最近良く見かける……
まず初めに。
特定の個人を批判するものではありません。あくまでも個人的な感想です。
最近、というか復帰してからになるけど、面白そうな作品を見かけるとついふらふらと立ち寄って、時間を忘れて読んでしまう。
休んでいる間はあまり読書をしていなかったから、その反動もあって読書欲というモノが沸き上がっているからだとは思うのだが、作品を読む前からちょっとがっかりすることが増えた。
目につくのが、「ポイントください」「☆をください」という単語並ぶ前書き後書き、そして時には粗筋にまでその単語を見かける事がある。
確かに自分で書いてみて、自分は面白いと思って書くのだから、他人からの評価は気にはなると思うけど……。じゃぁ一体ポイントを貰ってそれだけで満足なの? とも思ってしまう。
ポイントを入れるか入れないかは、読んだ人の自由だし、☆一つしか入らなくてもそれで満足なのだろうか?
上記の単語を書く方は、おそらく☆4~☆5が入る事が前提なのだろうけど、どこを目指しているんだろうと思っちゃうのは仕方ないかな。
評価されたいという思いは自分にもあるし、ポイントを入れてもらえたらそれは嬉しい。でも例えば書籍化を目指して執筆しているのであれば、評価されるのはポイントだけではないですよ?
当たり前に内容が良くなければ書籍化なんて夢のまた夢だし……。ポイントが多ければ目に留まる可能性もあるだろって? 確かに否定はしません。
ただ、ポイントを貰う事を主目的として作品を執筆しているのなら、考え方をかえたほうがいいんじゃないかなぁ?
なんというか……読む前から強要されているような気分になるし、あまりにも「くれくれ」はカッコ悪くない?
いや、するなとは言いませんよ。ただ限度というものがあると思いませんか? という呼びかけ。
ポイントや感想は読者の善意で有って、書き手側から強要するようなものじゃないと個人的には思う。ポイントを一杯貰ってランキングに載ることが目標ならば、それはそれで一つの目標なのだから特にいう事はありませんけど、それで、そこで、満足して終わりとなりますかね?
次はやっぱり、「ポイント一杯だから書籍化――」とかなりません?
一時期、自分がなろうにてROM専から、書き手側になったばかりの頃は、確かに自分も欲しいと願ったりはしていました。でもでもあるときふと気が付いたんですよね。ポイントが入らないのは自分の作品が『面白くない』『ジャンル的に読まないモノ』『興味がない』とかそういう事が複合的に重なっているからなのだと。
結局の所、作品が面白ければその分固定読者様は付いてくれるし、評価もされる。だったら自分が、自分だけが面白いと思う作品じゃなく、思ってもらえる作品を書けばいいんだと。
思っただけで書けるのなら苦労はしませんよね。だからこそ、多くの作品を読んで経験値や語彙力、表現力などを上げていくという、小さくてもコツコツの積み重ねが大事だと今更ながらに思うわけです。
個人的には……個人的にはですよ? 自分は感想とかを欲しいと書かれている作品の方が、まだ好感を持てます。
誰でも感想は欲しいでしょう?
今のなろう世界だと、感想やレビューはポイント換算しないので評価の対象外ですけど、だからこそ書いてくれるという事は、少しでも作品に対して思う事があったという事。
中には個人を攻撃したり、誹謗中傷するような内容を書く方もいらっしゃるので、一概には『感想の方が良い』とは言いませんけど。
自分が目指している、目標としている事の着地点を今一度考えて、していることが正しいのか誤りなのか、それによって自分の評価が高まるのか、低下するのか考える事も大事だと思います。
ここでは『おねがい』として表現しておきますけど、あまりにも露骨な『お願い』をして入ったそのポイントは、本当に『面白い』と思ってもらえているのでしょうか?
本当に面白いと思った作品には『何も言わなくても』ポイントは入ると思いますよ?
お読み頂いた皆様に感謝を!!
後書きにも書きますが、決して『誰』に向けて書いたモノではありません。攻撃するような目的で書いたわけではありません。
あくまでも個人的な感想です。