侵入していき――
――おとうさん。
そこでハッと目が覚めた。
部屋の中は真っ暗だ。
だが、夜ではない。
分厚い遮光カーテンの隙間からは夕日のオレンジ色が覗いていた。
ベッドの端で身を起こした。
いつの間にか寝てしまっていたらしい。
シャツは寝汗でベタついていた。いや寝汗でなくて冷や汗なのかもしれない。
思い出せないが、なんだか怖い夢を見ていた気がする。
思い出せないし――思い出したくもない。
小さな手でぎゅっと胸の心臓あたりを掴んでみた。
心臓はドキドキしているのに、なぜだか体温はスッと下がったままだ。
どんどん目玉の奥が濁っていく感じがする。
自分の身体が、存在がとても汚く醜いもののように思える。
身体の内側から黒くて嫌なものが広がり、ぐるぐると気持ちが沈んでいく。
このまま身体ごと消えてなくなってしまえたらいいのに。
そのとき――背後でガタンッ、と物音がした。
恐る恐る……振り返ると――。
※※※※※※※※※※※※※※※
真っ暗な部屋だ。
はあ、はあ、と息が荒くなる。
額から汗が流れ、頬を伝い顎から雫になって落ちた。
ぽた、ぽた。
「痛って……」
そう呟き、思わず手のひらで目の上を覆った。
痛い。ものすごく眼球が痛い。
見なくともわかる。
おそらく白目が充血し、亀裂のような赤い血管が走っていることだろう。
室内は真っ暗だ。灯りをつけていないのだから当たり前だ。
真っ暗な空間の中でパソコンの液晶パネルだけが人工的な光を放っている。
画面右下の時刻を見れば、キーボードを叩き始めてからゆうに六時間以上が過ぎていた。
つまりそれだけの間、休憩もせずトイレにも行かず、液晶を見つめながらただただ指の上下運動に勤しんでいたことになる。
ふう――と息を吐くと、古比下は画面をスリープさせて椅子から立ち上がった。
ひと昔前のミュージシャンのような長めの髪の毛を掻き上げると、じっとりとした汗が手のひらを濡らして不快だった。
まあ、部屋を閉めきって空調もつけずに、発熱しがちなパソコンの前に長時間座っていたのだから汗みずくになるのも当然といえば当然だ。
古比下は分厚い遮光カーテンを開け、窓の鍵を外すと部屋の空気を入れ替えた。
だんだんと夕焼けが沈みかける頃の空は、人工的なパソコンの光とは違う、自然で優しい色を部屋に差し込んでくれる。おかげで少しだけ眼球の痛みが和らいだ気がする。
さて、と古比下は部屋を出た。そろそろ準備をしなくてはアイツになにを言われるかわからない。
廊下を数歩進むと右手側に扉がある。
物音ひとつ聞こえないが――きっといるはずだ。
外界を拒絶するように固く閉ざされた扉。
古比下はちらりと扉を見やったが、特になにをすることもなく、そのまま廊下を歩き、突き当りのリビングルームへの扉を開いた。
ファミリー向けの部屋らしいのでリビングルームは結構な広さがあった。
しかし、誰もいないリビングはシンと静まりかえっていて、一家団欒の雰囲気からはほど遠い。
古比下はまっすぐキッチンへと進む。
テーブルの上を横目にシンクの下を開けると――鋭く光る刃物が数本刺さっている。
その中でも一番手に馴染んだものを掴むと、古比下はゆっくりと引き抜いた。
※※※※※※※※※※※※※※※
ちよ子が突然の音に振り返ると――そこには真っ白な壁があるだけだった。
どうやら音の主は、この部屋の廊下を通り抜けて行ってしまったらしい。
音の正体が自分を脅かすものでなかったことに胸を撫でおろす。
小さな胸の左側――心臓の位置に手を置いてびっくりした心を落ち着かせた。
ほっとすると同時に、今度はお腹のほうからかすかな音が聞こえた。
クウ――という小さな音がなんの合図なのかはよくわからない。
けれど、お腹が空洞になったような感覚……寂しいような物悲しい感じがする。
ちよ子は少し考え、ベッドを下りた。
背伸びをしてドアノブを掴むと、くるりと回して部屋の扉を開けた。
用心深く廊下を見渡したあと、足音を立てないようにリビングに近付いた。
リビングの扉にぴたりと耳をくっつける。
……すると妙な音が聞こえてきた。
シュ、シュ、というなにかを削るような音。
ときおり金属がぶつかるような音も。
ちよ子はその音が気になって――そっとリビングの扉を開けた。
広いリビングは灯りがついておらず、夕焼け空の色に染まっていた。
ちよ子は音のするほうへトテトテと近付いていく。
