社蓄 出会い驚愕する。
と、とりあえず服だ!服をさがさねば!!と意識を切り替え探索を、再開する衛。
だが、部屋探せどもことごとく崩落していて使い物になら無い。
衛は時間もわからずただただ薄暗い廃墟をさ迷っている状況に苛立ちがつのって来ていて手当たり次第物に八つ当たり出した。
ちくしょー、本気で意味がわからない上に、裸で閉じ込められてイライラする!!
「このやろー!誰かでてこいやぁあ!!」と叫びながら、近くの破片を広いぶん投げる。
通路の行き止まりに当たり反響音が響く。
ちっ、それにしてもどうするか、、、。と考えていると、先程投げた先の通路から光がついた。
走って近づくと、扉のすき間の先から光が漏れている。
強引に扉を開くと、そこは椅子やコンピューターが複数置いてあり、稼働している様子だったので、なかにはいると、モニターが起動し、女性の姿が写し出された。
モニターに現れた女性を眺めていると、女性が話しかけてきた。
『個体ナンバーを答えなさい』
・・・は?何言ってるんだこの人。
「個体ナンバーってなんだ?」
衛が首をかしげると、女性は再び『個体ナンバーを答えなさい』と発言する。
意味がわからないので、衛は思いきって個体ナンバーとはなんぞやと質問をする。
『・・・個体ナンバーとは、貴方の個体登録ナンバーです』
意味がわからない。大丈夫かこの人。・・・正直に分からないし、ないと答えとこうか。
『・・・貴方の型番を答えなさい』
型番って・・・機械にでもみえてるのか?いつでも逃げれるように下がりながら、「人間なのでそんなものない」と答える。
『・・・貴方は一体何?』
んー、、直接的だな。
「人間の最護 衛。日本人、こっちからも質問してもいいか?ここは何処だ?人は何処だ?なぜ俺はここに居る?」
『・・・ここは惑星ヘリオリア、そして戦艦サーシャの内部、人は・・・居ない。900年前の大変動で、戦艦サーシャは大破し、乗っていた人間は全滅したと思われる。・・・貴方は何?何処から来た?日本人とは?データにそのような人種は居ない。』
えー・・・?え?どういうこと?戦艦?大変動?全滅?日本人が居ない?駄目だ。理解できない。というかしたくない。
衛がうつむき、考え込むと女性が話し出した。
『私は戦艦に搭載されていた、統合型上級パーソナルAI アリス、変動後一部の区間を隔離し保存・維持を勤め、他の機能は休眠させていました、外の状況はわかりません』
「AIって人工知能?君が?」
『はい、そして貴方も』
「・・・・・は?はぁぁああ?何言ってるんですかね?」
『貴方は紛れもなくアンドロイド、スキャンデータ参照』
女性の横に自分らしき画像データを表示させ、体の内部を表示する。部屋に入ってきた時にとられた顔は元の顔ではなく見知らぬ誰かだった。
『ただ貴方は登録されている型番に合うアンドロイドは該当がない、貴方は誰にいつ作られた?』
「嘘だ!何言ってんだお前!!俺は俺だ!!最護 衛だ!」
『記憶分野に深刻なエラーがある模様、メンテナンスをします』
「違う!人間だっていってるだろうが!!ふざけるな!」
『・・・強制終了後、メンテナンスします』とアリスが発言すると目の前が黒く染まった。