社蓄 落ち着いたのち使用する。
「悪い・・口が滑った、とりあえずやるにしても状況がいまいちわかってないんだが、、大変動ってなに?」
『・・・・そうですね、まずは状況説明ですね、サポートAIとコンタクトは終わっていると思いますが・・・』
「あぁ、さっきからずっと黙ってるみたいだけど」
『では、モニターの前に座り、接続してください』
「接続ってなんですかね?」
(ワタシガ 接続シマス)
お?そうか、ここに座ればいいのか?
(ハイ、体ノ一部機能ヲ使用シマス)
あいよーと告げ、促された椅子に座ると首の後ろから音がなり何か接続される、すると情報が大量に流れ込んできて、意識をうしなった。
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【我々の創造主達は、自分達の故郷フォーレンを環境を壊してしまったため、国々が協力しあい作った戦艦師団にて脱出をした。
元々探査で複数の惑星にに目星をつけていたが、そのなかで環境が整っていると思われる惑星ヘリオリアに、戦艦サーシャとその他の戦艦4隻と共に、惑星ヘリオリアにそれぞれ別々の場所に着艦した。
先住民であるヘリオリア民もみられ、そしてなによりも魔素という要素が発見された。ヘリオリア民が使用する不可思議な力の定義が魔法になる。
船団を組織を統率していたアルケイン大艦長は、コールドスリープで未だ眠っている多くの市民、議員や幹部勢などを起こすと、大きな混乱が予想とされ、まずは魔素及び魔法の解明と研究を優先し安全性や応用方法の確立をし、そしてヘリオリア民との異文化の交流を指示をだした。
研究は数十年をかけスリープ機能と研究者を交代しながら解明し、様々な魔法と利便性の高い魔道具を作成できるようになり・・・・そして大変動が起きる。
大変動前にアリスはメンテナンスの準備をしていたため区画の隔離で被害を最小限に納めたが、連絡の断絶と崩落による地盤沈下。
その後アリスは施設の維持に必要な作業ロボットで
区画の整理と素材確保と休眠を繰り返しながら、9000年ほどたったようだ。元々戦艦は強固に作られていたため、開発部の倉庫物資のやりくりでなんとか維持出来ていたようだ。】
目が覚めると以上の情報が詳細に頭のなかで飛び交い目がくらみ、頭痛のような違和感を覚える。
くそアリスが・・・・。でも、SFかと思えばファンタジーかよ・・・。魔法と魔素かなんでもありじゃねーか・・・・。
(謝罪 情報量過多ニヨル ブラックアウト。一時的ナ記憶分野二障害ノイズ発生・・・・。障害クリア。異常ナシ・・・、情報分配速度及ビ分量把握ノ再把握・・・データ下方修正・・・修正完了、・・・回答 魔素及ビ魔法ノ使用ハ可能デス)
次は頼むよ、本当に・・。
んでさらっと言われたけど魔法まじかーー。
後で試したいからよろしく。
「アリス、情報整理したいから時間もらうぞ、あと服くれ」と伝えると、アリスは呆れたような表情をしながら、返答をしてする。
『私は貴方の上の立場になるのだけれど、・・・いいでしょう、今後はアリスと呼ぶことを許可します、あと服は部屋から出て二つ右となりの部屋に既に置いてあるります、そこの部屋を今後は衛の部屋にしたから好きにしていいですよ』
「ハイハイ、アリス様々です、ありがとー」とアリスに声をかけ小走りで部屋を出る。
今さらだが真っ裸を見られるのは恥ずかしいしな。やはり羞恥心は大切。・・・おっとここだな。
扉が自動で開き中にはいると、様々な機械とベットの上に服が置かれており、ベッドの横に待機しているドラムタンク型の作業ロボットが、準備してくれていたのだろう。
インナーから靴とコートまで律儀に用意してあるのか。しかも俺の好きなゲームから再現したようなこの服は・・・。
(アリスカラノ謝罪ト推測)
ん?謝罪って?
(推定 貴方ノ記憶ニ触レ、貴方ヲ エラープログラムト 判断シタコト)
まー・・仕方ないのか?・・・よくはないけど。
前例なきイレギュラーみたいだし、俺の存在は。
(ワタシハ 貴方ヲサポートシマスガ、 アリスノ命令ハ拒否でデキマセン、ヨッテ アナタノ コレカラハ 貴方ノ行動シダイデス)
あー・・・まー・・うん、指令はやりますよ!
情報を貰って状況を理解したが、俺だけじゃどうしようもできないからな。外に出たいしね。
(・・・感謝シマス)
あいよ、さて、着替えたがなかなかいいんじゃなーい?似合うか?
鏡の前でポーズをとり、キメ顔する。
(・・・定義ヲ求メマス)
あ、はい・・・まぁいいや。
さてさて、服も着てようやく人並みに落ち着いたところで、サポートAIさーん。・・・・魔法ってどうやって使うの?
(・・・情報ヲダウンロードシマスカ?推定ダウンロード時間2067時間)
えっ!?また!?さっきのは?てか長っ!
(先ホドハ ゴク一部デス)
マジかよ。一旦なしで。ちっ簡単には使えないか。
(回答 使エマス、ワタシガサポートデ介入シマス ワード発言ヲ衛シテクダサイ)
マジかよ、さすがですね!サポートAIさん!!それでお願いします!
(・・・了承・・・認証の確認・・・ロック解除・・・・、左手前方ニダシテクダサイ、ワード【シールド】)
「オッケー!・・・シールド!!」
衛が左手を前にだしワードを言うと、左手のひらからモヤが出てきて、1メートルの正四角形の薄い壁になった。
「おー・・・・これが魔法?」
(回答 ハイ、体内ノ魔素ヲ 使用シ作成)
へぇー・・・・ん?体内って俺の?
(回答 衛ノ ボディデス)
アンドロイドなのに魔素あるの?
(衛ハ ガードナー博士作成ノ特注機体デス、活動エネルギーヲ 魔素ヲ元二使用シテイルタメ、体内精製及ビ貯蓄可能構造デス)
ということは、魔法の使いすぎでエネルギー切れもあり得る?
(回答 イエス エネルギー切レシタ個体ハ例外ナク機能停止、ユエニ体内ノ エネルギーガ15%ヲ切レル前ニ 魔法ノ使用ヲ停止予定)
危ないな・・・了解、補充はどうするの?
(現状 周囲ノ魔素ヲ自然補給シテイマス 1日デ容量ノ15%ホド回復デキマス)
なるほど、今の魔法でどれくらいのエネルギー使用した?
(回答 約3%)
そうか、ほかには何ができる?
(回答複数・・・次ニ・・・コレヲ・・・)
とサポートAIから魔法講義をうけていると、アリスからメインルームに戻れと放送が流された。