まずはテーブルの影に隠れ、音のするほう――キッチンをこっそりと覗いた。
さすがに作業がしづらかったのか、キッチンの上の電気だけがぼんやり灯っている。
その下で大きな背中が小刻みに動いているのが見える。
なにをしているのだろう。
そう思い、ちよ子がテーブルの影から身を乗り出すと、ギッという椅子が動く音がした。
意図せず音を立ててしまったちよ子はビクッと肩を揺らす。
すると、大きな背中はこちらに気付き、ゆっくりと振り返った。
彼の持っている包丁がギラリと光る――。
※※※※※※※※※※※※※※※
背後の物音に古比下が振り返ると、テーブルの影に身を隠す女児の姿があった。
歴戦の忍者のようにしのんできた彼女は大きな瞳でこちらを見ている。
いや、その目は古比下を見ているというよりは古比下の手元を見つめている。
右手に包丁。左手にジャガイモ。
いくら幼児とはいえ別にジャガイモなど珍しくもなんともないだろう。
いや、待てよ――と古比下は思う。
現在、古比下の手元にあるジャガイモは皮むきを終え、白く透明感のある輝きを放っている。
もしかしたらこの女児は茶色い皮を脱ぎ去り、スッキリと垢抜けた状態のジャガイモを見たことがないのではないか。
そう思い、ジャガイモをサイリウムのように振ると、彼女の視線はしっかりとその動きについてくる。
「……ジャガイモの皮むき、する?」
古比下は彼女――ちよ子にそう尋ねた。
問われた彼女は大きく目を見開き、なにやら小難しい顔で逡巡している。
無視されるか。逃げられるか。
そういった可能性も視野に入れての発言だったが、意外にもちよ子は一大決心したような顔でポテポテ歩みを進め、こちらに近付いてきた。
さて、と古比下は困った。
提案しておいてなんだが、古比下は子供のことなどなにもわからない。古比下に子供はいないし、こんなに小さな生き物と暮らすのは初めてだ。
四歳児に刃物を持たせていいものなのか。いや、そもそも自分の持っている包丁はちよ子の手には大きすぎる気がする。
古比下は再びシンクの下を開いた。もちろんこの家に子供用包丁などという気の利いたものはない。果物ナイフであれば幼児の手でも持ちやすいだろうか。
いや、それでも多少手に余る気がする。それに先端の尖った果物ナイフをちよ子に持たせるのは抵抗がある。バターナイフなら安全な気がするが、さすがにそれで皮むきはできないだろう。
引き出しをガチャガチャ探っていると皮むき用のピーラーが出てきた。古比下は買った覚えがないのでアイツが用意したものだろう。
サッと水洗いをしたそれをちよ子に持たせてやると、彼女は不思議そうな顔でじっと観察し始めた。
これはなんなのか、どう使うのか、などちよ子は一切聞いてはこない。
だが、別に喋れないわけではないらしい。
ただ彼女は信用していないのだ。古比下たちのことを――いや、大人たちのことを。
しばらくピーラーをカチャカチャと振っていたちよ子だが古比下が「貸して」と言い、目の前でスーッとジャガイモの皮を剥いてみせると、目をキラキラさせ「それをよこせ!」と言わんばかりに手を伸ばしてきた。
貸すのは一向に構わないが、目の届かないところで使われるのは少々不安だ。ピーラーとはいえ刃物が付いていることに変わりない。
古比下はしばし考えると、ダイニングの椅子をひとつキッチンへ移動させる。そしてピーラーに夢中になっているちよ子を持ち上げて椅子の上に立たせた。四歳にしては明らかに小柄な彼女の身体はひょいと簡単に持ち上がる。
すると、ちよ子の視線は丁度シンクを見下ろせるくらいの高さになった。このままシンクの中にジャガイモの皮を落としてもらえばいいだろう。
古比下はビニール袋からジャガイモをひとつ取り出し、水洗いで表面の泥を落とした。そして小ぶりなそれをちよ子に手渡す。
ちよ子は濡れたジャガイモを見つめると、やや緊張の面持ちでピーラーの刃を入れ始めた。
キッチンに横並びになり、古比下とちよ子は初めての共同作業を開始した。
※※※※※※※※※※※※※※※
シュルシュルシュル……と隣ではジャガイモの皮がひも状になって落ちていく。
隣に立っている大きなオトナの手腕は見事なものだとちよ子は思った。
直視するのはまだ怖いので、横目でちらりと盗み見る。
正直、キッチンにいたのがこっちのオトナのほうで良かったとちよ子は思っていた。
この家には苦手なオトナと、苦手じゃないオトナがいる。
別に苦手なオトナになにかされたわけではないが、あの大きな身体と短く切りそろえられた髪、かっちりとした服装を見ていると嫌なことを思い出しそうになる。
一方、苦手じゃないほうのオトナは家にいることが多い。顔を合わせる機会が多いので慣れたというのもあるが、こっちのオトナは長い髪にゆるっとした恰好をしていることが多く、あまり嫌な気持ちになることがない。
それに長くてふわふわした髪の毛はおかあさんと少し似ていて安心する。
ちよ子は大きなオトナから授かったピーラーとかいう道具をジャガイモの皮に当てた。そのまま下に引くが、ジャガイモの表面を柔らかく撫でるだけで、茶色い皮が剥けていく気配はない。
何度か繰り返すが上手くいかず、茶色いままのジャガイモは未熟なちよ子を嘲笑うかのようだった。
そんなちよ子を見ていたオトナは、ぼそっと「角度が……」とかなんとか言い、自分の手首を動かし始める。
ちよ子も真似をして手首を動かすと、大人は満足したようにコクコクと頷く。そのままの形でジャガイモに再戦を挑むと、なんとシュルリという気持ちのいい音を立てて皮が剥けていった。
嬉しくなったちよ子は、茶色い皮をめがけて片っ端からピーラーを引いていった。茶色く薄汚れた皮やぽつぽつと黒くなった部分が面白いように取れていく。そして中からは綺麗な白い色が姿をあらわした。
自分もこうであったらいいのに、とちよ子は思った。
黒くて嫌な部分が簡単に取れてなくなればいい。汚く、よごれてしまった場所も一瞬で綺麗な白い色に戻ればいい。ちよ子はそう思って無心で皮を剥いていった。
真っ白になったジャガイモをオトナに渡した。すると、包丁を持った彼はシュ、シュと音を立てて、ジャガイモを薄く削っていく。なるほど。最初に聞いた音はこの音だったらしい。
薄くなったジャガイモをさらに細く切り、ぜんぶの大きさを合わせると、彼は大きなフライパンに油をひき、その上からジャガイモを入れた。
しばらくすると、フライパンからはパチパチという音が聞こえてきた。
「ちよこ。油跳ねるから」
彼はそう言ってちよ子を床へと降ろそうとしたが、椅子から降りるとフライパンが見えなくなってしまう。
ふるふると首を振り拒否の意を示すと、彼は少し考えてから椅子ごと後ろに下げて、ちよ子の位置をややフライパンから離した。若干、見えにくくはなったが、まあ仕方がない。ちよ子としては許容範囲だった。
フライパンの中のジャガイモは炒められ、どんどん透明な色になっていく。するとオトナは火を弱め、冷蔵庫からチーズの袋を取り出して、中身をざざっとフライパンに入れた。
冷えていたはずのチーズは熱によって徐々に温まり、ジャガイモに絡みつくようにトロリと形を崩した。
オトナはその上から黄色い液体を流しいれた。絵の具のような液体はフライパンの中をゆっくりと広がっていく。彼は長いお箸でそれを大ざっぱにかき混ぜた。
ふわん、といい匂いが鼻のあたりに広がった。
お腹のあたりがきゅっとして、ちよ子になにかを訴えているような感じがする。
不思議に思ってお腹の上をそっと押さえた。すると、隣にいたオトナがふっと微笑む。
「もうすぐ出来るから」
そう言うと、フライパンにお皿を被せてひっくり返した。
すると、お皿の上にはキツネ色のまん丸があらわれた。表面はカリカリと少し茶色に焦げ、全体的に黄色くてふんわりしている。
お月さまのようなそれを見ていると、またお腹がクウ、と鳴った。
「腹減ったな」
そう言われ、ああそうか、と気が付いた。
ちよ子はお腹が空いていたらしい。
オトナの顔をじっと見ると、うん――とちよ子は答えた。
※※※※※※※※※※※※※※※
帰宅するとテーブルの上に半月が乗っていた。
「なんだコレは」
「ジャガイモとチーズのガレット」
「なんだソレは」
「ちよこと一緒に作った。食わないの?」
「いや、食べるけども」
江鐘は椅子に腰かけ、いただきますと手を合わせた。本当はこういった食事前の挨拶は家族全員やったほうがいいのだと思う。しかし、ちよ子はもう寝てしまっているため、江鐘はひとりで手を合わせた。
フォークをガレットとやらに差し込むと、表面がサクッと音を立てる。そして柔らかい中身からはとろけたチーズが糸を引いた。チーズをこぼさないように口に運ぶと、ジャガイモのサクサクした歯ごたえと卵の優しい味がした。
「卵の味がする」
「卵入ってるからね」
「オムレツみたいだ」
「まあ、似たようなモンだよ。ほら、野菜も食いな」
古比下はガラスの器に入ったサラダをテーブルの上に置いた。
レタスサラダの上には半分にカットされたプチトマトが飾られ、カリカリに焼かれたベーコンが二枚、レタスの間に突き刺さっていた。
アイスクリームに刺さったウエハースみたいだ、と思ったが発想が子供っぽすぎる気がしたので口には出さなかった。
おそらくタンパク質が卵だけなのを気にして、ベーコンを追加したのだろう。この古比下という男は普段はガサツな癖にこういうところは実にマメだ。
ちよ子のことを彼に頼んで良かった、と江鐘はあらためて思った。
「――で、ちよ子がなにを手伝ったって?」
「ああ。ジャガイモの皮むきを、ものすごく真剣な顔でしてた」
「そうか。それはぜひ見たかったな。残念だ」
「今度、仕事のない日にでも一緒にやれば?」
「いや、あの子は俺のことを嫌ってるからな」
「嫌ってるっていうか……色々あるんでしょ」
男に対してはさ、と古比下は言った。
「お前も男だろう。なぜお前だけ平気なんだ」
「知らね。本人に聞けって」
古比下は鬱陶しそうに髪の毛を掻き上げる。
指の間からこぼれた髪が額に一筋、こぼれ落ちた。
「その髪のせいかもな」
「は? 髪?」
「長い髪は女性的に見えるからな」
「いや、俺ヒゲ生えてんだけど。どこが女性的なの?」
「そういえばあの子の母親もお前くらいの髪だったな」
「おい、人の話……」
古比下がなにか色々言っている気がするが、あいにく江鐘の思考はもう別のところにあった。ちよ子の母親のこと。そして父親のこと。今まであの子が生きてきた環境。年齢のわりに小さな身体。異様な口数の少なさ。
なにかしてやりたいと思う。困っているなら力になってやりたい。心からそう思う。
しかし、誰かの人生を助けてあげられるほど江鐘は強い人間ではない。いや、それどころか江鐘は弱い人間だ。不器用で、空気も読めず、世渡り下手だ。
自分の人生を歩いていくだけで必死で、たまに地上にいるのにゴボゴボと溺れたように息ができなくなるときがある。
家族も、仕事も、しがらみもすべて捨てて、高いところからポーンと身体を投げ出してしまえばどんなに楽だろうと考えたことだってある。
そんな情けないことばかりを考えている江鐘が、ちよ子に一体なにをしてやれるのだろうか。
わからない。わからない癖に、あのとき江鐘はちよ子の小さな手を引いて古比下の元に連れてきてしまったのだ。
「……」
せめて今、江鐘がしてあげられることは、安心できる家とふかふかの布団、そして美味しいご飯を食べさせてあげることくらいだろう。
「……まあ、食事はほぼお前頼りだが」
「ん? なんか言った?」
「いや、なんでもない」
江鐘はガレットの最後のひと欠けを口に運んだ。
初めて食べた料理なのに、なぜだか懐かしい味がした。
ジャガイモとチーズのガレット
■材料
ジャガイモ―――――――――――3個
卵―――――――――――――――3個
ピザ用チーズ――――――――――50g
塩コショウ―――――――――――適量
サラダ油――――――――――――適量
■作り方
①ジャガイモの皮を剥き、千切りにします。切るのはスライサーでも包丁でも子供用包丁でも構いませんが、火の通りにムラができないよう細さは均一してください。
②切ったジャガイモをボウルに入れて、しっかりめに塩コショウをします。
③別のボウルに卵を割り入れて、よく溶いておきます。
④フライパンに多めのサラダ油をひいて全体に馴染ませます。香ばしくしたい場合はバター、オシャレにしたい場合はオリーブオイルでも大丈夫です。
⑤ジャガイモをフライパンに敷き詰めて強火で焼いていきます。フライ返しでぎゅうっと押さえつけるようにすると良い感じに焼き色がつきます。
⑥強火のまま2分くらい焼いたら、ピザ用チーズを全体に振りかけます。チーズ好きな方は多めでも大丈夫です。
⑦チーズが溶けたら、その上から一気に卵液を流し込みます。
⑧卵液が全体に回ったらフライパンにフタをして、10分ほど蒸し焼きにします。
⑨全体が固まったらフライパンに平皿を被せてひっくり返し、反対面も焼いていきます。
⑩反対面も焼き色がついたらお皿に出して完成です。彩りにパセリやバジルを散らしても良いですが、無くても全然イケます。
レシピは大人ふたり分くらいの分量です。